ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「◯◯はネットと相性がいい!?」〜vol.639〜』では、ホリエモンも大注目のこれからネットを席巻しそうな意外なジャンルを紹介。
今回取り上げた質問は、「Skypeを使ったオンラインのメンタルケアサービスを考えています。ただ、メンタルケア自体、スポーツアスリートや欧米社会で根付いている一方、日本ではそこまで浸透している感がありません。逆にチャンスとも言えるのですが、トレーナーの相互評価の仕組みがあれば、日本でもそれなりに受け入れられるのか、それとももっと根本的なマインドを変えるほどのマーケティングが必要になってくるのか教えていただけますか?」という質問。
ホリエモン「パソコンを扱う診療、薬局が増えるのでは?」
ホリエモンは、「さあ? それはやってみないと分からないね。知り合いとかでテストマーケティングをしながら、軌道修正していくしかないのでは?」と回答。
細かい部分はやってみないと分からないとはいえ、「カウンセリングの需要は確実にある」と質問者の発想を認めるホリエモン。質問者のいうように、カウンセリングはスポーツアスリートの間では確かに根づいている。
例えば、ゴルフ。ホリエモンによれば、丸山茂樹氏クラスのトッププロであっても、パターのミスのような初心者並みのミスを犯すことがあるらしい。その原因になるのが精神的な不調だ。
どんなに上手な人でも失敗することはあるのだが、実力がある人ほど自分のちょっとしたミスをずるずると引きずってしまう。偶然のミスによって負のスパイラルに陥り、結果ミスを繰り返してしまうのだ。
そうならないようにサポートするのがメンタルカウンセリングの役割。あの宮里藍氏も、メンタルコーチがついて一気に成績が伸びたことがある。一流スポーツ選手にとっても、カウンセリングは大きな手助けになるのだ。
ホリエモン「カウンセリングとオンラインは相性が良い!」
とはいえ、ほとんどの人はよほどのことがないかぎりカウンセリングを受診しようとは思わないだろう。カウンセリングが広い分野で有効だと分かってきた一方で、「カウンセリングに行くの恥ずかしい」と考える風潮もまだまだ存在している。 また、カウンセリングを受診したいとは思っても、精神科に通う姿を人に見られるのが怖くて一歩を踏み出せない人もいるだろう。ホリエモンは、「『精神科はカッコ悪い』という風潮があるからこそ、ネットとカウンセリングは相性が良いんじゃないかな」と考えている。
ネットなら病院に通う姿を目撃されることはないし、体を動かす元気が湧かなくてもクリック1つで相談することができる。ネットのせいでメンタルを病む事例はよく聞くが、逆にネットによってメンタルを救われるケースもこれから多くなるかもしれない。
人になかなか言えない悩みという意味では、今回のゲストであるウンログ株式会社の代表取締役 田口敬氏が運営する毎日の排便を記録するライフログアプリ「ウンログ」も同じ。排便に関する話題もなかなか口には出せないが、アプリでならクローズドな環境で密なアドバイスを受けることができる。
とはいえ、まだまだネットとカウンセリングの融合例はそこまで多くない。これからのネット業界のキーワードの1つは、「メンタルケア」なのかもしれない!
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