「感謝の気持ちを英語メールで伝えたいけど、お礼のメールを英語でどう書けばいいのかわからない……」という人もいるのではないでしょうか。
本記事では、ネイティブが使うお礼フレーズやメールの注意点をご紹介します。
正しい英語フレーズを使って、感謝の気持ちをメールで伝えましょう。
- 英語メールで気持ちよくお礼をするコツ
- 英語のお礼メールの例文
- ネイティブのようなこなれた英語メールを送る方法
英語メールで気持ち良くお礼するコツ
まずは、英語メールを書く上で知っておきたいコツをご紹介します。
英語圏の文化を正しく理解して、相手に伝わるお礼メールを書きましょう。
英語でのお礼メールの件名は簡潔さと具体性が鍵!
ビジネスシーンにおける英語でのお礼メールで特に重要なのが、簡潔さと具体性です。
英語のメールでは、日本語の「いつもお世話になっています」といった前置きは必要ありません。お礼の気持ちとして伝えたいことが多くても、ダラダラとした文章は相手の時間をとってしまいます。
また、英語メールの件名も「お礼のメール」だと、一目でわかるような簡潔なものにしましょう。
一方「Hi!」のように短い単語の件名は、スパムメールと間違えられこともあるので、親しい間柄の相手に送る英語メールでも注意してください。
- お礼メールの件名には「Thank you for ~」が多く用いられる
- (例)「Thank you for your invitation (assistance). 」(ご招待[お力添え]ありがとうございます。)
ビジネスシーンでは丁寧な英語を使ってお礼メールを書く
お礼のメールを英語で送る際は、「表現の丁寧さ」にも気を遣いましょう。
なるべく丁寧な英語を使ってお礼メールを書くように心がけてください。
とくにビジネスシーンにおいて、目上の人に省略形(I’mやyou’llなど)は極力使わないほうが無難です。
- 「I want to meet you again.」 (また会いたいです。)
- 「I would like to meet you again.」(もう一度お会いしたいです。)
「would like to」のように、助動詞の過去形を用いると、丁寧な印象になりビジネスシーンでのお礼メール向きの文章になります。
また、「Can I〜?」や「Will I〜?」を使う場合は、「Could I〜?」「Would I〜?」を使うと丁寧な表現になります。
英語でのお礼メールの件名例
件名は、メール全体の内容をまとめる必要があります。
何かをもらって嬉しかったことを伝えたい場合は、「Thank you for the wonderful gift!」(素晴らしいプレゼントをありがとう!)のように、嬉しい気持ちをめいいっぱい表現しましょう。
昨日の会議でのことでお礼を伝えたい場合は「Yesterday's meeting」(昨日の会議)と書くとわかりやすいです。
フォーマルさに合わせて選ぼう! 英語のお礼メール例文集
英語のお礼メールのコツを押さえたところで、メールで使える英語フレーズをチェックしていきましょう。
送る相手やシーンに合うフレーズを使って、英語のお礼メールを送ってください。
英語で書くメールのお礼表現①:「Thank you for 〜」
英語のメールでお礼を言う際に多くに使われるのが「Thank you for〜」を使った表現です。
「Thank you for〜」は、フレーズの末尾「for」の後にお礼したい内容を入れて使います。
- 「Thank you for all your help.」(いろいろとありがとうございます。)
- 「Thank you for giving me a hand.」(手を貸してくれてありがとうございます。)
- 「Thank you for having me.」(招待して下さりありがとうございます。)
「Thank you〜」の代わりに「Thanks〜」を使うとよりくだけた口調になり、フレンドリーな表現になります。
海外の友人に英語でお礼メールを送る際は、フレンドリーな言い回しで送りましょう。
しかし、ビジネスシーンで取引先や上司にお礼メールを送る場合は、くだけた英語の表現は避けて、フォーマルな表現が無難です。
英語で書くメールのお礼表現②:「I appreciate〜」
「Thank you for〜」よりも改まった英語の表現が「I appreciate〜」です。
ビジネスや改まった場面のメールで、目上の方に丁寧なお礼の表現を使いたい場合は以下のような例文を参考にしてください。
- 「I appreciate your kind words.」(優しいお言葉をありがとうございます。)
- 「I appreciate your making time for me.」(お時間を作ってくれてありがとうございます。)
- 「I appreciate your prompt reply.」(迅速な返事をありがとうございます。)
英語で書くメールのお礼表現③:Much obliged
先述のお礼フレーズよりも丁寧な言い方が「Much obliged」です。
「Much obliged」だけでも「ありがとうございます」というお礼の意味になります。
一文にしてメールを送るのであれば、「I'm much obliged (to you) for〜」という使い方をします。
forのあとに「Thank you for」と同様に、お礼の内容を入れましょう。
- 「I'm much obliged for your kindness.」(親切にしてくれてありがとうございます。)
- 「I'm obliged to you for dinner.」(夕食をありがとうございました。)
メール文の最後に再度お礼を言うときはどうする?
メール文の最後に、繰り返しお礼の気持ちを述べたい場合もあるのではないでしょうか。
繰り返しお礼を言いたい場合は、「again」をいれてから再度お礼を言うと、より自然な英語メールになります。
- 「Thank you again for everything you’ve done.」(ご協力に再度感謝申し上げます。)
- 「Again thank you!」(本当にありがとう!)
もっとネイティブに! お礼メールで使える英語表現【上級編】
お礼メールで使える基本的な英語フレーズを覚えたら、失敗を恐れずどんどん英語メールを送ってみましょう。
慣れてきたら、ネイティブのように大胆な英語表現をしてみたり、顔文字を使ってみたり、お礼メールの中に自分らしさをちりばめてください。
英語で大胆なお礼のメールを送ろう
英語圏では先ほどのフレーズ以外に、感謝の気持ちをメールで大胆に表現することもあります。
英語圏のメールでは使われていることも多いので、英語のお礼メールを書くことに慣れてきたら挑戦してみてください。
- 「You made me who I am.」(今の私があるのはあなたのおかげです。)
- 「There is no doubt that this is the best memory of my life.」(間違いなく人生で最高の思い出です。)
顔文字をつけて小慣れた英語のお礼メールにしよう
英語のメールにも「顔文字」のようなものは存在します。
海外の友だちなどへのお礼メールには、顔文字を使ってみることもおすすめします。
しかし、フォーマルな場面では、日本語と同様に使わないようにしましょう。
- 笑った顔「 :) 」
- 泣き笑いをしている顔「 :'D 」
- 悲しい顔「 :‘-( 」
- 恥ずかしい、驚いている顔「 :-$ 」
- ウインクしている顔「 ;-) 」
- 怒っている顔「 :-|| 」
一見顔文字に見えないかもしれませんが、画面を90度傾けてみると、顔に見えてきます。
「:)」は「:」が目で「)」が口です。顔に見えましたか?
英語で感謝の気持ちを伝えよう
- 英語メールは簡潔かつ具体的に言いたいことを書く
- フォーマルな英語メールでは「would」を使って、省略形は使わない
- 「Thank you for〜」や「I appreciate〜」という表現を覚える
英語メールで使えるお礼フレーズをご紹介しました。
メールは相手の顔が見えないため、ちょっとした英語のお礼表現ミスで相手の心象がマイナスになってしまう可能性もあります。
しかし丁寧に感謝の気持ちを伝えようとする姿勢と、適切な英語でのお礼表現でメールを送る努力があれば、その想いは相手に届くでしょう。
多少のコツの違いはあれどもメールの返信はなるべく早く、英語のスペルミスをしないなど、基本的なマナーは万国共通です。
基本を守って、自分の気持ちを伝えましょう。
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