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不動産投資で安定収益を出すために知っておくべき利回りに関すること

近野珠央

2016/11/30(最終更新日:2016/11/30)


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出典:www.linkedin.com
  投資は持っている資産を大きく増やすことも可能なので、興味のある方も多いのではないだろうか。しかし、投資はメリットがある分当然リスクもあるので気をつけなければいけない。今回はそんな投資の中で、不動産投資に注目して、不動産投資によって安定した収益を出すために嫉妬置くべき利回りに関することを説明していこうと思う。

不動産投資における利回りとは? その種類は?

  不動産投資における利回りとは何なのかをまず説明していこうと思う。まず、利回りとは何なのかということだが、利回りとは利子を含めた年間の収益の投資した金額における割合のことを指す。

 つまり不動産投資の場合、不動産に投資した金額に対する賃料などの投資収益の割合が不動産投資の利回りということになる。この不動産投資における利回りであるが、一番一般的には、満室時の年間賃料を不動産の購入価格で割ることで算出される。

 これを表面利回りやグロス利回りと呼び、この利回りが高い不動産ほど、投資に適した不動産として判断される。しかし実は不動産投資における利回りにはほかにも種類がある。

 キャットプレートという利回りも存在し、このキャットプレートは表面利回りでは投資用の不動産を選択する際に不十分であるということから作られた指標で、年間費用も計算に組み込まれているので、より実際に近い利回りの計算方法といえるだろう。このキャットプレートはプロの投資家が通常用いる物なので、やはりより正確なのは理解していただけるだろう。

利回りの計算方法について

  さて、不動産投資における利回りについては理解していただけただろう。ここからは様々な種類がある不動産投資の利回りにおける細かい計算方法を紹介していこう。まず、先ほども述べた通り、表面利回りについては満室時の年間賃料を不動産の購入金額で割った値である。

 しかし、これでは不動産管理にかかる修繕費などが考慮されていないということからキャットプレートが使用され、このキャットプレートは償却前営業利益を不動産の購入価格で除した値になっている。償却前営業利益とは、想定年間賃料から想定年間費用を引き算して、算出される。

 想定年間賃料と想定年間費用はそれぞれ、空汁や賃倒損失、維持管理費用や公租公課を考慮して算出される値である。このように、不動産利回りに関して差より正確なキャットプレートを算出するためには様々な面からの想定される金額をチェックしておく必要があるのである。

高利回りの物件を探すときの注意点

  不動産投資の利回りの計算方法については理解していただけただろう。ここからは、高利回りの物件を探す時の注意点について説明していこう。まず、先ほども説明したように、利回りのいい物件ほど投資には魅力的ではある。

 これは間違いないのだが、この高利回りの物件は、実はリスクも大きい物件であることに注意しなければならない。高利回りの物件であるほど、空室や賃金の下落、売却の際に買い手がつかないなどの場合に大きな損失につながりかねないのである。このように不動産投資において高利回りの物件に投資するということは、同時に高リスクの物件に投資しているということを忘れてはならない。

 きちんとリスクを理解して投資しないで、ただ単に高利回りの物件を探していると、思わぬ落とし穴にはまりかねないので、注意しなければならないだろう。


  以上、不動産投資における利回りについて説明してきたが、いかがだっただろうか。高利回りの不動産は利益も大きいが、その分失敗した時の損失も大きいということを理解したうえで、賢く不動産投資を行い、上手な資金運用を心がけるようにしたいものである。

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