HOMEビジネス 【独学OK】難易度低めで、就職や仕事に有利な資格とは?資格試験難易度ランキング

【独学OK】難易度低めで、就職や仕事に有利な資格とは?資格試験難易度ランキング

粕谷満子

2016/02/26(最終更新日:2020/09/25)


このエントリーをはてなブックマークに追加

「就職や仕事でのスキルアップのためになにか資格を取りたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。

本記事では、資格取得の難易度は低めにもかかわらず就職や仕事に役立つ資格や、独学でも取得できる高難易度の資格をそれぞれご紹介します。

簡単に取れる資格や、独学でも取れる資格を知りたい人はぜひ参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • 資格試験の難易度
  • 資格試験の難易度は低めで、就職に強い資格5選
  • 独学で取得可能な難易度の高いおすすめ資格3選
 

資格試験の難易度は?

「資格を取りたいけど、どんな資格を取ったらいいのだろう……」と悩む人も多いのではないでしょうか。

日本には、約1200個にものぼる資格があります。たくさんある資格の中で、就職や転職の際に役立つ資格は300個弱あるといわれています。

簡単に取れる資格とは、短い勉強時間で取れる資格であるという考え方と、合格率が高い資格であるという考え方があります。

本記事では、勉強時間も考慮に入れた上で、合格率が高い資格を簡単な資格、合格率が低い資格を難しい資格だと考えて、資格をご紹介します。

最も合格が難しいといわれる資格試験は、「国家公務員総合職」です。

国家公務員総合職の受験資格は大卒以上。また合格率は、約7%と大変低いです。

また、続いて難易度が高い資格は、医師・公認会計士そして司法試験などがあります。医師免許は大学医学部の卒業が必要であり、卒業するのに6年もかかる上、進級は簡単ではありません。

公認会計士の勉強は6000時間かかるといわれていて、合格率は10%程度。司法試験も毎日5時間の勉強で3年かかるといわれています。

逆に簡単な資格は、1ヵ月程度真面目に勉強したら取れる資格もあります。「資格を取るために1ヵ月は長いな」と思う人もいるかもしれません。

しかし、上記でご紹介した難易度の高い資格は、3000〜6000時間かかるといわれています。難易度の高い資格と比べると1ヵ月で取れる資格は比較的簡単な資格であることがわかるのではないでしょうか。

 

資格試験の難易度は低めで、就職に強い資格5選

「難易度の高い資格はハードルが高い」「まずは簡単な資格からチャレンジしたい」という人にむけて、まずは、資格試験の難易度は低めですが、就職や転職に強い資格をご紹介します。

スキルアップのために勉強を始めたい人や、自分のためになる資格を取りたい人は参考にしてください。

 

1.日商簿記

難易度が低めなおすすめ資格の1つ目は、日商簿記です。

簿記とは、お金やものの流れを記録して、儲けや借金がどれだけあるのかを計ること。

日商簿記は企業の事務業務にも必要とされる資格で、どんな会社でも通用します。また、私生活でもお金の運用が上手になるメリットもあります。

日商簿記は、3級から1級まであり、自分に合った難易度を選べるところが特徴です。特に3級は人によっては、集中して勉強すると1週間の勉強で取れるほどの難易度だといわれています。

合格率は、約50%と高く、初心者でもハードルが低く資格獲得を目指せます。

就活やキャリアアップのために受験する場合は、2級を目指すといいでしょう。

 

2.TOEIC

難易度が低めなおすすめ資格の2つ目は、TOEICです。

国際コミュニケーション英語能力テストともいわれるTOEICは、ほぼ全ての会社に使える資格で、英語を使うことが多い会社では必須のところも。

他の資格と違って、TOEICは合不合の判定はなく、点数として自分の能力が開示されます。

TOEICの満点は990点。履歴書に書くためには、平均点より上の600点以上を目指しましょう。

グローバルに展開している企業の場合は、独自の点数ラインを設定している場合もあるので、自分の受けたい企業を事前に調べて、点数の目標にしてもいいでしょう。

TOEICは、様々な参考書が発売されていて勉強も始めやすい資格なので、資格の勉強初心者や、英語を学びたい人にもおすすめです。

 

3.秘書検定

難易度が低めなおすすめ資格の3つ目は、秘書検定です。

秘書検定とは、秘書としてどれだけの能力を有しているのかを証明する資格です。

「秘書になる予定はないな」と思う人もいるのではないでしょうか。

秘書検定では、秘書として求められる能力だけではなく、一般的な言葉の使い方や電話対応などの社会人としての常識が問われます。

一般的なビジネスマナーを身に着けたいと思っている人にもおすすめの資格です。

秘書検定は、3級、2級、準1級、1級と別れています。3級や2級は、合格率が約70%で、かなり高い合格率です。

学生の場合はまずは、秘書検定3級から目指してみてはいかがでしょうか。

 

4.宅地建物取引士

難易度が低めなおすすめ資格の4つ目は、宅地建物取引士です。

宅地建物取引士は、別名「宅建」「宅建士」と呼ばれている国家資格で、人気の資格です。

宅建の仕事は、その名の通り、不動産取引のプロフェッショナルです。

合格率は、約20%とそこそこ低いですが、他の国家資格と比べると、ハードルは低いといえるでしょう。

 

5.ITパスポート

難易度が低めなおすすめ資格の5つ目は、ITパスポートです。

ITパスポートは、IT社会である現代において非常に需要が高い資格です。

同じく国家資格である、基本情報技術者試験の一段回下の資格なので、ITに疎い人や自信がない人でも基礎から勉強を始めれます。

国家資格であるITパスポートの合格率は、50%です。

国家資格でありながらも高い合格率を誇るため、忙しい社会人にも人気の資格です。

 

独学で取得可能な難易度の高いおすすめ資格3選

「難易度の高い資格を取得して、他の人と差をつけたい」と思っている人もいるでしょう。

難易度の高い資格は大学や専門学校に入らないと取れないのではないかと思いがちですが、独学で取得できる資格もあります。

次は、独学でも取得可能な難易度が高めの資格をご紹介します。

難しい資格に挑戦してみたい人はぜひ参考にしてください。

 

1.ファイナンシャルプランナー技能士

独学で取得できるおすすめ資格の1つ目は、ファイナンシャルプランナー技能士です。

ファイナンシャルプランナーとは、個人の資産運用に対してアドバイスをする仕事なので、実生活にも運用できる資格です。

ファイナンシャルプランナー技能士は、級別に難易度の差があり、3級ファイナンシャルプランナー技能士の合格率は約70%、2級の合格率は約30%です。

特に3級は合格率が高いので、まずは3級から勉強を始めてみるのもおすすめです。

 

2.中小企業診断士

独学で取得できるおすすめ資格の2つ目は、中小企業診断士です。

中小企業診断士とは、経営コンサルティングをする能力を計る国家資格です。

経営についてだけではなく、会計や法律など幅広い知識が問われます。

中小企業診断士の試験は、1次試験、2次試験に分かれています。

1次試験、2次試験の合格率は20%と、難易度は高め。しかし、中小企業診断士の資格を持っているだけで、就職に有利になることも多く、キャリアアップのために資格取得を検討している人におすすめです。

 

3.公認会計士

独学で取得できるおすすめ資格の3つ目は、公認会計士です。

公認会計士とは、企業の経済状況を分析したり、コンサルティングをしたりする仕事です。

公認会計士は、合格率は10%程と、非常に難関な資格として知られています。

公認会計士の試験は、短答式試験と論文式試験に分かれています。

会社法、監査論、財務会計論、管理会計論の4科目の短答式試験では、1科目でも、40%以上ない場合は、不合格になる場合もあります。

論文試験は、必修科目と選択科目の合計9科目の試験が行われます。論文試験でも、40%以上ない場合は不合格になることもあります。

すべての科目を合格点にするために、合計で13科目をまんべんなく勉強し、苦手をなくす必要があります。

非常に難しい資格試験ですが、資格を取得することでキャリアアップや転職に繋がるといえるでしょう。

 

興味のある仕事に繋がる資格を取得しよう

本記事のまとめ
  • 日商簿記や秘書検定など難易度が選べるものを受けてみる
  • キャリアップのためには難易度の高い資格も目指してみる

本記事では、簡単に取れる資格、そして難易度が高い資格をご紹介しました。

資格は、個人の能力や知識の証明となり就職の際に武器になりやすいもの。

また、たとえ合格しなかったとしても、資格の勉強を通じて得た知識は必ず役に立ちます。

就職や転職をしたい人や、スキルアップのために新しいことを学びたい人は、ぜひ資格の勉強をしてみてはいかがでしょうか。

【関連記事】


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード