部屋の顔となるダイニングテーブル。
空間の個性を決める重要なアイテムであるダイニングテーブルだ。“理想のデザイン”があるという人もいるだろう。
そんな理想的なダイニングテーブルを安く手に入れる方法が「DIY」だ。
今回はダイニングテーブルを「天板」と「脚」に分け、それぞれをDIYで作成する方法やDIYデザイン例を紹介する。
【ダイニングテーブルのDIY】天板DIYで机の印象をチェンジ
天板DIY事例①:ダイニングテーブルの天板を同色の細長板で作るDIY
DIY事例の1つ目は、細長い板をきれいに組み合わせてダイニングテーブルの天板にするDIY。
選ぶ木材の種類やつぎはぎ方によって、ダイニングテーブルの印象がまるきり違ってくるのが、こちらの事例のポイント。
以下のDIY例は、同じ大きさの板をきれいに並べたものだ。
シンプルなDIYであるため、はじめてダイニングテーブルのDIYをする人も比較的チャレンジしやすいだろう。
長さのある木材を並べたシンプルな形のDIYダイニングテーブル。
あえて白っぽい木材をチョイスすることで、組み立てた後に好きな色にしたり、ワックスをかけた後にやすりがけをしてヴィンテージ感のある雰囲気にしたりなど、自分が理想とするダイニングテーブルを作っていける。
天板DIY事例②:ダイニングテーブルの天板に色違いの木材を合わせていくDIY
DIY事例の2つ目は、あえて色の違う板を合わせていくもの。
天板をパッチワーク風にデザインしたようなDIYをする場合は、土台となる板の上にさまざまな板を張り付けていくと楽に作業を進めることができる。
パッチワーク風デザインのDIYで、自分の美的センスを生かしたダイニングテーブルが完成するはずだ。
異なるカラーでも同系色の板でDIYすれば、シンプルにさり気なくおしゃれなダイニングテーブルに仕上がる。
色味や木目が大きく異なる木材を使用したDIYなら、オリジナリティのあるダイニングテーブルができあがる。
天板DIY事例③:板と透明ガラスの合わせ技!おしゃれな天板のダイニングテーブル
先の事例よりも少々難易度が増すが、ガラスを天板に用いるDIYもある。
ガラスを天板に用いて簡単にDIYするなら、先の事例で作った細長い板をつぎはぎにした天板の上に、そのサイズに合わせた強化ガラスを載せるだけ、というやり方がおすすめ。
まず木材を使って天板の土台を作り、天板に用いるガラスの大きさや形に合わせて土台の調整をしていく。
この時点ではダイニングテーブルの天板の木枠内に、スカスカの板のつぎはぎがあるだけある。
さらにこの上に透明なガラスをはめることで、DIY上級者が作ったような机が完成する。
このダイニングテーブルが自宅にあれば、自慢できるかもしれない。
ガラスをダイニングテーブルの真ん中に配置したDIY。
ガラスの形に合わせて作った木枠、ロ型の木枠、テーブルの縦の長さに合わせた木材2本、脚の接着面となる四角の木材を合わせることで、ガラスと底板の間に雑誌や本を入れられるような造りになっている。
電飾や観葉植物などを作って、どことなく男っぽい雰囲気の漂うDIYダイニングテーブル。
ガラス天板の長さに合わせた細長い木材を等間隔に置き、縦の辺を木材で囲ったデザインで、すっきりとして見える仕上がりになっている。
天板DIY事例④:ダイニングテーブルの天板の形を工夫するDIY
相手の顔が見えやすく、コミュニケーションを取りやすい丸型のダイニングテーブル。
通常のダイニングテーブル作りのように、四角形に木材を並べて円形にカットしていくのには技術が要るが、やはり難易度が高いだけに愛着も湧くはずだ。
丸に切り出すのが難しい場合は、すでにカットされた天板を使用し、脚と組み合わせてDIYするとよいだろう。
既製品のデザインから好みの天板を選んでDIYすれば、手軽に理想の丸型ダイニングテーブルを作ることが可能。
強化ガラスの丸型天板やモザイク柄の丸型天板など、自分の部屋の雰囲気に合ったデザインの天板をじっくり探してみよう。
シンプルな木材をDIYで組み合わせ、シックな塗装を施した丸型のダイニングテーブル。
細長い木材を合わせた四角の一枚板を円形に切り出すダイニングテーブルのDIYは、DIY工具の扱いなどに慣れてきたらぜひ挑戦したいもの。
【ダイニングテーブルのDIY】脚のDIYで個性的なダイニングテーブルに
脚のDIY事例①:DIY初心者におすすめ!4本脚のダイニングテーブル
人が集まって食事や歓談などをするダイニングテーブルは脚がしっかりしていないと、せっかくの素敵なデザインが台無しになってしまう。
DIY初心者のうちはダイニングテーブルが倒れないよう、しっかりした脚を作りたい。
とくに、既成品を使わずに自分で木材を切り出して脚を作る場合には、天板が傾かないように4本の脚の長さをきちんと合わせよう。
