ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.597〜薬もデリバリー!?〜」では、ホリエモンが日本の処方サービスの問題点を語った。
今回取り上げた質問は、「在宅専門の薬局をオープンさせます。24時間お届けを売りにするつもりです。是非堀江さんにも届けたいのですが、どんなサービスだったら使いたいと思いますか?」という質問。
院内処方と院外処方で、配送に関するルールも異なる!
ホリエモンは、「都内に20分以内に届くデリバリー薬局。処方箋が必要なら、医師も往診に来るといいね」と回答。
遠隔医療プラットフォームサービス「ポートメディカル」を手がけるポート株式会社の代表取締役CEO 春日博文氏もゲストで参加する今回のホリエモンチャンネル。今回の質問は薬の配送についてだ。
病院での薬の処方には、おおまかに病院内の薬局で処方する院内処方と外部の薬局で処方する院外処方の2種類があり、それぞれルールが異なる。例えば、薬の配送に関して院内処方ならあまり規制はないが、院外処方の場合は薬剤師が患者のもとに届けなければならないのだという。これは、薬剤師には薬の服用法などの指導が業務として重要視されているからだと春日氏は推測している。
こうした背景から、遠隔医療サービス「ポートメディカル」では院内処方という形をとって遠方の患者には薬を配送しているそうだ。今回の質問者はおそらく薬剤師だが、だとすると配送業者ではなく自分たちで直接配送しなければならないので、デリバリーサービスとしてはかなりの制約になってしまうのだ。
ホリエモン「持病の薬をすぐに届けてくれたら便利だよね」
続けてホリエモンは、薬の処方について「持病の(いつも使っている)薬でも医師の処方がないといけないのは困るよね」と話す。要指導医薬品を購入するには必ず医師に処方してもらわなければならないが、ほぼ薬を貰うためだけにわざわざ病院に通ったことがある人なら、その面倒臭さが分かるはずだ。
質問者のデリバリー薬局というサービスが活きるとするれば、こうしたケースだろう。最近では、一般用薬品(市販薬)は普通の通販でも購入できるため、薬局に配送してもらうメリットは少ない。
持病の薬をデリバリーで処方してくれるサービスならば、病院に行く暇もないほどに体調が悪化したときなどにかなり重宝するはずだ。
もうひとつ、薬のデリバリーと相性が良いのは性病などの病院に行くのが気まずい病気での処方だ。遠隔医療と組み合わせて、医師と直接対面しなくても薬を処方してもらうことができれば、今までこうした病気で悩んでいた人が気軽に医療を享受できるようになるかもしれない。
最近では実際にデリバリーを行う薬局も現れており、今回の話は夢物語ではなくなっている。薬局や病院に行かずに薬が処方されるようになることで、恩恵を預かれる人は予想以上に多そうだ。
ホリエモンが薬の処方について語った「堀江貴文のQ&A vol.597〜薬もデリバリー!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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