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結婚する時の平均貯金額は?気になる「いくらあれば結婚できる?」

Tobayashi

2016/01/13(最終更新日:2020/10/28)


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「結婚をするときにはお金はいくらかかるんだろう?」と漠然と不安に思っている人もいらっしゃるでしょう。

本記事では、結婚する際の平均貯蓄額や結婚にかかる費用、お金を効率よく貯める方法をご紹介します。

結婚をする際の貯金額について知りたい人や、結婚時にかかる費用について把握したい人はぜひ参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • 結婚する際の平均貯金額はどれくらい?
  • 結婚するのにかかる費用は?
  • 結婚前に貯金をしたい!おすすめの貯金術

 

結婚する際の平均貯金額はどれくらい?

お金に関する話は人には聞きにくいからこそ、気になっている人も多いのではないでしょうか。

特に結婚をする際には、結納・結婚式・新居・新婚旅行など大型のイベントがたくさんあり、出費も大きくなるため、予めいくらくらい必要なのか把握しておきたいですよね。

まずは、今まで結婚をひかえたカップルが、結婚した際にどのぐらいの貯金をしていたのかをご紹介します。

結婚する際の心強い味方である「ゼクシィ結婚トレンド調査 2019年度版」によると、2人で結婚費用を貯めていたカップルは全体の86.4%です。

そして結婚のための貯金総額平均は323.8万円です。平均が300万円を超えることを知って、300万円も貯めないといけないのかと、焦る人もいるでしょう。

しかし、実際の貯金額で一番大きな割合を占めているのは、全体の20.3%の「200万円〜300万円未満」です。

2番目に大きな割合を占めるのが「100〜200万円未満」の20.0%です。「300〜400万未満」は全体の18.2%で、3番目に多い割合を占めています。

つまり、平均額は高いですが、実際には100万〜300万円ほどの貯金をしていたカップルが多いとわかります。

 

結婚するとこんなにお金がかかる……

結婚する時の平均貯金額は? みんなに聞けないけど、気になること「いくらあれば結婚できる?」 2番目の画像

by SPIngram

先ほど、約60%の人が100万〜300万円を結婚費用のために貯めていたことをご紹介しました。

では、結婚をするために実際に必要なお金はいくらなのでしょうか。

実際に結婚するために必要なお金は、結婚式費用と新生活にかかる費用の2つに分けられます。

まずは、結婚前に必要な費用についてご紹介します。

 

結婚前に必要な費用

結婚前に必要な費用は、挙式・披露宴・披露パーティーなどの結婚式自体にかかるお金と婚約・結婚指輪にかかるお金があります。

婚約指輪と結婚指輪の違いって何なのだろうと思う人もいるのではないでしょうか。

婚約指輪とは、男性が女性にプロポーズする際に「結婚の約束」をした証として送られるものです。最近では、好きな指輪を選んでほしいと思う男性が増え、一緒に婚約指輪を買いに行くことも増えてきました。

また、結婚指輪とは、男性・女性の両方が身につけるものです。結婚式で、お互いにつけ合う指輪は「結婚指輪」です。

結婚の象徴でもある大切な指輪の平均費用は、婚約指輪が35.5万円結婚指輪が2つで24万円です。

結婚指輪と婚約指輪の両方を合わせると、約60万円かかることになります。

次は、結婚式や披露宴でかかる費用をご紹介します。

ゼクシィ結婚トレンド調査 2019年度版」によると、挙式・披露宴・披露パーティーの総額は平均354.9万円です。

約350万円を全額負担するのではなく、ご祝儀総額平均224.1万円があるため、カップルの自己負担額の平均は130.8万円になります。

よって、結婚前に必要な費用は、実質的には約200万円です。

 

結婚後の新生活に必要な費用

次は、結婚後の新生活に必要な費用をご紹介します。

結婚前に同棲していなかったカップルや同棲していたけれど結婚を期に引っ越しをするカップルは、引越し費用がかかります。

結婚後に引っ越しをするカップルは、インテリア・家具、家電製品の購入などをする必要が多いです。

ゼクシィ結婚トレンド調査 2019年度版」によると、結婚後の新生活準備にかかった費用は72.3万円です。

つまり、結婚するためには、結婚前に必要な費用に約200万円、新生活準備金に約70万円で合計約270万円が必要になります。

先述した先輩カップルの平均貯蓄額が約300万円で、実際には約100〜300万円貯めていたカップルが多いことを振り返ると、多くのカップルがとても妥当な貯蓄額をしていたことがわかります。

 

貯金がなくても結婚はできるの?

今は貯金がないけど、パートナーと結婚したいと思っている人もいるでしょう。

貯金がなくても、籍を入れるだけの結婚はもちろんできます。

しかし、結婚式に憧れる人も多いので、結婚にお金がかかるのも事実です。

以下では、貯金がなくても結婚したカップルのお金事情についてご紹介します。

 

結婚が決まってから目標金額を貯金!

貯金がないけど、結婚式を挙げたいと思っている人もいるでしょう。

結婚が決まったら、すぐに結婚式を挙げないといけないわけではありません。

結婚をするためのお金を2人で貯めることも、お金がなくても結婚をするための手段のひとつです。

2人の共通の目的のために協力してお金を貯めることで、絆がさらに深まるかもしれません。

 

親からの援助を受けている人も多数

結婚は2人のものだから、自分たちだけでお金を出さないといけないと思いこんでいる人もいるのではないでしょうか。

実は、先輩カップルの中で、2人だけで結婚の費用を出しているカップルは、全体で23.5%しかいません。

全体で76.5%のカップルが親から援助を受けています。親からの援助の平均金額は、平均195.1万円です。

お金がなくても結婚したい場合は、両親に相談するのもひとつの手段であるといえるでしょう。
 

結婚前に貯金をしたい!おすすめの貯金術

結婚する時の平均貯金額は? みんなに聞けないけど、気になること「いくらあれば結婚できる?」 3番目の画像

by kurichan+

結婚前に貯金をしたいけれど、あまり意識して貯金をしたことはなかった人もいるのではないでしょうか。

以下では、結婚のための貯金を効率よく貯めるための方法をご紹介します。

目標金額を貯金したい人は、ぜひ2人の未来のために貯金を始めてみてはいかがでしょうか。

 

結婚のための貯金術1.先取り貯蓄

結婚のための1つ目の貯金術は、先取り貯蓄をすることです。

先取り貯蓄とは、給与天引きを利用して、収入から貯蓄分を先取りする方法のことです。

口座にお金があると、ついついデートや趣味にお金を使ってしまう人も多いのではないでしょうか。そのような「ついつい」という油断は貯金の大敵です。

先取り貯蓄をして、生活費と貯蓄分をあらかじめ分けてしまえば、「うっかり貯蓄分を使い込んでしまった」という事態を避けられます。

勤務先に社内預金や財形貯蓄制度がない人には、各銀行が取り扱っている「自動積立定期預金」がおすすめです。自動積立定期預金は、毎月一定の日に、設定した金額が指定口座から定期預金に自動で振り込まれるシステムです。

先に必要な金額を分けておいて、貯金用の口座には手をつけないようにすることで、確実に貯蓄できるでしょう。

 

結婚のための貯金術2.使っているお金を把握する

結婚のための2つ目の貯金術は、使っているお金を把握することです。

貯金をするためには、出費を減らさなければいけません。

まずは、自分の使っているお金の無駄を見つけましょう。

無駄な出費を減らすことで、結果的に使うお金が減り、貯金に繋がります。

入力も、分析も簡単な、スマホアプリの家計簿を使うことがおすすめです。

 

結婚のための貯金術3.500円玉貯金

結婚のための3つ目の貯金術は、500円玉貯金をすることです。

500円玉貯金を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

500円玉貯金とは、500円玉ができたら使わずに貯金をする方法です。意識すれば今からでも簡単に実行できる簡単さが500円玉貯金の魅力です。また、何よりも目に見えて貯まるため、貯金に対するモチベーションを保ちやすいことも500円玉貯金が人気の秘密でしょう。

2人の結婚に向けての貯金のため、2人でひとつの貯金箱に貯めていくのはいかがでしょうか。貯金が共同作業となり、楽しく貯金ができるはずです。500円玉貯金専用の貯金箱も販売されているので、2人で好みの貯金箱を選んで楽しく貯めることをおすすめします。

もっと早くお金を貯めたい人は、毎日財布の中の小銭を貯金する方法をおすすめします。できた小銭を全て貯金すると、かなり早くお金を貯めれます。

現金派の人にはおすすめの貯金方法です。

 

結婚のための貯金術4.ランチを外食からお弁当にチェンジ

結婚のための4つ目の貯金術は、ランチを外食からお弁当にチェンジすることです。

働いていると、月に約20日はランチをオフィス、あるいはその周辺で食べることになります。しかしコンビニや飲食店などの外食は、何かとお金がかかるものです。

ランチを思い切ってお弁当にチェンジしてみると、食費にかかるお金を抑えれます。

毎食500円に抑えている方も、お弁当にすると一食200円程度ですむため、「300円×20日=6,000円 / 月」も節約できます。

2人合わせれば、毎月12,000円も貯金にまわせることになり、貯金と同時に料理の腕も上がるため、これからの結婚生活に役立つこと間違いありません。

 

結婚のための貯金術5.NISA・iDeCoなどの長期投資を始める

結婚のための5つ目の貯金術は、NISA・iDeCoなどの長期投資を始めることです。

結婚はゴールではなく、スタートとよくいわれるように、結婚費用のためだけに貯金をしていると、結婚後になにか起こった時にお金について悩んでしまう可能性があります。

お金の心配をしないで幸せに暮らすためにも、未来への投資をしておきましょう。

 

結婚するまでの貯金の目標金額を決めておこう 

本記事のまとめ
  • 結婚のための平均貯金総額は、323.8万円
  • 結婚前と後に必要な費用は、約280万円
  • 結婚のためのお金を2人で協力して貯める
  • 先取り貯蓄や500円玉貯金をいますぐに始めよう

本記事では、結婚する際の平均貯蓄額や結婚にかかる費用、お金を効率よく貯める方法をご紹介しました。

結婚にはお金がかかるもの。パートナーの金銭感覚を知り、これからの生活のための金額を準備するためにも、一緒に貯金を始めてみてはいかがでしょうか。

 

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