3.11から5年が経とうとしている。そろそろ、あの頃に購入した避難食の賞味期限が切れていたり、もうすぐで切れそうだったりするのではないだろうか。また、3.11の時のような大地震が来なかったために、押入れに避難グッズをしまってしまった方もいるのでは?
どんな時も、油断は禁物だ。大災害はいつ来るかわからない。つい先日も、北海道で比較的大きな地震があったばかりだ。備えあれば憂いなし。常に地震に対応できるような自分でいたいものだ。
今回は地震のための保険、つまり「地震保険」についてお話ししたい。
地震保険とは何か?
地震保険とは、損害保険の一種で、地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする火災、損壊、埋没または流失による建物や家財の損害を補償する地震災害用の保険だ。「火災保険ではダメなのか?」という声も上がりそうであるが、火災保険だけでは、地震を原因とする火災による損害や、地震により延焼・ 拡大した損害は補償されない。地震保険にも加入しなければ、自分の財産は安全であるとは言えないのだ。
普通、地震保険単独では申し込みができず、火災保険にも入っていることが加入の条件となる。そのため、すでに火災保険を契約している人は、契約期間の中途からでも地震保険に加入することができる。
地震保険は、地震等(噴火、津波)による被災者の生活の安定に寄与することを目的として、民間保険会社が負う地震保険責任の一定額以上の巨額な地震損害を政府が再保険することにより成り立っている。
地震保険の対象って何?
地震保険の対象は、居住用の建物(住居のみに使用される建物および併用住宅をいう。)と、家財(居住用の建物に収容されている場合に限る。ただし、自動車や1個または1組の価額が30万円を超える貴金属、宝石、美術品等を除く。)である。
地震保険の保険の対象は、火災保険で保険の対象となっているものに限られる。火災保険の保険の対象が居住用の建物及び家財である場合、地震保険の保険の対象としてそのいずれかのみを選択することもでるようだ。
なお、建物のみが地震保険の対象である場合、家財の損害は補償されない。また、家財のみが地震保険の対象である場合、建物の損害は補償されない。
おすすめの地震保険は?
損害保険の商品はたくさんある。選ぶのに困るのも無理はない。ここでは、有名な保険会社の地震保険を幾つか紹介したい。
三井住友海上の地震保険
出典:www.ms-ins.com 日本を代表する保険会社、三井住友海上。もちろん地震保険も用意している。地震等で家屋に損害があった場合、全損であると、地震保険の保険金額×100%(時価額が限度)、半損は地震保険の保険金額×50%(時価額の50%が限度)、一部損は地震保険の保険金額×5%(時価額の5%が限度)が支払われる。
地震保険|三井住友海上
三井住友海上オフィシャルサイト。自動車保険、火災保険、傷害保険などを取り扱っています。このページでは、地震保険について紹介しております。
損保ジャパン日本興亜
出典:www.sjnk.co.jp 損保の王様、損保ジャパン日本興亜。損保ジャパン日本興亜のサイトでは、保険料のチェックや加入の試算ができるページを用意している。ぜひ、他の地震保険と比べる際に計算してみてほしい。
損保ジャパン日本興亜
損保ジャパン日本興亜の公式ウェブサイト。自動車保険、火災保険、地震保険、海外旅行保険など、様々な商品をお届けするとともに、お客さまの安心・安全・健康をサポートします。
東京海上日動
出典:www.tokiomarine-nichido.co.jp 1879年からの長い歴史を持つ、日本でも有数の老舗の保険会社、東京海上日動。様々な状況や地域など、場合に分けて保険料金を設定しているので一度サイトで確認していただきたい。
商品について | 地震保険 | 東京海上日動火災保険
東京海上日動の公式サイトです。住まいの保険「地震保険」についてご紹介します。
地震保険は火災保険とセットであり、この2つを見直すことで少しは安心感が生まれるのではないだろうか。もう一度、自分の加入している火災保険を見直し、地震保険にも加入するか否か考えてみてほしい。地震がないことを祈りつつ、自分の安全はきちんと確保しよう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう