君は「テーマパーク」といえば、どこを思い浮かべるだろうか。世界のテーマパークの入場者数を見ていくと、ディズニーの一人勝ち状態となっているが、日本のテーマパークの入場者数ランキングはどうなっているか気になるところである。
今回は、2015年に綜合ユニコム株式会社が調査・発表した「日本の主要テーマパークの入場者数」を基に、日本のテーマパークの入場者数をランキング形式で紹介する。全国的に有名なテーマパークに入場者数が集まっているが、意外なテーマパークもランキング入りしている。早速見ていこう。
そもそもテーマパークとは?
by Bilderwense テーマパークと他の遊園地の違いが分からないという人もいるだろう。日本の施設で言えば「東京ディズニーランド」はテーマパークで、「富士急ハイランド」は遊園地なのである。テーマパークとは、パーク全体がある特定のテーマに沿って造られた施設のことを言い、ディズニーランドは「ディズニー」の世界観を舞台にしたテーマパークなのである。
それでは、ランキングをみていこう!
日本のテーマパーク入場者数ランキング:トップ5
テーマパーク入場者数1位:東京ディズーリゾート(千葉)
by gelli.rosarioテーマパーク入場者数 3,137万7千人
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーは、世界のテーマパークの入場者数ランキングにおいてもそれぞれ、東京ディズニーランド/入場者数約1,700万人で2位、東京ディズニーシー/入場者数約1,400万人で4位とそれぞれのテーマパークで入場者数を分けても、両テーマパークがトップ5入りを果たしている。
合わせて3,000万人超えとなる両テーマパークの入場者数は、世界でもトップクラスの入場者数となる。そして、テーマパークの説明自体はほぼいらないくらいの、日本人なら誰もが知っているテーマパークともいえるだろう。
東京ディズニーランドは1983年に開園、入場者数を年々伸ばし、1984年には1,000万人、1900年には1,500万人に到達、東京ディズニーシーが開園した2001年には、両テーマパークを合わせて2,000万人を超える入場者数を記録している。
テーマパーク入場者数2位: ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪)
by kzy619テーマパーク入場者数 1,270万人
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンも、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーと同じく、世界のテーマパークの入場者数ランキングでトップ5入りを果たしている。
2001年の開園年度に1,000万人を超える入場者数を記録してから、およそ800万人台のところを推移していた入場者数であるが、イベントの開催や人気アトラクションの導入が功を奏し、2013年に再度1,000万人を超え、そこからは1,000万人台を推移している。
テーマパーク入場者数3位:ハウステンボス(長崎)
by nakamuratetsuroテーマパーク入場者数 279万人
ハウステンボスは、長崎県佐世保市にあるオランダの街並みを再現した情緒あふれるテーマパークだ。東京ディズニーランドの1.5倍の敷地面積を誇り、単独テーマパークとしては日本最大規模となっている。
ハウステンボスという名前はオランダ語で「森の家」を意味し、オランダのベアトリクス女王が住むハウステンボス宮殿(Paleis Huis ten Bosch)を再現した事から名付けられた。
テーマパーク入場者数4位:志摩スペイン村 パルケエスパーニャ(三重)
by alainkunテーマパーク入場者数 134万人
こちらは三重県にあるスペインをテーマに作られたテーマパーク。スペイン語でパルケは「公園」、エスパーニャは「スペイン」という意味である。
テーマパーク内は4つのエリアで構成され、スペイン各地の建物をモチーフとした街並みやアトラクションが配置されており、本場のスペイン人エンターテイナーによるショーやパレードも楽しめる。
テーマパーク入場者数5位:サンリオピューロランド(東京)
by arcreyes [-ratamahatta-]テーマパーク入場者数 126万人
「ハローキティ」や「マイメロディ」などの人気キャラクターを多く抱えるサンリオが展開するテーマパーク。サンリオの世界観が忠実に再現されており、特に親子連れに人気が高い。
全館屋内型の施設のため、天候を気にせずに一日中サンリオの世界観を楽しめるテーマパークとなっている。
日本のテーマパークの入場者数をランキング形式で紹介した。テーマパーク界の王者、ディズニーの一人勝ちは予想通りだが、ハウステンボスやパルケエスパーニャの健闘を意外に思う人は多いかもしれない。
今回は、テーマパークに限定したランキングを紹介したが、レジャー施設全体で見ると愛知県の「刈谷ハイウェイオアシス」や大阪府の「淀川河川公園」など、特に関東圏に住んでいる人にはなじみの薄い施設もランクインしている。
普段耳にすることが少ないテーマパークでも入場者数で見ると、大きな数を誇っているテーマパークも少なくない。そういったテーマパークは地元の人に愛され、リピーター数を稼いでいるのだろう。そういったテーマパークには、機会があればぜひ一度足を運んでみてほしい。その魅力はビジネスモデルとしても勉強になるに違いない。
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