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比較して見直してみよう! 生命保険会社のランキングについて

粕谷満子

2016/11/30(最終更新日:2016/11/30)


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出典:visualhunt.com
  国の社会保障である国民保険はどなたでも加入していると思うが、それ以外にも医療費を保障してくれる生命保険というのがある。こちらは保険会社の商品で自主加入であり、多くの人が利用している。では数多くの生命保険会社からどうやって自分に合う会社と保険を見つけるのか。現時点で加入している人もあまり保険会社を比較していないのではないか。今回は各生命保険会社を比較してみたいと思う。

生命保険会社ランキングベスト3について

  生命保険会社を比較する際には何を見るか。会社の良し悪しを測る指標はたくさんあり、異なる指標でランキング付けたら順位がだいぶ違ってくる。まず保険会社を測る主要な指標として、保険料等収入、基礎利益、利益率、支払い余力、格付けがある。契約者から見たら、保険に加入した場合の補償額が最重要かもしれないが、意外と会社の経営状況も大切なのだ。

 もし保険会社が倒産した場合、生命保険契約者保護機構が変わり保障してくれるが、保険金額が減額されることがあるので注意してほしい。では以上の指標を総合的に見て1位はどこなのか。1位は、日本生命である! 日本生命は支払い余力以外がほぼ完ぺきで非の打ちどころがないが、支払い余力は古い会社ほど低いように見えるらしいので、会社の年齢も関係してくるようだ。2位はソニー生命で、各指標は偏りなく高得点で、唯一利益率だけ劣るように感じる。しかし倒産とはほぼ無縁なので安心して良い。3位はアフラックだ。がん保険で有名だが、この会社は外資系で日本生命よりも支払い余力が低いので3位にランクイン。

自分に合った保険会社を選ぶためのコツは?

  保険会社に関するランキングや口コミはインターネット上に大量にあり、保険会社を選ぶ際は参考にしてもよいと思う。口コミ評価が良ければそれだけ頼りになる会社であるので、加入後の安心にもつながる。保険会社を選ぶ際、各指標やランキング、口コミを見て総合的に判断して最も優良な会社に決める必要もあるが、各会社の提供する商品を調べて自分に適する商品を見つける努力も欲しい。

 例えば、最も保障が手厚い保険会社の保険コースに加入したとする。保障が手厚いほど毎月支払う保険料が跳ね上がるので、健康な若者がそのコースを選んでも利用することがあまりないし、財力にも乏しい。毎月の支払う保険料は保険会社が加入者の年齢と健康状態を考慮して調整されることはあるが、自分に必要ないと思った保障をばっさり消しておこう。そっちのほうが節約になる。自分の直近1年間の医療費と照らし合わせながら保険会社と選ぶとよい。

生命保険会社を比較して、知っておくべき見直しポイントとは?

  上にも言ったように、生命保険会社の商品を選ぶ際は自分の利用頻度と健康状態をベースに判断する。しかし、異なる生命保険会社が保障額やサービスが同じような保険商品を提供することがある。そういう場合はどの会社にすべきなのか。こういう場合は格付けと支払い余力を用いる。格付けというのは、格付け会社が定期的に発表する生命保険会社の評価である。AAAからCまで9段階あって、会社経営の危うさを表している。この判定は格付け会社によって異なることがあるのであくまでも参考に。

 では、支払い余力はどのように見ればいいのか。支払い余力は言い換えれば支払い能力で、数字が大きいほうが安全というのが一般的だ。200%を下回ったら危険とされるが、500でも普通に破たんする例はある。リスクを最小限に抑えるためにはこの数値が高いかつ名の知れた会社を選択することだ。


  生命保険は滅多に利用することがないと思うので、安心を購入する商売だと感じる。だから自分が安心できる上に、無駄な出費を抑えるように自分の需要に合致する保険会社を選ぶ必要がある。保険会社は乗り換えることが可能なので、一定の頻度で見直すようにしよう。


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