「最近体の調子が悪い」「健康が気になってきた」という方も多いのではないでしょうか。
特にデスクワークをしていると、肩こりや腰の痛みなどが気になりがちです。
本記事では、『座らない!:成果を出し続ける人の健康習慣』から抜粋して、健康にいるためにはどうすればいいのかをご紹介します。
身体の痛みを改善したいという人はぜひ参考にしてください。
- 『座らない!:成果を出し続ける人の健康習慣』のハイライト
- 健康を左右する、食にまつわる習慣3つ
- 健康を左右する、運動と睡眠にまつわる習慣
『座らない!:成果を出し続ける人の健康習慣』のハイライト
健康なときには、「体に気をつけよう」「健康管理をしよう」とは思わないもの。しかし、体の調子が悪くなると、健康でいることのありがたみに気づくでしょう。
病気や怪我をすることなく健康的でいることはもちろん、デスクワークから来る肩こりや腰痛、そして残業などの疲れから開放されたいですよね。
『座らない!:成果を出し続ける人の健康習慣』では、10代の頃にがんを告知されたトム・ラスが、少しでも健康に長く生きられるように、健康に関するあらゆる学術論文を読み込み、実践してきた健康にまつわる知識の蓄積を著した本です。
以下では、本書のまとめをご紹介します。
健康を左右する、食にまつわる3つの習慣
『座らない!:成果を出し続ける人の健康習慣』では健康を決めるのは、食、運動、睡眠の3つの要素にまつわる習慣が大事だと書かれています。
食、運動、睡眠の3要素にまつわる習慣は、3つともに同時並行で取り組むことが、健康のために重要であると最新の研究によっても裏付けられています。
3つの要素それぞれについてどのような点に気をつければいいのかを知りたい人も多いのではないでしょうか。
まずは本書から、健康を左右する食にまつわる習慣を3つ紹介します。
健康を左右する食習慣1:パッケージにだまされない
食の健康を左右する1つ目のポイントは、パッケージにだまされないことです。
健康に気を遣っている人ほど、健康的に見えるパッケージや名前にだまされた経験がある人も多いのではないでしょうか。
健康的な食習慣を実践しているつもりが、実際は、全然健康的でない食習慣となってしまっている可能性があります。
例えば、「農家直送サラダ」とパッケージに書かれているサラダでも、刻んだベーコンたっぷり、油まみれのドレッシングがかかっていれば、想像しているよりも健康的でない食事となってしまいます。
多くの料理には良い材料も悪い材料も使われているので、差し引きして健康的なものかどうか判断することを習慣にしましょう。
また、健康を強調したようなパッケージに対して、原材料や産地に用心深く注意することも習慣にすることをおすすめします。
健康を左右する食習慣:②果物はそのまま食べる
食の健康を左右する2つ目のポイントは、果物はそのまま食べることです。
健康的な食習慣にするために、果物を多く取り入れようとする人も多いのではないでしょうか。
生の果物は毎日食べるには高いので、果物ジュースやドライフルーツを買う人もいるでしょう。しかし、栄養的価値を考えると、果物はそのまま食べるほうがおすすめです。
果物ジュースやドライフルーツは果物の栄養的価値が失われているだけでなく、味を調節するために、多くの糖分が含まれています。
健康的な食習慣として果物を取り入れるのであれば、果物はそのまま食べるようにしましょう。
健康を左右する食習慣3:机上昼食しない
食の健康を左右する3つ目のポイントは、机上昼食しないことです。
忙しいからといって、食事を机上ですませてしまうビジネスパーソンは少なくないのではないでしょうか。
昼食を食べながら仕事をしたり、お腹を満たすためだけにご飯を食べたりしている人もいるでしょう。
しかし、このような食習慣は健康を害し、集中力を低下させ、結果的に仕事の生産性も下げてしまいます。
忙しいときこそメリハリをつけて、食事時には食事に集中する習慣をもちましょう。
健康を左右する、運動にまつわる習慣
健康を決める「食、運動、睡眠」の3つの要素のうち、食についてのポイントをご紹介しました。
次は、運動について気をつけるべき習慣についてご紹介します。
健康を左右する運動習慣1:座らない!
健康を左右する1つ目の運動習慣は、座らないことです。
座る習慣は現代人の生活に組み込まれてしまっていますが、1時間連続で座るたびに健康が害され、1日6時間以上座ると早死にのリスクが高まるといわれています。
座ると消費カロリーも低下し、脂肪燃焼を促す酵素の生産は90%減少し、2時間座ると善玉コレステロールは20%減るという研究もあります。
健康でいるためには、ずっと座っているのではなく、ときどき立ち上がってストレッチをするなどの習慣をもちましょう。
健康を左右する運動習慣2:規則的な運動
健康を左右する2つ目の運動習慣は、規則的な運動をすることです。
規則的な運動をすることで、代謝を促す遺伝子を活性化し、脂肪と糖質の燃焼効率を高めるタンパク質を合成してくれます。
食生活が乱れてしまったとしても、運動がしっかり習慣化していれば体調悪化を防いでくれます。
「毎日仕事だけで精一杯で、運動する気にはならない……」という人は、わざわざ時間を取らなくてもできる習慣をつけるのがおすすめです。
「10階までの移動は階段を使う」「定時退社したときには1駅分歩く」など、ルールを決めて運動を定期的に取り入れていきましょう。
健康を左右する、睡眠にまつわる習慣
最後は、健康に大きく影響する3つの要素のうちの睡眠についてご紹介します。
睡眠は、体を作る基本。「朝体が重い」「夜はなかなか寝付けない」という人は、睡眠について見直してみましょう。
健康を左右する睡眠習慣1:たっぷり眠る
健康を左右する1つ目の睡眠習慣は、たっぷり眠ることです。
90分の睡眠不足は昼間の注意力を3分の1近くも削いでしまうといわれています。
また、4時間の睡眠不足はビール6本を飲んだときに相当する影響を身体に与えるという研究もあります。
1日の睡眠不足が翌日の状態を左右するので、睡眠を削って仕事をすることはなるべく避けるようにしましょう。
理想的な睡眠時間は7時間と言われています。人によってそれ以上の睡眠が必要なこともあるので、自分にとってベストな睡眠時間を見つけてみましょう。
しかし、忙しい社会人はどんなに睡眠が大切だとわかっていても、睡眠時間を長く取れないときもあるでしょう。
そういった人は、睡眠の質を深めることを意識しましょう。
例えば、寝る前にブルーライトを遮断するためにスマホは触らないことや、寝る直前に暑いお風呂に入らないことなどを気をつけるようにすることをおすすめします。
健康を左右する睡眠習慣2:眠るときに雑音を
健康を左右する2つ目の睡眠習慣は、眠るときに一定の音を流しておくことです。
パートナーのいびきや騒々しい隣人など、睡眠中の突然の雑音は熟睡を妨げる要因となってしまいます。
しかし、絶え間なくノイズが流れるようにしておくと、静かな部屋で寝るよりよく眠れるという研究があります。
扇風機やアプリなどを使って背景ノイズの音を聞きながら寝る習慣をもつと、突然の雑音に起こされることが少なくなります。
睡眠導入をするような音楽や、オルゴールなど、居心地良く眠りに入れるような音楽を探してみることもおすすめです。
忙しいビジネスパーソンこそ健康習慣に注意
- 口に入れるものは原材料や産地などをしっかり判断して、適当な食事をしない
- 座り続けず、適度な運動をする
- なるべく睡眠時間を増やし、睡眠の質も上げる
本記事では、『座らない!:成果を出し続ける人の健康習慣』から、健康でいるための習慣をいくつかご紹介しました。
仕事が忙しいあまり、健康まで気を遣っていられないというビジネスパーソンも少なくないでしょう。しかし、健康こそ仕事の原動力です。
健康でいるためには食、運動、睡眠における習慣づくりを同時平行で取り組むことが大事です。
本記事で紹介した内容を生活に取り入れながら、健康的な体を作る習慣をつけていきましょう。
また、本書の健康に対するアドバイスはすべて科学的裏付けがなされたものとなっており、典拠となる学術論文の情報も巻末に収録されています。
最新の研究にもとづいた健康情報を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
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