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クレジットカードのサイズやサイン、仕様って会社で違うの? クレジットカードの秘密に迫る。

Tobayashi

2016/01/06(最終更新日:2016/01/06)


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クレジットカードのサイズやサイン、仕様って会社で違うの? クレジットカードの秘密に迫る。 1番目の画像
出典:visualhunt.com
 世間で広く使われているクレジットカードは発行会社によってたくさんの種類があるが、その形状(サイズ)は見たところほぼ一緒なのは分かるであろう。しかし、本当に中のデータが違うだけでサインの仕方や仕様が全て同じなのだろうか。今回は、日本で流通するクレジットカードの違いについて紹介したい。

クレジットカードのサイズなどの仕様って各社で違うの?

クレジットカードのサイズやサイン、仕様って会社で違うの? クレジットカードの秘密に迫る。 2番目の画像
by Håkan Dahlström
 クレジットカードは発行会社が発行するが、その決済を行うのは国際ブランドである。世界で最も知られていて提携先も一番多いのが、VISAである。同じVISAカードを発行する会社は幾つもあるので、ブランドとカード発行会社を混同しないで欲しい。国際ブランドと違って、カード発行会社によって違うのは保険、ポイント還元率といったサービスである。クレジットカードは利便性を向上させるものなので、もし発行会社ごと、国際ブランドごとにサイズ仕様が違っていたら、かえって決済側も使用者側も不便になる。

 クレジットカードの使用風景を見たことある人ならわかると思うが、カードは磁気を読み取るために機械に差し込んで使われる。多種多様なカードサイズがあったら、機械もその分だけ用意する必要が出て、処理が煩雑になる。もちろん磁気の場所も統一されている。最近しばしば見かけるのは、電子マネー付きのクレジットカードである。買い物と電車の利用がどっちもできる優れものだが、サイズ仕様は一緒で中身に電子マネーの機能をつけただけなのである。

クレジットカードのサインは絶対にすること! しないとこんなことに……?

 クレジットカードの裏にサインする箇所があって、必ず使用者自身が発行後にサインをするようにという趣旨が記載されてある。しかし、日本において実際に使うときは店員がサインあるか確認しないことも多く、決済に支障が出ないならしなくてもいいじゃないかと考える人がいるかもしれない。

 しかし、結論から言うと、サインは絶対にしたほうがよい。クレジットカードは利用者の信用を反映するものであって、日本はまだその感覚が浸透していないが、海外では買い物時サイン確認が時々ある。「別に私、海外旅行とか行かないし……」という人はいるかもしれない。サインをしていない場合、さらに厄介な事態に遭遇する可能性がある。

 例えば、カードが紛失もしくは盗難にあって、他人に乱用されて被害が出た場合、カード発行会社によって何かしらの補償が受けることができる。ところが、もしあなたがカードにサインをしていないことがばれると、それは発行会社との契約違反となるので、補償を受けられなくなる場合がある。本当にそういう事態に陥ってしまったら泣きついても誰も助けてくれないので、まだサインしてない人は今のうちにサインすべきである。

クレジットカードの破損でサイズが変わってしまった時はこうしよう!

 クレジットカードを使う機会の多い人は、財布からの出し入れが多く、カードが破損する確率も高まる。不本意に折ってしまってカードの一部がかけた場合、ICチップと磁気帯のある部分が無傷ならまだ使用することは可能だが、銀行ATMや駅のチャージ機のようにカード全体を入れることは絶対にしないこと。機械が詰まり、故障する原因になる。

 例え、自分でセロハンテープを使って破損部分と本体をくっつけても同じだ。少しでも仕様が変わると、使用先の機械が壊れる恐れがある。ここは無理に使おうとせず、カードの発行会社に連絡して再発行してもらおう。手数料は幾分かかるが、お店の機械を壊すよりは安上がりかと思う。クレジットカードは期限まで耐久性があるように設計されているはずなので、そんな簡単には破損したりしないと思うが、大切に扱うに越したことはない。


 クレジットカードは便利である分、非常にトラブルに遭いやすいので、しっかりとクレジットカードに関する知識を得てから作って欲しい。また、クレジットカード発行後も大切に扱わないと、紛失したり破損したりする。そのような出来事を想定して救済策もちゃんとあるが、余計に労力や財力、そして時間がかかることを念頭におこう。では、安全且つ充実なカードライフを。

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