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源泉徴収票からわかる、年収と手取りの違い。フリーランスだけでなく、サラリーマンも知っておきたい!

Tobayashi

2015/12/31(最終更新日:2015/12/31)


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源泉徴収票からわかる、年収と手取りの違い。フリーランスだけでなく、サラリーマンも知っておきたい! 1番目の画像
出典:inckpen.com
  働いている方ならちょくちょく耳にする「源泉徴収」。あなたは、源泉徴収に関してどのくらい知っているだろうか? 実は、あなたがもらう源泉徴収票を見れば、年収と手取りの違いがわかるのだ。「会社員の人が給与をもらうときに差し引かれるあれだろう?」というくらいしか知らないという方は要チェックだ。

  そもそも源泉徴収とは、支払い者が給与や報酬を支払う際に、その金額から前もって所得税などの税金を差し引いた額を支払うという制度だ。基本的に対象となるのは個人に対する支払いだ。

  源泉徴収の対象となるもので一番身近な例は、給与所得だ。当然給与所得に限らず、源泉徴収は様々なケースにも該当するため、いわゆるサラリーマンのみならず、フリーランスや個人事業主の方にも深く関係している。

年収と手取りの違いの前に、源泉徴収のポイントを確認

  年収と手取りの違いを確認する前に、フリーランスが注意したい源泉徴収のポイントを3つにしぼってみた。

  1つめは、復興特別所得税が含まれるということ。平成25年1月1日〜平成49年12月31日の間に生じる所得にかかる源泉徴収の税率には、所得税のものにプラスして、復興特別所得税額が加算される。

  源泉徴収税は、以下の計算式で出す。

【100万円以下の場合】
源泉徴収税額 = 支払金額 × 10.21%

【100万円を超える場合】
源泉徴収税額 =(支払金額 – 100万円)× 20.42% + 102,100円

  上記の式の中での0.21%(200万円以上の場合には0.42%)が復興特別所得税の部分にあたる。

  2つめは、消費税の取扱いについて。請求書で報酬の金額と消費税の金額が明確に分けられている場合にのみ、消費税の金額を除いた報酬の金額を源泉徴収の対象とすることができるが、基本的には消費税も含む支払った金額の全てが対象にあたる。

  3つめは、確定申告を忘れずに! 確定申告の際に、源泉徴収により差し引かれている金額の申告を忘れないようにしよう。個人事業主の場合、課税対象金額から除かれることになる金額も含まれているため、実際の課税金額よりも多くなっていることが多々ある。多く払いすぎている場合に還付を受けるためには、自分で申告することが必要となるので注意しよう。

年収と手取りはどうやってわかるの? 控除って?

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出典:www.nta.go.jp
   すぐなくしてしまいそうな紙切れ1枚の源泉徴収票。しかし、そこにはとっても大事な情報が載っている。

  年収とは、何も差し引かれていない会社から支給されたお金のことで、源泉徴収票の支払金額の部分にあたる。そのとなりに書かれている給与所得控除や所得控除というのは、所得から差し引くことができることで、課税の対象にならない。これは、税負担をなるべく公平にするために設けられている。では、結局自分の手元にはいくら入るの? いわゆる手取りは、(支払い金額)-(源泉徴収税額)-(社会保険料等の金額)で計算することができる。


 このように、たまに聞くけど、実はよく知らなかった源泉徴収の仕組み。副業をしていないサラリーマンであれば、会社が勝手にやってくれるため、源泉徴収について詳しく知っていなくてもいいが、フリーランスや個人事業主は必ず知っておきたい知識だ。

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