前回の『スティーブ・ジョブズから学ぶ「イノベーションの考え方」:スキマ時間にサクッと学べるビジネス英語』に引き続き、海外留学のEFの記事より、スティーブ・ジョブズが残したいくつかの言葉をご紹介する。スティーブ・ジョブズの言葉から英語も学ぼう。
Lesson1 「have to ~」:~しなければならない
by On Being“You can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future.”
訳:未来を見て点と点を結ぶことはできない。過去を振り返ってはじめて繋がりを理解することができる。だから、その点は、どうにかして未来で結ばれると信じなければならない。
今やっていることがどんなに遠回りでも、成し遂げたい未来を信じ続ければ、それが実を結び大きな成果になる。また、言い換えれば、機が熟せば自ずと過去にやってきた自分のあれこれが財産となっているということではないだろうか。
さて、ここで英語学習。この文章内に登場する「have to 〜(〜しなければならない)」。よく「have to〜」と一緒に覚えたのが、同じような意味を持つ「must」ではないだろうか。
ただ、「must」と「have to〜」では、少しニュアンスが違うので注意が必要。「have to〜」は、外的要因が関係したときにも使うことができる表現だが、「must」の場合、外的要因は関係なく、「“自分の意思”で〜しなければならない状況」の時に使用する。
例えば、「I must go to the hospital」の場合、自分で体調が悪いことを自覚した上で、病院に行かなければならないといった意味になる。覚えておこう。
Lesson2 「more ○○ than~」:~よりも○○
by David Geller“Quality is more important than quantity. One home run is much better than two doubles.”
訳:量より質が重要だ。2本の二塁打より、1本のホームランのほうがずっといい。
世の中をあっと驚かせるためには、小さなヒットを狙うのではなく、1本のホームランが必要だということ。なかなか難しいことではあるが、イノベーションを起こすためには中途半端な気持ちではダメだ。常にチャレンジし続けることが重要ではないだろうか。
それでは、英語学習に移ろう。この文章では、比較級の表現が2回登場する。「more ◯◯ than」を使えば、「〜よりも○○」といった比較表現となる。
例えば、例文の「more important than」であれば、より重要といった意味合いになる。また、後半に登場する「much better than」は「〜よりずっと良い」といった意味。この表現はワンフレーズとして覚えておこう。
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