ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.583〜SNS活用は重要!?〜」では、ホリエモンが最近流行りのマッチングサービスについて語った。
今回取り上げた質問は、「定年を迎え仕事を辞めていくサラリーマンと、彼らの豊富な経験を求める企業のマッチングサイトを構築したいと思っています。サイト構築後、退職した高齢者と案件を登録する企業をどのように集めていけばいいでしょうか? 特に高齢者はネットやSNSには疎いので、新聞やチラシに広告を出して集めていくべきでしょうか?」という質問。
ホリエモン「定年退職者と企業のマッチングサービスは既にあるよね」
ホリエモンは、「既に転職仲介サイトとかがやっているけどね、その手のサービス。登録起業は普通に営業して集めればいいし、高齢者は仰るとおりで古いメディアの方が集客しやすいかな」と回答。
質問者が構想するのは定年退職者と企業の再雇用をマッチングするサービスだが、ホリエモンは「既に存在しているよね」とバッサリ。後追いをするにしても、なんらかのアドバンテージがなければ参入するメリットは少ないという見解だ。
また、今回のゲストで企業間レンタル移籍プラットフォーム「LoanDEAL」をリリースした株式会社ローンディールの代表取締役 原田未来氏は、人材サービスの経営者として「ただ紹介するだけじゃダメ」とアドバイス。
仲介サービスは基本的に人と人の「縁」を作るサービスだが、単に紹介するだけでは一時的なものにしかならない。繋ぎ合わせた縁の維持をどうやってサポートするか、また何か問題があっときにどんなケアができるかも人材サービスには求められているだろう。
ネットを使ったマッチングサービスはたくさん存在するが、特にビジネスに関するものでは、利用者を長く支え続けられるサービスでなければならないはず。そうした面も考えて、ホリエモンは「今のままだと(このアイデアは)ボツかな」と言い放った。
ホリエモン「ネットが使えない老人を雇う必要は無いんじゃないかな」
今回の質問者の悩みは、ネットサービスにおける高齢者の集客方法。たしかに、最近ではPCに抵抗感を持つ高齢者は減ってきたものの、まだまだ複雑な操作までマスターしている人はあまり多くない印象だ。
この問題について、ホリエモンは「そもそも、ネットやSNSが使えない老人を雇う必要はないんじゃない?」と衝撃的な一言。一見すると極端な意見だが、今回の質問はビジネスでの人材紹介なので、たしかにPCスキルが必要な多くの仕事の場合は、こうした高齢者を「経験者」として雇うメリットはあまりない。
そこで原田氏が指摘するのは、経験豊富な高齢者を雇うというときの「経験豊富」がどのような経験を指すかを考えなければならないということ。応募媒体もそれに準じて決定しなければならないだろう。
例えば手作業に長けた職人のような経験者を求めるなら新聞求人などのアナログな広告媒体がベストだが、PCをある程度扱う一般企業ならホリエモンがいうようにPCで募集しても問題ないはずだ。
「高齢者でも人によって劣化具合はかなり違う」とホリエモンはいうが、そのように幅がある高齢者の中でもどんな人を募集しているかどうかで、広告の出し方もかなり変わってくるはず。一口にネットサービスでの老人の集客といっても、状況によってやり方はかなり色々あるのだ。
ホリエモンがマッチングサービスの現状を語った「堀江貴文のQ&A vol.583〜SNS活用は重要!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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