ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.607〜これから◯◯が流行る!?〜」では、宅配業界に殴り込みをかけたラクスルの新サービスをホリエモンが徹底評価!
今回取り上げた質問は、「ネット印刷のラクスルがシェアリング型の新サービス『ハコベル』という、ユーザーと配送業者をWebサイト及びスマートフォンアプリを使って、マッチングする新サービスを始めました。
ヤマト、佐川などの物流会社、楽天、アマゾンなどのEC会社、Uberなどのシェアリング会社など、この事業領域は競争が激しく、事業の継続やマネタイズが非常に難しいと考えています。ハコベルの事業戦略(競争環境)や筋の良さについて堀江さんの意見を教えてください」という質問。
ホリエモン「宅配便を出すときの面倒臭さが一気に解消される!」
ホリエモンは、「EC企業はアカウントをネット経由で保有しているけど、まだ日本では運送サービスまでは実施していない。また物流企業はネット経由のアカウントはまだまだ少ない。
その割に、赤帽に代表される小規模運送業者は結構多いから、マッチングサービスはそれなりにスケールしそう。自転車便も、ニューヨークでUber Rushを使ってみたけど結構便利。意外にスケールするかも」と回答。
宅配便を出すときに面倒なのが、差出人(自分)や送り先の住所を記入すること。行きつけの業者なら、自分の住所は予め書いてあることもあり、それだけでもちょっと得した気分になることもあるだろう。
ラクスルの新サービス「ハコベル」は、簡単に言ってしまえばWebを使うことでその面倒さをなくすものだ。Googleマップなどで住所を選択するだけで、伝票などの記入なしで宅配便を送ることができる。
さらに、近くにいる業者が荷物を自宅まで受け取りに来てくれるため、重い荷物を運ぶ必要もない。自宅で荷物を渡すだけで宅急便を送ることができるサービスが、ハコベルなのだ。
ホリエモン「小規模運送会社が多い日本だから、期待できそう」
ハコベルが具体的に行うのは、ユーザーと登録ドライバーのマッチング機能。ホリエモンは、この業態は日本でなら成功の見込は十分あると考えている。
その理由は、日本には小さな運送会社がたくさん存在しているから。例えば「赤帽」は単なる運送会社ではなく、個人宅配業者の組合だ。
このように個人あるいは小規模会社による宅配業者が数多く存在することで、仮にヤマト運輸などの大企業が社内ドライバーとユーザーをマッチングさせるサービスを始めたとしてもハコベルには依然優位性が残ることになる。大企業の枠に収まらない、個人宅配業者のネットワーク網を活用できるからだ。
質問者もいうように、近年の宅配業界はとにかく激しい競争がくり広げられている。ホリエモンも、今後Amazonがハコベルのようなサービスを提供する可能性は十分あると指摘。
とはいえ、ユーザーからすれば宅配便の利便性が向上するのだからこれほど嬉しいことはない。ハコベルのような日本発のベンチャーが主流になるのか、それとも王者Amazonが全てをかっさらってしまうのか、宅配業界の覇権争いはまだまだ先が読めなさそうだ。
ホリエモンが宅配業界のこれからについて語った「堀江貴文のQ&A vol.607〜これから◯◯が流行る!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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