春になり、いよいよ就活も本格化。企業研究を行っている就活生の方も多いのではないだろうか。外資系コンサルは高い人気を誇っているが、激務という印象もなくはない。外資系コンサルの実際の業務内容や待遇はどのようなものなのか、気になることも多いと思う。
したがって今回は、外資系コンサルにスポットを当て、外資系コンサルの仕事内容や仕事のハードさ、収入についてまとめてみた。
外資系コンサルってどんな仕事をするの?
コンサルタントの仕事は、企業の経営上の課題を解決する手助けをすること。クライアントである企業が抱える課題の調査、分析、第三者的な視点からの経営戦略の提案、その実行のサポートなどが具体的な仕事内容となる。コンサルティングを業務とする企業をコンサルティングファームと言うが、コンサルタントは、このコンサルティングファームに所属してチームでプロジェクトに取り組む。
チーム内ではプロジェクトの責任者、課題解決のための仮説を立てるコンサルタント、情報収集や資料作成を行うジュニアコンサルタントなどの役割が各々に割り振られることになる。新卒採用された学生は、ジュニアコンサルタントとして働くことが多い。コンサルタントと言っても、入社してすぐの時期には、議事録の作成やまとめ作業などの地道な仕事がほとんど。
日系コンサルティングファームと外資系コンサルティングファームで仕事内容が大きく異なるということはないが、外資系コンサルティングファームでは社風に外資系らしさが表れるようだ。外資系コンサルティングファームでは社員同士が遠慮なく意見を戦わせる企業文化が形成されており、社員一人ひとりが自立して仕事を行うことが強く求められる。
外資系コンサルは激務って本当?
先に述べたように、コンサルタントは、クライアントとなる企業の課題を解決することが仕事である。つまり形のないものが商品だということ。クライアントにとってベストな提案をしよう、クライアントに上手くプレゼンをしようと考えると、どうしても与えられた時間を最大限使うことになる。終電で帰れないことや土日に仕事をすることも覚悟しておくべきだろう。
また、外資系コンサルでは成果主義を導入する企業も多く、そうしたプレッシャーの存在が激務という印象につながるのかもしれない。しかし一方で、日々の仕事で得られる刺激や責任のある仕事を成し遂げたときの充実感は何ものにも代え難く、外資系コンサルがやりがいのある仕事だということも確かだろう。
外資系コンサルの年収ってどれくらい?
外資系コンサルは高収入という印象があるが、実際にはどの程度の収入を得ているのだろうか。
外資系コンサルは日系コンサルと比べて成果主義をとる厳しい環境であることが多いが、その分給与が比較的高い。外資系コンサルティングファームのパートナー(経営層)は、約3,000万円〜5,000万円(プラス業績給)もの年収を得ているようだ。
新卒や第二新卒のアナリストの平均年収は、650〜800万円と言われており、外資系コンサルタントになったからと言ってすぐに超高収入が得られるわけではないが、アソシエイト(MBA取得者)は年収1,200〜1,500万円。勤続して一定の成果をあげることで大幅な昇給が見込める。やはり高い収入を得たいという人にとって、外資系コンサルは魅力的な職業であると言えるだろう。
コンサルタントは責任が重くハードではあるものの、高収入な仕事だと言えそうだ。特に外資系コンサルでは自立した仕事ぶりが求められ、自分の力を試すことができるといえるだろう。やり甲斐のある仕事がしたい!という方は、外資系コンサルへの就職を考えてみてはいかがだろうか。
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