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「未来の最重要人物」とされた有名ゲームクリエイター30人:ゲーマーから始まる彼らの仕事内容とは?

Erika Muranaka

2016/02/01(最終更新日:2016/02/01)


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  ゲームクリエイターというと、どんな仕事内容を思い浮かべるだろうか。一昔前であれば、その仕事内容はパソコンに向かって黙々とゲーム作りをするといったような、地味なイメージが強かった。しかし今や、ゲームクリエイターは花形職業の一つである。

 ゲームクリエイターと一口にいっても、その仕事内容は実は様々であり、ゲームクリエイターを目指すにしても、どのような仕事をするか選択しなければならない。ゲームディレクター、ゲームデザイナー、プログラマー、一つのゲームを制作するのに、多くのゲームクリエイターが関わっている。場合によっては、100人以上のゲームクリエイターが必要なこともあるのだ。

 経済誌、フォーブスが発表した「30アンダー30」リストで、30歳以下の世界で有名なゲームクリエイターの中から、ゲーム業界の最重要人物といえる30人が取り上げられた。今回はその有名なゲームクリエイター30人を紹介する。

 合わせて有名なゲームクリエイターたちの仕事内容にも少しだけ触れていく。ゲームクリエイターの仕事内容に対する理解が少しでも深まればと思う。

アンダー30の有名なゲームクリエイター:30人

Jordan Maron(23歳):XREAL・設立者、ユーチューブクリエイター

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 最年少で有名なゲームクリエイターとしてリスト入りしたのが、Jordan Maronである。彼はもともとゲームクリエイターだったわけではない。彼が有名になったのは、まずはゲーマーとしてであった。ゲームの実況動画をユーチューブで配信し、彼のユーモアに視聴者は虜になる。ユーチューブ上で有名になり、900万人近い登録者を獲得した彼のもとには広告主からの依頼が殺到した。

 2015年には彼が運営するXREALが最初のタイトルであるモバイルゲームの「Fortress Fury」をリリースした。彼は有名なユーチューブクリエイターとしてだけでなく、ゲームクリエイターとしての道も歩み始めた。これからのゲームクリエイターとしての彼の仕事が注目されていくのは間違いない。

Eefje Depoortere(28歳):eSports・ホスト

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 Jordan Maronと同じく、動画配信者として有名なゲームクリエイターにリスト入りしたのが、eSportsのホスト、Eefje Depoortereである。彼女をゲームクリエイターとして有名にした仕事内容は、世界では認知度の高い“eSports”、いわゆるゲームトーナメントを主催し、それを配信したことである。彼女はヨーロッパの“League of Legends Championship Series”のホストとして有名なゲームクリエイターの一人なのだ。

Lydia Winters(28歳):Mojang・ブランドエディター

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 Lydia Wintersは、Mojangでブランドエディターという仕事内容を担当する、有名なゲームクリエイターだ。彼女のゲームクリエイターとしての仕事内容は、Mojangが開発した有名なゲーム“マインクラフト(Minecraft)”のブランドのマネージメントだ。具体的な仕事内容としては、“マインクラフト”のライセンスを管理したり、イベントなどの広告活動を手がけたりすることが挙げられる。

Andy Dudynsky(25歳):343 Industries・コミュニティマネージャー

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 Andy Dudynskyは、343 Industriesのコミュニティマネージャーとして有名なゲームクリエイターにリスト入りした。彼のゲームクリエイターとしての仕事内容は、ゲーム制作のチームを管理することだ。元々はゲーマーとして有名だったAndy Dudynskyのこれからのコミュニティマネージャー、ゲームクリエイターとしての仕事に注目したい。

Ashley Ruhl(28歳):Telltale Games・シネマティックデザイナー

 Ashley Ruhlは、Telltale Gamesでシネマティックデザイナーという仕事内容を担当する有名なゲームクリエイターだ。そのゲームクリエイターとしての仕事内容とは、ゲームプレイヤーが、まるで映画を観ているかのようなゲームデザインをすることである。現代のゲームクリエイターの仕事内容は、ゲームデザインといってもそのあり方も細分化しているのだ。

