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動画授業で世界に届ける“最高の学び”。リクルート×Quipper の「知恵の流通革命」始動!

U-NOTE編集部

2016/02/09(最終更新日:2016/02/09)

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Quipper渡辺代表(写真左)とRMP西山氏(右)
 小中学生向け「勉強サプリ」や高校生向け「受験サプリ」、「リクナビ進学」など様々な教育関連事業を展開するリクルートマーケティングパートナーズ(以下、RMP)。2015年にはロンドンに本拠地を置く教育ITベンチャーQuipper社を傘下に迎え、新たにオンライン学習動画サービス「Quipper Video」をスタートさせるなど、海外での教育支援事業の展開がいよいよ本格化している。

世界9か国で約300万人が学ぶQuipperとは?

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QuipperVideoで学習するインドネシアの生徒
 QuipperはDeNA創業メンバーの1人である渡辺雅之氏により、2010年にロンドンにて教育ITベンチャーとして設立された。主力事業は生徒の学習、先生の宿題管理、問題作成などをサポートするオンラインラーニングプラットフォーム「Quipper School」の運営であり、2014年のサービスインからわずか2年で世界9か国の生徒約300万人、先生約20万人に利用されている。特にインドネシアやフィリピンでは学校のカリキュラムに組み込まれるなどして、広く国民に浸透しているという。

「コンテンツを充実させることができたことに加え、先生方にユーザーとして使っていただくことに成功したことが、短期間での多くのユーザー獲得に繋がったと感じています」(渡辺氏)

 宿題の問題づくりやプリントアウト、配布や採点、各生徒の進捗管理など従来は先生が手作業で行っていた業務を無料でサポートする機能が先生たちの評判を呼び、口コミで学校から学校に広まっていったことで、その教え子である生徒たちにもQuipperが急速に広まるようになっていったのだという。

 今やQuipperは学校に通う子どもたちの教材として使われているだけでなく、経済的理由や地域的理由等で学校に通えない子どもたちにも、オンラインで良質な教育を受ける役割をも担いつつある

「Quipperが目指すのは、教育の格差やひずみをなくし、世界中の子どもたちが生まれた国や地域の違い、貧富の差に関係なく、心から『楽しい!』と思えるような教育を受けられるようにすること。ゆくゆくは子どもだけでなく大人にも学習コンテンツを提供する『知のマーケットプレイス』にしていきたい」(渡辺氏)

「受験サプリ」のノウハウを活かした新サービスでインドネシアの教育環境格差解消を目指す

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 そんな想いでQuipperを経営してきた渡辺氏が、リクルートグループの傘下に加わる決断を下した理由は、実にシンプルだ。

「RMPの山口文洋社長と出会い、教育にかける想いに共感したのが最大の理由です。リクルートが教育関連事業で掲げるヴィジョン『世界の果てまで最高の学びを届けよう』は、まさにQuipperで僕たちがやろうとしていることと同じ。それにRMPの『受験サプリ』や『勉強サプリ』はQuipperとの親和性が非常に高いサービスです。だったら一緒にやった方が絶対にいいということになって、リクルートに迎えていただきました」(渡辺氏)

 こうして2015年にQuipperをグループに迎えたリクルートでは、同年夏、早くも新サービスとしてオンライン学習動画サービス「Quipper Video」をリリース、まずはインドネシアでサービスインを果たした。インドネシアでは、約400万人の高校生のうち、実に75%が経済的・地域的な理由で民間教育を受けることができないという教育格差が生じているという。

 「Quipper Video」は日本でリクルートが展開してきた「受験サプリ」の動画授業ノウハウを活かし、カリスマ講師による英数理社、インドネシア語の計5教科のオンライン授業を廉価(半年間で日本円にして約3,000円)で提供し、教育環境格差問題の解決を目指す画期的なサービスだ。

学びの場は自分で選ぶ時代へ。「知恵の流通革命」に乗り遅れるな!

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 RMPで教育事業を手掛けるネットビジネス本部事業開発部の西山亮介部長は、リクルート×Quipper の相乗効果について次のように語る。

「すでに海外で一定の知名度があり、ユーザーもいるQuipperのベンチャーならではの市場開拓ノウハウと、リクルートが長年培ってきた学習コンテンツ作成やマーケティングのノウハウが融合することで、よりよい教育の機会をインドネシアの若者たちに届けることができると確信しています」(西山氏)
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Quipperを利用しているインドネシアの授業風景
 今後はインドネシアだけでなく、世界各国へ「Quipper Video」を展開していきたい考えだという。

「相性のよい先生との出会いで勉強が急に楽しくなったり、苦手な内容が一気に理解できるようになったりするものです。そして楽しく学んだ内容は自然と身について、未来の可能性を広げてくれたり、思わぬ時に自分を助けてくれたりもします。リクルートは『Quipper Video』等の教育事業を通じて、学び手と教え手のよりよい出会いの場、そして学びの場を提供することによって教育の環境格差をなくし、世界中の若者たちの可能性を広げていきたいと考えています。そのために、今後も積極的に教育事業を展開していきます」(西山氏)

「オンライン学習の普及は、まさに知恵の流通革命。これまで受け身で教育を受けるしかなかった生徒たちが、自らの興味や関心、必要性に応じて、相性のよい教師を選び、世界中の仲間と一緒に学ぶ機会を自ら掴み取ることができる可能性が秘められています。それが世界にどんな影響を与えるのか、そしてQuipperはリクルートとともにこの革命においてどのような役割を担うことができるのか、僕自身とても楽しみにしています」(渡辺氏)

 Quipperや「受験サプリ」は基本的に高校生向けのサービスだが、著書『これからの「正義」の話をしよう』などで日本でも有名なハーバード大学のマイケル・サンデル教授の授業など、コンテンツによっては私たち大人に役立つものも多くラインアップされている。学びの場を離れて久しい我ら大人たちも「知恵の流通革命」に乗り遅れないよう、この新しい学びの場を活用してみたい。

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