ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.615〜Microsoftはまだまだ!?〜」では、ホリエモンが新型SurfaceからMicrosoft Band、Microsoftストアまで、2016年開始時のMicrosoft(マイクロソフト)を徹底レビュー。
今回取り上げた質問は、「Microsoftがモバイル分野で完全に出遅れていますが、覇権を握ろうと相当に力を入れたSurface Pro 4、Surface Bookを発表しました。ニュースを見る限りなかなかの製品だと思いますし、前評判はいいようです。デザインは微妙ですが、MacBook Proに本気で対抗しようという意気込みが伝わります。
サティア・ナデラCEOが就任してから、Microsoftはいい方向に改善していると思いますが、現在のMicrosoftはいかがでしょうか。今回のSurfaceシリーズで、世界のモバイルOSの主流を握っているAppleとGoogleに対抗できると思われますか? また、ホリエモンの莫大な財力を以って、Surfaceシリーズ全てをご購入されますか?」という質問。
ホリエモン「CEOが変わってから、Microsoftは意外と良くなっているよ!」
ホリエモンは、「購入しないね。現状のMacBookに特に不満は感じない。僕はUnix使いだし、NextOSベースのOS Xは使い勝手がいいね。今までWindowsでユーザーの期待を散々裏切ってきたので、逆襲は当分難しいかなぁ……。Windows Phoneが比較的売れている地域があるのが救いかな……。
やっぱりパソコンの置き換えでタブレットを使う人は、スマホを使っている人数からすればかなり少ない。主戦場はあくまでスマホだからね」と回答。
ホリエモンは、スマホが主流になっている現状から言えば、Surfaceには「なぜキーボードを付けるのか全く分からない!」と思っているという。これに対して、今回のゲストで溶接や木工など多彩な設備でモノ作りをサポートするTechShop Japan代表 有坂庄一氏は、「Surfaceはパソコンの代わりとしてなら悪くない」と条件付きだが高評価。
つまりSurfaceは、スマホが当たり前になっている世代というよりは、これまでWindowsのパソコンを使ってきた人たちからの乗り換え機として好評なようだ。ホリエモンも「保守的な層からすればSurfaceはまあまあ良いみたいだね」と評価している。
さらにホリエモンは、つい最近シアトルのMicrosoft本社を訪れたという。それを通じての総評として、「サティア・ナデラがCEOになってから、たしかに良くなってきている」と前向きな答え。
加えてそこで、Microsoftの新しいウェアラブルデバイス Microsoft Bandを購入(日本では未発売)。「ぶっちゃけ、Apple Watchよりカッコよくてスワイプもしやすいんだよね」とこちらも上々。「Microsoft Bandは使ってもいいかも」とかなり気に入った様子だ。
ホリエモン「まだまだ変わりきれていない!」
個人的な好みで使わないものもあるものの、全体的に「Microsoft製品は意外に良い!」と高く評価するホリエモン。しかし、そんなプロダクトの評価が高まりつつあるMicrosoftにも決定的な欠点があるという。
「それは、Microsoftストアが致命的にカッコわるいこと!」だと話す。スタッフの見た目や購入品を入れる紙袋がとにかくダサイのだという。
「こういうところが、まだまだ変わりきれていないんだよね……」とホリエモンは結論づける。製品は良くなっているのに、細かいところまでブランディングを徹底できていないため、未だにMicrosoftは昔のイメージを覆せていないのかもしれない。
もちろんプロダクトの質は重要だが、いまやIT企業にはイメージ、ブランド戦略は欠かせない。Appleの一貫した戦略からもそれは周知の事実だろう。イメージは、細かなところまで理念を浸透させることで初めて構築される。
ホリエモンが「まだまだ『変わりきれていないMicrosoft』って感じでダメなんだよ」と言うように、改善はしているもののあと一歩及ばずというのがMicrosoftの現状だ。
ホリエモンがMicrosoftの現状について語った「堀江貴文のQ&A vol.615〜Microsoftはまだまだ!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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