Alex Beachum(27歳):Mobius Digital・クリエイティブディレクター

 Alex Beachumは、Mobius Digitalのクリエイティブディレクターという仕事内容を担当する有名なゲームクリエイターである。クリエイティブディレクターのゲームクリエイターとしての仕事内容は、ゲームをデザインするだけではない。コンセプトを開発し、アイデアを実現化するための指針を決定し、各分野の専門スタッフを指揮するのがその仕事内容だとされる。若きAlex Beachumが、これからどのような手腕を発揮していくか、そのゲームクリエイターとしての仕事が注目されるだろう。

有名なゲームクリエイター:ゲーム開発の実行部隊

 有名なゲームクリエイターとして選ばれた若き制作者たちの中には、フリーで活躍しているゲームクリエイターも含まれている。ゲーム制作・開発が仕事内容となる彼らの仕事の結果に、君もゲームという形で触れたことがあるかもしれない。以下に、ゲーム制作を仕事内容とするゲームクリエイターとして選ばれた者を紹介する。

Tommaso Checchi(26歳):Mojang AB・ゲーム開発者

Adriaan de Jongh(25歳):フリーゲームデザイナー

Nina Freeman(25歳):Fullbright・ゲームデザイナー

Devin Horsman(29歳): River Studios Canada・テクニカルディレクター

Meg Jayanth(28歳):フリーゲームライター

Naomi Ladizinsky(29歳):Nix Hydra・チーフクリエイティブオフィサー

Sonja Reid(24歳):フリーコンテンツクリエイター

Adriel Wallick(29歳):MsMinotaur・ゲーム開発者

 彼らが有名なゲームクリエイターに選ばれたのは、彼らの仕事内容であるゲーム制作によって生み出されたゲームが、有名になったものであるからである。彼らの仕事内容が有名になるということは、彼らの仕事内容が優れたものであったということ、つまり面白いゲームを生み出したということである。これからも彼らにはゲームクリエイターとしての仕事内容のレベルを上げていってほしい。

有名なゲームクリエイター:ゲーム関連会社の設立者

 フォーブスが有名なゲームクリエイターとして選んだ30名の中には、多くのゲーム関連会社の設立者が含まれている。以下に、ゲーム関連会社の設立者として選ばれた有名ゲームクリエイターを紹介する。

Finn Brice(28歳):Chucklefish Limited・設立者

Mark Essen(29歳):Messhof LLC・共同設立者

Carl-Arvid Ewerbring(27歳):Resolution Games・設立者

Christopher Floyd(28歳):Indie MEGABOOTH・設立者

Tyler Glaiel(25歳):Eyebrow Interactive・オーナー

Ben Kane(29歳):Steel Crate Games・共同設立者

Trent Kusters(29歳):League of Geeks・共同設立者

Aradhya Malhotra(25歳):Skyless Game Studios・共同設立者

Nate Mitchell(28歳):Oculus VR・共同設立者

Zoe Quinn(28歳):Crash Override Network・共同設立者

David Rosen(29歳):Wolfire Games・CEO

Andy Sum(25歳):Hipster Whale・共同設立者

Gavan Wilhite(27歳):Altspace VR・共同設立者

Matt Zitzmann(29歳):Kamcord・共同設立者

 彼らの多くが、ゲーム制作を仕事内容とするゲームクリエイターも兼ねている。さらにさかのぼればゲーマーだった経歴をもつことが多く、好きが高じてゲーム業界に身を投じた者ばかりなのだといえるだろう。


 フォーブスが発表した「30アンダー30」リストから、世界で最も有名なゲームクリエイター30名を紹介した。一口にゲームクリエイターといっても、その仕事内容が多岐に渡っていることが少しでも伝わったことと思う。

 ゲームクリエイターの仕事内容は細分化されてはいるが、ここで紹介した有名なゲームクリエイターたちは、ゲームが好きで好きで、ゲームクリエイターの仕事内容が細分化された状況にあっても、あらゆる分野で手腕を発揮しているゲームクリエイターも少なくない。

 また、ゲームという性質上、ゲーマーという経歴を経てゲームクリエイターとして頭角を表した人物が多いことも見えてきた。彼らはゲーマーとしても有名で、そのゲーム好きが高じてゲームクリエイターとなっている。若き有名なゲームクリエイターとして選ばれた彼らがこれからどのようなゲームを作り出すのか、楽しみである。


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