ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.586〜目指せ自動運転化!?〜」では、ホリエモンが自動化が進む交通業界について語った。
今回取り上げた質問は、「Vol.295にて、個人間カーシェア『Anyca』に対して『本当は運転手までシェアしたい』とのコメントがありました。交通システムは通路・運搬具・運転の3要素から成ります。マイカーは1つ目のみをシェアし残り2つは自己手配、カーシェアは2つ目までをシェアし3つ目を自己手配、鉄道は3つともシェアします。
鉄道が低利便・高コストで消費者に選考されない大きな原因は、運転士の免許制度が厳し過ぎて無用に高コストになっていることです。夜行寝台新幹線も、運転士免許制度を適正化できれば高速バスに相当の領域で圧勝できます。以前に『そういうコンセンサスを取るのは自動車業界のロビー活動やら産業の大きさを考えると非現実的』との回答を得ましたが、鉄道の未来を拓くのに絶対につぶすべき問題です。突破策はないでしょうか」という質問。
ホリエモン「鉄道って本当に必要なのかな……」
ホリエモンは、「国会議員になって、その辺の問題の議連を作って仲間を増やしていくといいだろうね」と回答。
今回寄せられたのは、鉄道の自動化についての質問。質問者によれば、交通システムの3要素「通路・運搬具・運転手」をシェアする鉄道は効率的なシステムではあるが、運転手のコストが高すぎるため結局高コストになっている。
そのため鉄道運転士の免許制度をもっと簡略化すべきというのが質問者の意見だが、ホリエモンは「鉄道って本当に必要なのかな……」と根本的な疑問を漏らす。
私たちの生活になくてはならないように思える鉄道だが、長距離バスやタクシーなども含めれば、そのほとんどは自動車サービスで代替可能といえるかもしれない。カーシェアが今以上に普及すれば、車の返却場所に悩むこともなくなるだろう。
最近の自動車業界は、自動運転など最新のテクノロジーが次々に導入されている。それに比べると、あまり画期的な進歩が見られない鉄道業界にホリエモンはあまり希望を見出していないのかもしれない。
ホリエモン「鉄道の自動運転は既に可能なはず」
今回の質問である鉄道の自動運転について、ホリエモンは「既に可能なはず」と考える。ゆりかもめのように、既に無人運転している線が存在するからだ。
ならば、なぜ全ての鉄道が自動運転にならないのか? 雇用問題など色々な原因が考えられるが、ホリエモンはインフラ整備が追いついていないからだと予想する。
例えば、ゆりかもめや一部地下鉄などではホームドアの自動ドア化、事故防止が徹底され、ホームドアが開くとき以外は線路に降りることができないようになっている。こうした安全対策がまだ完璧ではないから、まだ人の手を介した運転をなくすことができないのかもしれない。
とはいえ、その点を除いても乗務員数などはまだまだ減らせることができそうだ。ホリエモンは無人化に踏み切らない精確な理由は分からないが、「ネットやシステムをしっかりすればもう少し減らせそうだけどね」と締めくくった。
移動手段という広い視点で考えれば、鉄道業界と自動車業界はお互いにパイを奪い合う競合の関係だ。普遍的な存在に思える両者だが、サービスの質が大きく変わればどちらかが市場を独占することだってありうるのだ。
ホリエモンが鉄道業界について語った「堀江貴文のQ&A vol.586〜目指せ自動運転化!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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