そして金融業と聞いて銀行系を思いつく人が多いと思うが、実は保険会社も金融業の中に入るのだ。今回は保険会社に就職してみたいという人に対して、その魅力的な点と社員として求められるものを紹介する。
有名保険会社の平均年収は?
保険会社は金融業に属し、金融業の中でも平均年収が断トツトップに立っている存在だ。
初任給から見たら全産業では鉱業に次ぐ2位だが、年齢別平均年収を10年単位で見ていくと、30代で1位に輝き出し、そのあとも定年までずっと1位をキープしている。40代で業界全体の平均年収がなんと1,000万近くあるのだ。
では銀行業を見てみると、年収の上昇率はずば抜けだが、初任給はほぼビリの200万強だ。
この数値を見て筆者も一瞬目を疑った。さらに驚くべきなのは、証券会社の初任給が全業界ビリであること。想像以上にランクが低かった。ちなみに保険業の初任給は450万円くらいだ。
こうやって比較したら保険会社がいかに高年収なのかが分かる。
会社別に見てみると、店舗を持たないネット上の保険会社の平均年収は最高1,200万にも達している(東京海上ホールディングスとMS&ADインシュアランスグループホールディングスとNKSJホールディングス)。
それ以外もT&Dホールディングスが950万円、ライフネットが850万円と高収入なのだ。営業窓口が多い日本生命は約650万円である。営業員を多く抱え年収が他と比べ低いように見えるのは仕方がないことではある。
保険会社に就職する魅力とは?
上にも述べたように、保険会社に勤めると全業界でトップレベルの年収を得ることが可能だ。間違いなく最大な魅力はここにあると思う。
年収を聞いて興味を持ち始めた方もいるかもしれない。ここでなぜ高年収なのかを説明しよう。
勤める会社によって報酬制度が異なることが多々あるが、多くの場合保険会社は歩合制を取っている。
入社して最初の何年間は実績を出すことが難しく主に営業のノウハウの勉強に当たるので固定給になるが、段々と経験が積み重なっていくと、固定給の部分が削られ変わりに歩合給が支給される。
歩合給というのは実績が良ければ良いほど多く支給されるもので、保険会社の場合だと契約数の獲得と新しい金融商品の考案がその実績に当たる。
歩合給は上限がないので、相当高額まで支給されることもある。この報酬制度が社員を刺激し、やる気を引き出す。
また、保険会社の勤務で得られるのは報酬だけではなく、幅広い人脈も築くことができる。人脈が広くなればその分多くの顧客を得ることができ、自分が困っているときも助けてもらえる。
保険会社に就職したい人が持っておくべき資格は?
保険会社での仕事は大きく分けて2種類ある。まず一つ目は新しい金融商品を考案すること。つまり新しい保険を考える仕事だ。
現国民や会社が何に保障を求めているのかを調査し、それに対して保険会社は相応な保険サービスを提供する。
会社に利益を持たすという絶対条件で客からいくら徴収するか、そして問題が起きたときはいくら保障するかを決めなければいけない。
これは相当難しい仕事で幅広い経済数学のスキルが求められる。ファイナンシャルプランナーという資格を持っていればこの仕事に就く有利な条件になるだろう。
もう一種類の仕事は営業マンだ。商品考案者より格下のように思われるかもしれないが、決して簡単な仕事ではない。
毎日多くの顧客に商品をお勧めして契約を取らねばならない。だから商品考案者と同じくらいその保険に詳しくならないといけない。
また保険は様々な種類があるので、顧客の求めている商品を見極める必要がある。だから営業マンは高いコミュニケーション能力と人を見る目を養うべき。
保険会社の就職は間違いなく狭き門であるが、人の説得がうまい人、上に述べた資格とスキルを身についている人は挑戦してみよう。
だが運よく入社できたとしても、高給は自分の手で稼がないと懐には入ってこないことを覚えてほしい。何事でも自分次第というのはこの業界である。
保険会社へ転職するにはどうするべき?
他業界と比較すると“高額年収”が魅力である保険会社。
営業成績に対する年収額の少なさに不満を抱えている人の中には、保険会社への転職を考えているという人もいるのではないだろうか?
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