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イヤホンを購入された経験がある方ならお分かりだと思うが、イヤホンを購入する際に驚くのがその種類の多さだろう。売り場に行けば多種多様なイヤホンが並び、その上、機能や性能も違うのでは、悩んでも悩みきれない。
また、イヤホンのパッケージなどに書かれている説明文も、知識のない人間にすれば専門用語が多く、イメージも湧きにくい。例えば、イヤホンは大まかに「インナーイヤー型」と「カナル型」に分けられるのだが、これらを正確に説明できる方がどれぐらいいるのか。さらに最近はそれら2種類の型に付随したイヤホンとして、「ネックバンド型」、「イヤーフック型(イヤーチップ型)」などの種類のイヤホンも人気だ。
そこでここでは、イヤホンを選ぶ際に覚えておきたい“種類”について説明していきたい。ただしイヤホンに関する全ての“種類”を列挙するとなると、おそらく読者の読む気が削がれるぐらいの情報量になってしまうので、必要最低限の“種類”に抑えた。
イヤホンの形状は大まかにの2種類に分けられる
記事、冒頭でも書いたようにイヤホンは大まかに「インナーイヤー型」と「カナル型」の2種類に分けられる。では「インナーイヤー型」と「カナル型」とは、どういったイヤホンなのか。
「インナーイヤー型」イヤホンとは
出典: Amazon.co.jp 「開放型」ともいわれる種類の「インナーイヤー型」イヤホンは、従来からあるスタンダードなイヤホンだ。おそらくイヤホンといえば、このタイプのイヤホンのことを思い浮かべるはずだ。
「インナーイヤー型」イヤホンは耳の穴に隙間ができるため、ある程度は解放感があり、耳の穴にピッタリと装着するのが苦手という方にはおすすめできる種類のイヤホンだ。しかし、形状的に音漏れがしやすいというデメリットもある。
おすすめの「インナーイヤー型」イヤホンがコチラ!
audio-technica(オーディオ・テクニカ) : ATH-EC707
価格 : 8,000円前後
■おすすめポイント : 調節可能なイヤーフック付きでスポーツ時にも外れにくい
出典: Amazon.co.jp 通常「オープン型」の種類のイヤホンは耳に負担がかかるものなのだが、このイヤホンはイヤーフックが付いているのでその心配もない。また、イヤーフックの調節も可能なので安定した装着感を実現した。
音域バランスは中音の響きが豊かで、ギターなどの弦楽器が特に効果的に響き渡る。高域はキンキンと刺さらず上品。低音は「インナーイヤー型」の種類のイヤホンとしては十分なボリューム感があり、全体的にバランス感覚に優れたイヤホンといえる。
「カナル型」イヤホンとは
出典: Amazon.co.jp 「密閉型」ともいわれる種類の「カナル型」イヤホンは、耳の穴に差し込む種類のイヤホンだ。昨今、売られている人気のイヤホンのほとんどが「カナル型」といっても過言ではない。
この種類のイヤホンは、遮音性が高く、外部への音漏れがしにくい構造だ。また、耳の穴に差し込む種類なので、イヤーフックなどが付いていなくても耳から外れにくい特徴を持っている。
おすすめの「カナル型」イヤホンがコチラ!
JVC(ジェー・ブイ・シー) : FXT200LTD
価格 : 10,000円前後
■おすすめポイント :
出典: Amazon.co.jp高密度高解像度サウンドが楽しめる
このJVCのイヤホンは、低域から高域まで高密度高解像度のサウンドを楽しめる新システムを搭載。厚みのある音色と臨場感豊かな再現力を実現した新しい種類のイヤホンだ。
また、デザイン性とともに、快適な着け心地と安定した装着感を実現。弾力のあるエラストマー樹脂が耳にフィットする新形状で、従来の種類である「カナル型」イヤホンに多かった装着時の耳への圧迫感がなくなった。
音質の種類で覚えておきたい「ハイレゾ音源」対応イヤホン
続いてのイヤホンの種類は、最近よく聞くようになった「ハイレゾ音源」対応のイヤホンだ。
突然だが、実はCDというメディアは、すべての音を収録しきれていなかった。大容量といわれるどんなハードディスクにも容量の限りがある通り、CDの容量にも限りがあることはお分かりだと思う。CDは中に入る情報量を抑えるために録音しきれない音域がある。その音域をも取り込み、CDを超える高音質をもったものが「ハイレゾ音源」だ。
もちろん「ハイレゾ音源」だけでは音楽を聴くことができない。それに対応したスピーカーが必要だ。その「ハイレゾ音源」に対応したスピーカーを持つ種類のイヤホンが、次世代のイヤホンとして今話題なのだ。
「ハイレゾ音源」に対応したおすすめのイヤホンがコチラ!
