記録よりも記憶に残るプレーでファンを魅了し、現役時代、勝負強い4番打者として巨人の勝利に貢献し続けていた長嶋茂雄。“ミスター”という愛称でファンに親しまれた長嶋茂雄が、去る2013年、愛弟子の松井秀喜と共に国民名誉賞を受賞した際には、スーパースターとしての人生が度々メディアに取り上げられたものだ。
国民的ヒーローとして名高い長嶋茂雄だが、「長嶋茂雄」という一人の人間を見つめた際、我々はその人柄をどれだけ知っているだろうか。野球好きであれば知っている人も多いだろうが、彼は“超”がつくほどの天然なのである。
スーパースターとして知られる長嶋茂雄の名言は、思わず笑いがこぼれてしまうようなものばかり。彼の名言に触れることで、明日(あす)の日本が少しでも明るくなれば幸いである。
ミスター、本気ですか? 思わず吹き出す長嶋茂雄「珠玉の名言集」
出典: Amazon.co.jp長嶋茂雄の名言#1 少年達に対して天然過ぎる発言
『AKAI』というチーム名の入ったユニフォームの少年野球チームに向かってのこの発言は、長嶋茂雄の伝説の名言として語り継がれている。
少年達は冗談だと思ったようだが、何とも真顔で長嶋茂雄が言っていたため、どうにも困惑したらしい。
長嶋茂雄の名言#2 自分の誕生日を知らない?
長嶋茂雄のこの名言は、チームメイトの王貞治がバースデーアーチを放った際に発言したもの。
ちなみに、長嶋茂雄の誕生日は2月20日。プロ野球チームは皆キャンプ中で、そもそも試合など組まれていない時期。わざとなのか、それとも本気で誕生日を忘れてしまったのか。“天然”を感じずにはいられない名言だ。
長嶋茂雄の名言#3 自分を慕ってくれる徳光和夫に対して
こちらは、「長嶋茂雄信者」として知られる徳光和夫に向かって言った名言。
当時から徳光和夫は親交が深く、この名言を放った際はショックのあまり寝込んでしまった模様。長嶋茂雄が放ったたった一言が、人を寝込ませてしまう名言になってしまうとは......。
長嶋茂雄の名言#4 ミスター、まさか知らないの?
これは、果たして何を食べているときの名言だろうか? 何を隠そう、ただの赤飯を食べている時の一言だそうだ。日本人なら誰しもが知る赤飯を、国民的大スターである長嶋茂雄は知らなかったのであろうか。
長嶋茂雄の名言#5 還暦にて言い放った一言。
還暦を迎えた時の有名な名言。無論、長嶋茂雄以外の人間も皆、人生で還暦を迎えるのは一度きりである。
もちろん、「スター」としての長嶋茂雄はこんな名言も残している
出典: Amazon.co.jp 今までの長嶋茂雄の名言を振り返ると、なんとも間の抜けた親しみやすい印象を受けるが、選手や監督として成功を収めたからこそ語れる名言があるのも事実だ。
長嶋茂雄の名言#6 期待を超えることが義務
スーパースターになったこともない人間が、このような発言をしても周囲に笑われるだけである。選手として、または監督として、常に周囲の期待を超え続けた長嶋茂雄だからこそ真実味がある名言なのだ。
長嶋茂雄の名言#7 自分の道は自分で決める
人は誰しも、決められた道を進むことを選びやすい。その道にいれば安全で、少なくとも人生を揺るがす大きな危機に陥ることはないからだ。
長嶋茂雄は名言を通して、敷かれたレールの上ではなく、己の道を突き進むことが生きがいにつながるのだと人々に伝えているのである。
長嶋茂雄が多くの人たちに愛された理由は、唯一無二のユニークな人間性があったからだろう。長嶋茂雄は選手として、監督としてのみならず、人格的にも先天的に他者より秀でる部分を持った天性のスターであった。
彼の名言に触れることで、笑いと勇気、そして明日を生きる希望を見出すことができるだろう。
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