皆さんは、月々の水道・ガス・電気代などの公共料金はどのようにして支払っているだろうか?
公共料金というと、口座引き落としでの支払いのイメージが強いかもしれないが、実は水道・ガス・電気代をはじめ、月々の携帯料金や新聞まで、クレジットカードで支払うことができるということはご存知だろうか? 今まで、公共料金をずっと口座引き落としで支払っていたあなた、実はクレジットカードでの公共料金支払いにしていないと損しているかも……。
今回は、そんな公共料金のクレジットカードでの支払いに、どんなメリットとデメリットがあるのかご紹介したい。
公共料金をクレジットカードで支払うメリット
by !efatima 公共料金支払いにクレジットカードを利用する一番のメリットは、なんといってもポイントが貯まることである。ポイントの還元率はカード会社によって異なるが、0.5〜1.5%前後が一般的。
例えば、月に15,000円の公共料金を全てカードで支払ったとすると、1ヶ月で150円、一年間でなんと1,800円分のポイントを貯めることができるというのだ。1年で1ヶ月の公共料金分以上のポイントを貯めることができるというのは、たしかに大きい。公共料金支払いをクレジットカードにして貯めたポイントは、電子マネーや商品券と交換できるため、使い方はあなた次第だ。
また、公共料金支払いをクレジットカードで行うもう一つのメリットとして、全ての公共料金の支払いを一括で管理できるという点が挙げられるだろう。クレジットカードでの公共料金支払いにすれば、水道・電気などの毎月の支払日がばらばらの場合でも、クレジットカード会社の引き落としの日にまとめて支払うことになるため、クレジットカード会社への支払い日に代金を用意しさえすれば払い忘れの心配もなく、管理も比較的楽というわけである。
公共料金をクレジットカードで支払うデメリット
by efile989 一方で、公共料金をクレジットカードで支払うことで、メリットばかりではなくデメリットも発生する。それがずばり、口座振替を対象とした公共料金の割引サービスの存在だ。これは、その名の通り口座引き落としで公共料金を支払う人を対象に、水道料金や電気代を割引してくれるという制度である。
割引の適用条件などは利用している会社によって異なるが、例えば東京に住んでいる人の場合、東京電力・東京ガス・東京都水道局ともに、1ヶ月あたりそれぞれ54円、合わせて162円の割引サービスがある。一年だと合計で1,994円の割引になるため、これも大きな節約になるということがわかる。
クレジットカードでの公共料金支払いでは、これらの割引が受けられなくなってしまうため、月々の料金によっては損をしてしまう場合もあるのだ。また、クレジットカード会社によっては、入会費や年会費がかかることもあるので注意が必要である。
公共料金をクレジットカードで支払うための変更方法やその他注意点
では、実際にクレジットカードで支払いをするには、どうしたらよいのだろうか? 方法はいたって簡単だ。クレジットカード払いに変更したい公共料金の会社にこれに関する申請をするか、またはクレジットカード会社のサイトからでも申し込むことことが可能である。会社にもよるが、水道・電気をはじめ、ケーブルテレビや新聞・インターネットの料金もクレジットカードで支払うことができる。
その際の注意点として、クレジットカードの有効期限・再発行・解約の3点について注意することが必要である。有効期限が切れてカード番号を新しくしたとき、また紛失や盗難によってクレジットカードを再発行した場合、自動的にクレジットカード情報が更新されることも多いのだが、そうでない場合もあるので、きちんとクレジットカード会社に確認するように注意が必要だ。
公共料金支払いをクレジットカードで行うことについて紹介したが、いかがだっただろうか? クレジットカードと口座振替、どっちの方がお得かは利用料金によって違うことがわかったであろう。月々の公共料金、ちょっとの差でも積み重なると大きな損をすることも。この機会に今一度自身の料金を見直して、クレジットカードでの公共料金支払いも検討し、お得に節約してみてはいかがだろう。
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