ELECOM(エレコム) : EHP-CH1000
価格 : 5,000円前後
※カナル型
■おすすめポイント : 5千円台でハイレゾ音楽を楽しめる最強コスパ
出典: Amazon.co.jp 通常「ハイレゾ音源」に対応した種類のイヤホンを買うなら、最低でも1万円は覚悟はしなくてはいけないものなのだが、このイヤホンはなんと5千円台で買えるのだ。
5千円台といえども高音質のハイレゾに対応したイヤホンということもあり、迫力ある低音と繊細な中高音の再現を実現。また、絡みにくく耐久性に優れたラインケーブルを採用しているので、使わない時などもコードが邪魔にならずにしまえるのも嬉しい。
機能・性能の種類で覚えておきたい「ノイズキャンセル」付きイヤホン
「ノイズキャンセル型」の種類のイヤホンとは、例えば、電車の中などで音楽を聴いている時、どうしても耳に入ってきてしまう電車や他の乗客の騒音を、シャットアウトをする機能を持つイヤホンのことだ。低音域である騒音をイヤホン本体内にある集音マイクに集め、そこに高音域をぶつけて相殺。そのため騒がしい場所で静かな曲を聴いている時でも、ボリュームを上げずに騒音なしで聴けてしまうのだ。
しかし、その機能が優れすぎているがゆえ、歩行時などは周囲の注意音が耳に届かず、車が近づいてきても気づきにくく危ない一面も持つ種類のヘッドホンだ。歩行時などは「ノイズキャンセル」機能をオフにしていただきたい。
おすすめの「ノイズキャンセル」機能を搭載したイヤホンがコチラ!
SONY(ソニー) : MDR-EX750NA
価格 : 19,000円前後
※カナル型
■おすすめポイント : 「ノイズキャンセル」機能に加えて「ハイレゾ音源」にも対応
出典: Amazon.co.jp このイヤホンは、『ハイレゾの高音質を快適な環境で聴く』ことをコンセプトにした種類のイヤホンだ。「ノイズキャンセル」機能により外部の騒音をシャットアウトしつつ、さらに前項で書いた高音質の「ハイレゾ音源」が楽しめるのだ。
また、周囲の騒音を分析し、最適なノイズキャンセルモードを自動的に選択するフルオート「ノイズキャンセル」機能も搭載。電車やバスはもちろん、航空機内などノイズレベルの高い環境でも音楽の世界にのめり込むことができる。
邪魔なコードがない「ワイヤレス」形式のBluetooth通信イヤホン
イヤホンもすでにワイヤレスの時代。デジタル機器用の無線規格である「Bluetooth(ブルートゥース)」通信を使って、本体からイヤホンまでワイヤレスで音を届けるのだ。すなわちイヤホンの表記としては「Bluetoothイヤホン」も「ワイヤレスイヤホン」も同じ種類のイヤホンといっていいだろう。
「ワイヤレス」Bluetooth通信のおすすめイヤホンがコチラ!
Beats by Dr.Dre(ビーツ) : Powerbeats2
価格 : 19,000円前後
※カナル型
■おすすめポイント : スポーツタイプでありながらスタイリッシュでどんなシーンでも使える
出典: Amazon.co.jp スポーツタイプとして発売されたこの「ワイヤレス」の種類のイヤホン。スポーツタイプとあって軽くてフィット感もよく、さらには防水機能まで付いているので、コードを気にしないですむスポーツ時などには最適のイヤホンといえる。
また、「ワイヤレス」の種類といっても音質もまったく問題なし。迫力のある低域と芯のある中高域の実現を有しており、楽しく音楽を聴くには最適なチューニングとなっている。スタイリッシュなデザインからも分かるように、スポーツ時だけでなく、普段使いにもおすすめのイヤホンだ。
ここまで紹介してきたイヤホンの種類を覚えておけば、ほぼ問題なく自分のスタイルに合ったイヤホンを選べるはずだ。
種類が豊富なアイテムは選べて嬉しいという反面、逆に種類が豊富すぎて選びきれないという一面も持つ。特にイヤホンなどのデジタル機器は、あっという間に新しい種類やワードが登場するものだ。
もしかしたら読者がこの記事を読んでいる頃には、また新しい種類やワードを持ったイヤホンが出現しているかもしれない。その時はこの記事をアップデートして、再びイヤホンの種類やワードを紹介するとしよう。
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