FXについて少し勉強した人であれば、チャートの見方はもうマスターしていることだろう。しかし、チャートが読めても実際に取引にどう活かせばいいのか分からないという方も多いのではないだろうか? 今回は、FX初心者がマスターすべき「チャートパターン」について紹介しよう。
チャートの見方を理解したらチャートパターンを覚えよう!
出典:www.lifehack.org チャートとは、過去の為替レートの値動きをグラフにしたもので、価格や時間を軸にしてつくられている。為替レートの数字の動きを、グラフ化したチャートでみることによって、一目で値動きや相場の流れを把握することができる。現在の値動きによってグラフが変化するため、FXチャートは現状を分析したものといえるが、チャートを理解すれば未来の動きも予測ができるというFXにおいて大変重要なツールとなっており、売買のタイミングを決めるのに非常に役に立つ。
そのため、より確実なFX取引をするには、まずはこのチャートの見方を理解する必要がある。チャートにもいろいろな種類があるが、ほとんどは「ローソク足」が連なってできたものとなっている。ローソク足からは、高値・安値・始値・終値などの情報を読み取ることができ、これに過去26日の最高値と最安値の平均値である「基準線」、基準線と転換線の中間値を26日先に記入した「先行スパン1」などを重ねた「一目均衡表」が、FXの世界では広く使われている。
FXで儲けるため知っておくべきチャートパターンは?
出典:www.thenational.ae FXチャートの動きには、いくつか特徴的なパターンがあり、それを「チャートパターン」という。チャートパターンを理解することで、売買のタイミングを決めるのに非常に役に立つ。
まず初心者が知っておくべきパターンとして、流れがそれまでと逆方向へと進むことを示唆するパターンがある。このパターンの例としては、「ヘッドアンドショルダートップ」というパターンがある。価格は、常に上下しながら変動を続けているが、価格が上昇しているときに、これまでの高値を更新できずに中途半端な場所で下がり始めたときに、このようなパターンが形成される。トレーダーたちは、このパターンが形成されると、売り目線へと変わっていくこととなる。
二つ目には、勢いよく新たな流れを作り出すパターンがある。この例のひとつには、「ボックスパターンを抜ける際のブレイクアウト」がある。上昇トレンドが続いていた後に、価格が同じ幅で上下動を繰り返しながら進んでいく横ばい状態に入ることがある。通常、このような横ばい相場を上か下のどちらかに抜けると、そちらの方へと価格が伸びていく。横ばい状態は、いずれどちらかの方向に抜けていくため、それを待ってから取引することになる。この横ばい状態の細かい上下動に合わせて取引することもできるが、簡単そうに見えて意外と難しいので、最初のうちはどちらかの方向性が出てから売買をした方が良いと言える。
FX中級者が陥りがちなチャートパターンとは?
出典:www.businessinsider.com FXにおいて初心者とは、このようなチャートパターンや自分なりのルールを持たない、好きなようにマイペースに取引をする人のことを言う。そのような取引で成功する人は少なく、大抵の人はFXについて勉強をすることになる。こうしてチャートパターンや取引のタイミングのコツを習得した人たちのことを中級者と呼ぶ。この中級者と呼ばれる人たちは、ある程度FXの知識を持っているが、逆に言えばどのあたりで売買するかを予測しやすいともいえる。FX中級者たちが、どのあたりで買いたいか、どのあたりで損切りをするかなどを熟知した上で、お金を大量に持ちFX相場を動かせる人間が、FX中級者に損を出させてからそれらを自分の利益にするために狙いにくるのである。このようにチャートパターンを信じて取引を行っている人をはめ込もうとするダマシという動きをする人々もいるため、FX取引では注意が必要となる。
いかがだっただろうか? 一筋縄ではいかないFX取引。しかしそれがまたFXの面白さとも言えるのではないだろうか。何事も上達するには実際にやってみるのが一番の近道とも言えるだろう。迷ったらまずは一度挑戦してみるのもいいかもしれない。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう