英語で自己紹介をすることを難しく感じる人もいらっしゃるでしょう。
英語で自己紹介をする際には、英語と日本語の考え方の違いを理解しする必要があります。
本記事では、英語メールの自己紹介のポイントやシーン別で使える自己紹介をご紹介します。
相手に好印象を与える英語の自己紹介を書けるようになりましょう。
- 英語メールでの自己紹介ポイント
- シーン別の英語での自己紹介例
英語メールでの自己紹介のポイント
by Mom and Son Media and Content (Carol Rucker & Greg
まずは、英語メールでの自己紹介のポイントを説明します。
英語の自己紹介メールのポイントを意識して、自己紹介メールを作成してください。
英語での自己紹介のポイント1.英語独自の表現を身につける
英語での自己紹介のポイントの1つ目は、英語独自の表現を身につけることです。
日本語メールでも英語メールでも変わりませんが、ビジネスメールでは話し言葉ではなく、ある程度フォーマルな形で、且つ簡潔に自己紹介をしましょう。
英語メールでの自己紹介で、最低限伝えるべきことは、「名前・役職・会社名」の3つです。
まず、英語メールでの名前の書き方について説明します。
英語メールの自己紹介で名前を表すときには「I am フルネーム(Mr./Ms)」と書きましょう。
「I’m」という省略の形は、丁寧でないという印象を与えるため、なるべく避けたほうがいいです。
名前の頭にMr./Ms.をつけるやり方もありますが、自分が相手よりかなり年上な印象を与えてしまうので、文末に()で表記するか、書かないようにしましょう。
次に、英語メールでの役職と会社名の書き方について説明します。
役職と会社名を表すときには「,役職 at 会社名」と名前の後に続ける一番シンプルな形をとりましょう。
簡略しすぎているように感じる人がいるかも知れませんが、相手は、一文を見るだけで、どんな人物からの自己紹介なのかがわかります。
相手が自分の会社名を知らない可能性がある場合は、自分の会社の説明を簡単にしましょう。会社の説明を簡単にすることによって、相手への要件を伝えやすくなる効果があります。
英語は簡潔に書くことがいいとされているので、日本語のように「お世話になっております」や「初めまして」などを文頭に置くことはあまりありません。
なるべく丁寧に書こうと、「Nice to meet you」や「This is my first email to you」など入れたくなる気持ちはわかりますが、初めてのメールは無駄な文章を入れずに簡潔にまとめることを意識してください。
英語での自己紹介のポイント2.タイミングによっては自己PRが必要
英語での自己紹介のポイントの2つ目は、タイミングによっては自己PRが必要ということです。
普段のビジネスメールでは要件が伝わることが何よりも大事であるため、自己紹介は簡潔に書きましょう。しかし、場面によってはしっかり自己PRを書かなければ要件を読んでもらうことさえもできない場合があります。
例えば、就職活動の場面です。多くの履歴書が送られてくる中で、履歴書を開くかどうかを決めるのは、それを添付したメールの内容次第とも言われています。
「添付ファイルでお送りする履歴書を読んでください」という要件であっても、適した自己紹介を書かなければ、メールの要件を読んでもらえない場合があります。
自分のアピールをしないといけない場合は、相手にわかるように自分の強みとなる点をメールの文章に書く必要があります。自分の実績や経験、仕事に対する想いなど、相手にとってプラスになる情報を自己紹介メールに載せましょう。
しかし、メールで自己PRをする際でも、メールを簡潔にすることを忘れてはいけません。
だらだら無駄に長い文章を書くことはやはり英語のビジネスメールでは好まれません。まとめる能力がないように思われるからです。
さじ加減は難しく感じるかもしれませんが、仕事としてこなす以上、簡潔かつ適切な文量を送らなければなりません。
「どの程度の文量を書いたらいいのかわからない」という方は、ネイティブにチェックしてもらうこともおすすめです。
シーン別英語のビジネスメールの自己紹介
よく使うフレーズを紹介するので、これらを元に一度メールの文面を作成してみてください。
履歴書を提出する場合
まずは、履歴書を提出する際の英語の自己紹介についてご紹介します。
自己紹介の内容は、「I am フルネーム」と書きましょう。履歴書を添付する場合は、続けて「I attached my resume.」と書き、履歴書を添付してことを相手に伝えましょう。
履歴書の送り先に対して惹かれるものがあったことを伝えたい場合は、「I am interested in ……」のように志望理由を書くと相手に伝わります。
履歴書を提出する場合は、1社ではなく複数社送信することが多いでしょう。間違ったメールをたくさん送るのは好ましくありませんし、何より就職に繋がる重要なメールです。一度文面を自分で作成した後、ネイティブにチェックしてもらうといいでしょう。
入社時の場合
次は、入社時の自己紹介の英語メールについてご紹介します。
入社時に英語メールをすぐに書けと言われて、焦ってしまう人もいるでしょう。
わざわざ難しい英語をメールで使う必要はなく、シンプルな英語を使って自己紹介すればOK。
出身地や趣味など、社内の人との話のきっかけになるような話題を提供することがおすすめです。
入社時にどんな挨拶をしたらいいのかわからない場合は「It is an honor to be here(この場にいることができて光栄)」という英語表現を使ってみると文章が締まります。
取引先相手の場合
最後に、取引先宛ての自己紹介の英語メールについてご紹介します。
日本と同様に、取引先に初めてメールを送る際は、新入社員ではなくても自己紹介メールが必要になります。
これまで紹介したポイントを元に自己紹介をした後で、なぜ問い合わせをしたのかの要点を書きましょう。
よく使うのは、「I have a question about ……」です。「I have a question about ……」は、「~の件でお問合せしたく、メールを差し上げております」という意味です。
英語メールで自己紹介ができるようになろう
- 英語独自の表現を身に着け、簡潔な英語メールを書く
- メールの内容によっては、自己PRを相手にわかりやすくまとめて伝える
- シーン別に英語の自己紹介メールに書くことを変える
英語は日本語よりも内容が簡潔に伝わることを重視するため、自己紹介メールは簡潔に書くことを意識しましょう。
簡潔に書くことを意識しながらも「I am」のように、丁寧な英語を書くようにしましょう。
文章の書き方だけではなく、意識の違いや文化の違いもあるということを理解して、自己紹介メールを書いてください。
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