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「ガラス製インプラントは巨大市場になる」 ホリエモンが“暗雲立ち込める”ガラス業界をズバッと予測

野口直希

2016/03/10(最終更新日:2016/03/10)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.619〜まだまだ変われる!?〜」では、業界再編が噂されるガラス業界の未来についてホリエモンが語った。
 
 今回取り上げた質問は、「ご存知とは思いますが、『ガラス製造はもう必要ないから統廃­合するように』と、政府からお達しが出ました。そこで質問ですが、ガラス会社は今後業界再編したとして、どのように事業拡大すべきだ­と思いますか。

 例えば富士フイルムはフィルム事業からデジカメ、バイオや化粧品へと­他業種展開して成功しています。富士フイルムはフィルム事業のポリマーなどの技術を展­開できて成功できましたが、ガラス会社もこのように生まれ変われると思いますか?」という質問。

ホリエモン「東レのように、業態転換することはきっとできるはず!」

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 ホリエモンは、「別に業界再編する必要はないと思うけどね。生まれ変われると思うよ。例えば、ガラス技術を使ったFRPの事業とか」と回答。

 国内需要などの関係で2015年に経済産業省から再編を求められたガラス業界だが、「ガラス自体がなくなることはない」とホリエモンは解説。FRP(ガラス繊維を入れることで強化したプラスチック)など、これからはガラスを応用した技術が求められることになるのだそう。
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 業態の展開に成功した企業は、過去にも例がある。ホリエモンがその代表として紹介するのは、東レ株式会社だ。東レ(東洋レーヨン)はその名の通り、レーヨン(絹に似せた再生繊維)を取り扱う会社だったが、繊維不況に見舞われた際に業態を転換し、今ではカーボンのFRPで世界トップシェアを誇っているという。

 優良企業として名が挙がることも多い東レのように、業態転換は大きなチャンスでもある。だから、ホリエモンはガラス業界にもまだまだ未来はあると考えているのだ。

ホリエモン「インプラントをガラスで作ってみるのはどうかな?」

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 ガラスに関する素材技術を豊富に持っている各社は、ノウハウを活かせる可能性がまだまだあるため業態転換に成功する見込みは高いというホリエモン。一時は需要がなくなったと思われる素材でも、新しい製品の登場で需要が再燃することは少なくない。

 今回のゲストで溶接や木工など多彩な設備でモノ作りをサポートするTechShop Japan代表 有坂庄一氏は、商社マンと話した際に「スマホの登場で新たな素材の使い道が見出され、ガラスなどの売り上げがかなり上がった」と言われたことがあったという。

 そして、今度は3Dプリントの登場で再び需要の創出があると予想されているという。新たな使い道さえ見つかれば、素材業界は何度でも息を吹き返すことができるのだ。
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 ホリエモンも「荒唐無稽かもしれないけど」と前置きしながら、ガラス利用の新たなアイデアを提案。それはインプラント(人口歯を埋め込む技術)だ。

 ホリエモンが提案するのは、インプラント用の歯をガラスで作るというもの。ガラス加工の技術を応用すれば、歯を自由にデザインすることだって可能になるかもしれない。

 このように、素材会社には無限の可能性がある。業界再編を恐れなくても、まだまだガラス業界には闘っていく余地がありそうだ。

  ホリエモンがガラス業界の未来について語った「堀江貴文のQ&A vol.619〜まだまだ変われる!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!

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