世界には数多くのレジャー施設がある。レジャー施設といえば思い浮かべるのはやはりディズニーランドだろうか。NPOのThemed Entertainment Associationが世界のレジャー施設の入場者数から、レジャー施設のランキングを発表した。
ランキング結果を見ると、ウォルト・ディズニー・カンパニーの圧倒的な強さが目立つ。早速そのランキング結果を見てみよう。ランキングからトップ10のレジャー施設を紹介する。
世界で最も入場者数の多いレジャー施設ランキング:トップ10
レジャー施設ランキング1位:マジック・キングダム(アメリカ、フロリダ州)
入場者数1933万2000人
by Jeff Krause Photography ランキング1位を獲得したレジャー施設は、アメリカ、フロリダ州に位置するウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのディズニーパークの一つであるマジック・キングダムだ。ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは、4つのディズニーパーク、2つのディズニーウォーターパーク、6つのゴルフコース、レースサーキット、20のリゾートホテル等を内包する世界最大のレジャーリゾートである。
ランキング1位のマジック・キングダムをはじめ、後にも紹介するが、同リゾートからは他にも3つのレジャー施設がランキング入りを果たしている。
マジック・キングダムのシンボルは中央に位置するシンデレラ城で東京ディズニーランドのモデルにもなっている。ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの中心核となるレジャー施設である。
レジャー施設ランキング2位:東京ディズニーランド(日本、東京)
入場者数1730万人
出典:www.flickr.com ランキング2位のレジャー施設、東京ディズニーランドは、東京ディズニーリゾートの2つのディズニーパークの1つである。1983年に開園し、2013年には30周年を迎えた日本の「夢と魔法の国」は、世界2位のレジャー施設なのである。
レジャー施設ランキング3位:ディズニーランド(アメリカ、カリフォルニア州)
入場者数1676万9000人
出典:www.flickr.com ランキング3位のレジャー施設、ディズニーランドはカリフォルニア州のディズニーリゾートのテーマパークの1つとなっているレジャー施設だ。フロリダ州のマジックキングダムのシンボルはシンデレラ城であるが、眠れる森の美女の城がシンボルとなっている。
ディズニーのレジャー施設はいまや世界中に数多く存在するが、カリフォルニア州のディズニーランドこそ、世界で初めてつくられたディズニーランドなのである。
レジャー施設ランキング4位:東京ディズニーシー(日本、東京)
入場者数1410万人
出典:www.flickr.com ランキング4位のレジャー施設は我らが日本の東京ディズニーシーである。ランキング2位入りを果たした東京ディズニーランドと同じく、東京ディズニーリゾートのテーマパークの一つとなるレジャー施設だ。世界のディズニーパークの中で、初めて海をテーマにしたレジャー施設で、開園は2001年である。
ランキング2位の東京ディズニーランドと合わせると、その入場者数は3000万人をこえる。日本国民の約4分の1の数である。
レジャー施設ランキング5位:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(日本、大阪)
入場者数1180万人
出典:www.flickr.com ランキング5位で初めてディズニー以外のレジャー施設の登場である。しかも、我らが日本、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンだ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンはハリウッド映画の世界を体験できるレジャー施設として2001年に開園した。大阪の株式会社ユー・エス・ジェイが管理運営するレジャー施設であるが、ユニバーサルスタジオ社が手がけた、3番目の、アメリカ外では1番めのレジャー施設となっている。
レジャー施設ランキング6位:エプコット(アメリカ、フロリダ州)
入場者数1145万4000人
by Jeff Krause Photography ランキング6位のレジャー施設、エプコットは、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートで2番目に開園したディズニーパークである。1982年に開園し、シンボルは中央に位置する巨大な銀色の球体型の「スペース・シップ・アース」である。レジャー施設のテーマは「実験未来都市」で"Experimental Prototype Community of Tomorrow"の頭文字をとってエプコットである。
レジャー施設ランキング7位:ディズニー・アニマル・キングダム (アメリカ、フロリダ州)
入場者数1040万2000人
出典:www.flickr.com 1998年に、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの4番目のディズニーパークとして開園したディズニー・アニマル・キングダムが、ランキング7位のレジャー施設となった。このレジャー施設のシンボルは、中央に位置する巨大な樹「ツリー・オブ・ライフ」で、テーマは「野生動物の保護」となっている。
レジャー施設ランキング8位:ディズニー・ハリウッド・スタジオ(アメリカ、フロリダ州)
入場者数1031万2000人
by Express Monorail ランキング6、7位と続いて8位を獲得したレジャー施設は、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのディズニーパーク、ディズニー・ハリウッド・スタジオである。。このレジャー施設のシンボルは、「魔法の帽子」で、テーマは「映画の世界」となっている。
レジャー施設ランキング9位:ディズニーランド・パーク(フランス)
入場者数994万人
by imagina (www.giuseppemoscato.com) ランキング9位となったのは、フランスのディズニーランド・パークである。正式名称はこちらであるが、ディズニーランドパリと長く呼ばれ親しまれてきた。前年度までは入場者数が1000万を超えていたが、ついにその数を切ってしまった。慢性的な赤字に苦しんでいる状況もあり、2014年にはウォルト・ディズニーが救済計画を発表した。これからのランキングにおける動向が注目されるレジャー施設である。
レジャー施設ランキング10位:ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー(アメリカ、カリフォルニア州)
入場者数876万9000人
by Justin in SD ランキング10位のレジャー施設は、カリフォルニア州のディズニーリゾートのテーマパークの1つ、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーである。2001年に開園したが、当初は目玉のアトラクションが少ないこと、テーマ性がないことが原因で入場者数が伸び悩んでいた。
2007年から2012年にかけて、新エリアの建設やアトラクションのリニューアルなどを行い、大手広告代理店と集客キャンペーンを行った結果、入場者数が増加していき、ランキングのトップ10入りを果たすまでになっている。
以上、世界で最も入場者数の多かったレジャー施設のランキングから、トップ10までのレジャー施設を紹介した。日本からは3つのレジャー施設がランキング入りしている。
その日本のレジャー施設の1つ、ランキング5位のユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、ランキングトップ10の中でウォルト・ディズニー・カンパニー社以外の唯一のレジャー施設である。
ランキングを振り返れば、トップ10のうち、9つものレジャー施設がウォルト・ディズニー・カンパニー社のレジャー施設だった。圧倒的な強さである。
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