「絶対に失敗したくない!」という人は、最初から同じ長さの材料を4本購入するのが間違いない。
同じ4本脚でも選ぶ素材によって、ダイニングテーブルの強度や見た目がガラリと変わる。
ステンレスやアルミ、無垢材など、部屋の雰囲気に合うダイニングテーブルの脚の素材を見つけたい。
既製品のダイニングテーブルよりもデザインの幅が広がり、自分の理想とするデザインに近づけやすくなるのがDIYの強みである。
「子どももいるし、グラグラとした脚のダイニングテーブルでは不安が残る」という人には、低くてどっしりとした脚のダイニングテーブルがおすすめ。
また、子どもがいる家庭の場合、ダイニングテーブルをDIYする際は「テーブルの角」を丸くしよう。
子どもが膝や頭をぶつけてしまったとしても、大きな怪我にならないはずだ。
脚のDIY事例②:ダイニングテーブルの強度を高める!かっこよく脚を強化するDIY
ダイニングテーブルの脚の強度をより高めたいなら、脚同士を横につなぐ木材を追加するDIYがおすすめ。
それぞれの脚の間を太い木材でつなげることで、手軽にダイニングテーブルを安定させることができる。
脚の間をつなげた木材は一見すると邪魔そうにも見えるが、使ってみると木材に足を置くのにちょうどよかったりもする。
通常の4本脚のダイニングテーブルよりも安心感が増し、使いやすくなるはずだ。
大文字の「I」のように足元に木材を通したこちらのDIYダイニングテーブル。
細めの木材を使えば、ダイニングテーブルの安定感を高めるだけでなく、きちんとスマートな印象に見せてくれる。
テーブルの横辺の脚をつなげて、その上に細い板を組み合わせた一枚板を通したダイニングテーブル。
補強した木材の上に一枚板を載せることで、読みかけの雑誌や本、リモコン類などを収納しておくことができるため、省スペースになる。
2本のT字型の太脚に平板を通して強度を増したこちらのDIYダイニングテーブル。
どっしりとした脚にすることで、実用性と迫力があるダイニングテーブルになるはずだ。
脚のDIY事例③:ダイニングテーブルの脚をX字にするDIY
脚をX字にすることで、強度とデザインにこだわったダイニングテーブルが作成できる。
これこそDIYでならでは、というチャレンジではないだろうか。
2~4本脚のダイニングテーブルが多い中、脚がX字になっているダイニングテーブルは既成品ではなかなか見つからない。
バランスよく設計することは簡単でないが、X字脚のダイニングテーブルをDIYで作ることができたら達成感を味わえるだろう。
脚が個性的なダイニングテーブルは、見た目もスタイリッシュ。
脚同士をつないで強度を補強しただけでなく、X字の板も取り入れていれたこちらのDIYダイニングテーブル。
細板を使ってもX字にすることで、存在感があるダイニングテーブルに仕上がる。
脚のDIY事例④:既成の脚でダイニングテーブルを簡単おしゃれにDIY
「せっかくDIYするなら個性的なものにしたい」「脚までこだわってDIYできない」という人には、既成品の脚を使ったDIYがオススメ。
こちらはダイニングテーブルというよりも飾り棚のような使い方をしているが、IKEAなどの大型家具店に行くと、ただ天板を載せるだけでおしゃれなテーブルを作れる架台がラインアップされている。
大型ホームセンターやネットショップを覗いてみるとわかるように、インダストリアルな雰囲気のスチール製の四角い脚や温かみのある無垢材の脚など、既成品といえどもさまざまな種類がある。
もしも既成品の中に自分の気に入ったダイニングテーブルの脚があるようであれば、ぜひそちらを利用してみてほしい。
また、天板は自力で作り、脚だけオーダーメイドにする、という作り方もおすすめだ。
既成品の脚を天板に取りつけるだけで個性的なダイニングテーブルが誕生するため、手軽にDIYデビューを果たせる。
アンティークな雰囲気で、部屋をおしゃれに彩るデザインの脚を使ったDIYダイニングテーブル。
DIYで自分好みの脚を取り付ければ、来客に一目置かれるダイニングテーブルが完成するはずだ。
毎日変わり映えしないダイニングテーブルに飽きてきたという人は、天板か脚だけでもDIYしてみると、ダイニングテーブルの雰囲気がだいぶ変わるだろう。
天板も脚も自分好みのものにしたい、という人は今回の記事を参考にしてどちらも一新してしまうのもオススメだ。
DIYのよさは、自分好みにインテリアを変えられる点である。
DIYに興味がある!という人はぜひ、部屋の主役であるダイニングテーブルのDIYに挑戦してみてほしい。
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