出典:www.lifehack.org
皆さんの中には、イヤホンを付けている際に、耳から抜け落ちてしまったり、周りの音が気になる、なんて経験や悩みを抱えている方は多いのではないだろうか? それはイヤホンの付け方が間違っているからかもしれない。
広くは知られていないが、実はイヤホンの付け方には種類があるのだ。自分の耳にフィットしたイヤホンの付け方を心得ていれば、イヤホンが外れにくくなるだけでなく、音質も劇的に向上する。正しいイヤホンの付け方を実践しない手は無いだろう。
今回は、音楽ライフを極上に変えるイヤホンの付け方を紹介していこう。
流行のカナル型イヤホン……多くの人の付け方は間違っていた!?
出典:www.merrillelectronics.com 「カナル型イヤホン」と呼ばれこのタイプのイヤホン。耳栓のようにイヤーピースを差し込むことで、音漏れや遮音性に優れた能力を発揮することが特徴のイヤホンだ。カナル型イヤホンを愛用している方も多いだろう。
しかし、カナル型イヤホンには正しい付け方があることをご存知だろうか。ただ、下からイヤホンを付けるだけでは、カナル型イヤホンの売りである音漏れと遮音性を充分に発揮しているとは言い難い。
これから紹介するイヤホンの付け方で、貴方の持っているカナル型イヤホンの性能は格段に向上するだろう。
知っておきたいイヤホンの付け方:SHURE掛け
出典:www.rha-audio.com 皆さんの多くはイヤホンを付ける際、図の右のイヤホンの付け方なのではないだろうか。間違った付け方ではないのだが、イヤホンが耳に合っていないと、どうしても外れてしまったり、イヤホンのコードが衣類に擦れる音が気になってしまうことが多い。
そんな悩みを解消するのが図の左「シュア掛け」だ。もともとはオーディオ会社の「SHURE」が正しい装着方法として推奨していることから名前がついたイヤホンの付け方である。
イヤホンを正しい付け方で装着するメリット♯1:タッチノイズを大幅に軽減
出典:lifewithmisophonia.wordpress.com タッチノイズとは、前述でも触れたが、イヤホンのコードが衣類に当たったときに生じるなど「ガサガサ」や「ゴソッ」といった音のこと。経験したことのある方ならご存知だと思うが、これが非常に鬱陶しい。折角お気に入りの音楽をお気に入りのイヤホンで聴いていてもタッチノイズが邪魔をする、なんてことは珍しくない。
シュア掛けはそんなイヤホンのタッチノイズを大幅に軽減してくれる。イヤホンのコードを伝ってくるこのタッチノイズを、耳にかかっているコードの部分が抑えて振動を少なくするために、届きにくくするのだ。
通勤、通学の際は勿論、イヤホンを付けて音楽を聴きながらランニングする時の大敵となるタッチノイズ。気になっている方は是非正しいイヤホンの付け方を試してみて欲しい。
イヤホンを正しい付け方で装着するメリット♯2:音質が格段に向上する
出典:blog.shure.com イヤホンの付け方を変え、より耳にフィットしたことによってイヤホンの装着感が増すということは、即ち音質も向上しているということ。普段聞いている音楽の音質の音質を高めたい方は、高級イヤホンを買う前に、イヤホンの付け方を変えてみて欲しい。
気になるシュア掛けの付け方は?
イヤホンのコードを耳の後ろからかける
シュア掛けの付け方は至って単純。写真のようにイヤホンのコードを耳の後ろから掛け、耳栓の様に耳にイヤホンを挿し込むだけだ。
イヤホンのコードは背中側に垂らす
そのままイヤホンのコードを胸元に垂らしても良いが、SHURE社が推奨しているのは、イヤホンのコードを背中側に向けて垂らす方法だ。イヤホンのコードを背中側に垂らすことによって、前述で紹介したイヤホンが衣類に擦れて発生する「タッチノイズ」を更に軽減することができる。更なる快適性を求める方は是非実践してみることをオススメする。
今回はイヤホンの性能を格段に向上させるイヤホンの付け方を紹介させていただいたが、本記事で紹介したイヤホンの付け方で全てのイヤホンの音質が変わる訳ではないことを注意していただきたい。
例えば、iPhoneの純正のイヤホンなどは、耳に挿し込む形状ではないため、むしろ音質は悪くなってしまうと言われている。
とは言え、カナル型のイヤホンであれば音質が向上する効果が期待できるのは広く知られた事実だ。お手持ちにカナル型イヤホンを持っている方は、是非試してみては如何だろうか?
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう