ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「サービスで勝負!?」〜vol.641〜』では、ホリエモンが人気カメラマンになるために欠かせない要素を紹介。
今回取り上げた質問は、「今年の5~6月、都内にフォトスタジオを開店しようと思っています。主力商品は七五三祝い、成人式(振袖)、その他各種記念写真の予定。子供写真の分野で圧倒的な強さを見せているスタジオアリスと比較されるのは必至でしょう。
私はカメラマンの下で修行をしたことがありませんが、Web制作をしており、業界のことも勉強しているため、自分がスタジオを経営すればもっと上手くやれると思っています。美容室やネイルサロンを併設する等、何かもっと喜ばれること、便利なことはないか日々考えているのですが、思考が頭打ちしてしまいます。堀江さんはスタジオのビジネスモデル、将来性はどう思いますか?」という質問。
ホリエモン「場所の貸出なら『スペースマーケット』が優秀だよね」
ホリエモンは、「コスプレイヤー向けの様々なシチュエーションの部屋を用意するサービスとか、非日常の写真が撮れる女子会向けサービスとか色々あるよね」と回答。
フォトスタジオを始める質問者にホリエモンが送るアドバイスは、「変わったシチュエーションでの撮影を可能にするサービスの提供」といいながらも、「スタジオはやらない方がいいんじゃないかな……」と本音を漏らした。
その理由は、場所の貸出だと「スペースマーケット」という強力な先行者がいるためだ。スペースマーケットは、使われていない様々な場所を撮影や結婚式用、イベント用に時間単位で貸し出せるサービスで、そのラインナップがとにかく豊富。一般的な会議室からお寺、さらには無人島まであらゆるスペースを利用できるのだ。
おまけにスペースマーケットは、値段もそこまで高くない。おそらくいまからフォトスタジオを開いても、シチュエーションのラインナップではスペースマーケットに敵わないだろう。なのでホリエモンは、スタジオ(場所)を作るのではなく、場所はスペースマーケットで借りて、撮影サービスを始めるようオススメした。
ホリエモン「カメラマンに大事なのは、技術だけじゃない!」
サービスで成功しているカメラマンの例として、ホリエモンは自身の元マネージャーを紹介。「ぶっちゃけ、写真はそこまで上手くないんだよね」と腕前を評価するが、それでも彼女はかなりの人気を獲得しているという。
その理由をホリエモンは、子どもの扱いが上手いからだと説明。写真撮影では子どもと接することが多いため、一度気に入られると子どもから「次も〇〇さんがいい!」と指名されるのだという。
つまり、一見技術商売に見えるカメラマンだが、実はコミュニケーション能力が成功をかなり左右する。タレントとして活躍中のホリエモンチャンネルアシスタント 寺田有希氏も、これには完全に同意。カメラマンには、技術とは別の次元で「撮ってもらいやすさ」が存在するのだという。
目立ったウリがなくても、客との相性さえ良ければ、カメラマンは仕事を獲得できる。一方、フォトスタジオなどの場所を扱うサービスでは固定費用もかかるため、仕事の継続自体が困難になることも。既にスペースマーケットという優れた先行者がいるのだから、場所に関するサービスはそちらに任せて、身軽な状態で客との関係を築いていくというのが、ホリエモンの想定するプランだ。
サービスを展開するとなると他にはない強みばかりを考えてしまいがちだが、独創性がなくても仕事はできる。特にFace to Faceでのやり取りが多いカメラマンなら、客との接し方を少し工夫するだけで驚くほどリピーターが増えることもあるだろう。
ホリエモンがカメラマンンの資質について語った『堀江貴文のQ&A「サービスで勝負!?」〜vol.641〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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