突然だが、あなたは「ウィリアム・ジェームズ」という人物を知っているだろうか?
アメリカを代表する心理学者、哲学者のウィリアム・ジェームズは「自然に感じる心の反応」や「行動を起こすこと」の重要性を説いてきた。
行動を変えてみようかな?と思わせるような「成功」「幸福」に関する名言を多く遺している人物である。
今回は、そんなウィリアム・ジェームズの行動を起こして人生を変えたくなるような名言を紹介したい。
ウィリアム・ジェームズとは?
本記事のまとめ
- ウィリアム・ジェームズらは行動を重視することを主張
- ウィリアム・ジェームズの名言1:「自分次第で人生は変えられる」
- ウィリアム・ジェームズの名言2:「限界を設けるな」
- ウィリアム・ジェームズの名言3:「全てを受け入れるところから始めよ」
- ウィリアム・ジェームズの名言4:「自分を信じろ」
- ウィリアム・ジェームズの名言5:「人生には価値がある」
ウィリアム・ジェームズ:「成功」「幸福」に関する名言を多く遺した人物
アメリカ出身の心理学者であり、哲学者でもあるウィリアム・ジェームズ。
プラグマティズム研究の第一人者として有名で、「行動」を重要視したウィリアム・ジェームズが遺した名言は、「成功」や「幸福」と結びつけて語られることが多い。
ウィリアム・ジェームズが主張した「プラグマティズム」とは
ところで、彼が研究していた「プラグマティズム」とは何だろう?
「プラグマティズム」とは、19世紀後半に登場した哲学の新潮流のこと。それまでは頭で考える哲学が主流であったが、ウィリアム・ジェームズらは行動を重視することを主張した。
我々が思考を通して理解できることは限られている。
そのため、考えることに集中するよりも、まず行動し、そこから得られる結果をもとに意思決定をするほうがよい——というのが「プラグマティズム」の概要である。
ウィリアム・ジェームスが呈した「思考で得られることの限界」
たしかに我々は、経験してもいないことを考えることはできない。実に現実的な思想だといえるだろう。
このウィリアム・ジェームズの思想は、あの夏目漱石に影響を与えたともいわれている。
ウィリアム・ジェームズは「思考」で得られることには限界があるという。
それよりも「自然に感じる心の反応」を大切にすること、「実際に行動すること」が重要であると説くのだ。
散々悩んでなかなか始められなかったことでも、実際に行動してみたら意外と簡単にできたというような経験はないだろうか?
そんな重たい腰を上げたくなるような、ウィリアム・ジェームズの名言を見てみよう。名言を元に行動してみたら、あなたの人生は一変するかもしれない。
ウィリアム・ジェームズの「人生を変える」名言5選
by BiblioArchives / LibraryArchivesウィリアム・ジェームズの名言1:「自分次第で人生は変えられる」
ウィリアム・ジェームズが言うように、全ては自分次第。
厳しくも聞こえるが、「全てが自分次第」ということは、全ては自分で変えられるということだ。
そう考えると、なんだか前向きな気持ちになってこないだろうか。
我々は悲しいから泣いて、怒るから愚痴を言っているのではない。実は、泣くことで悲しくなり、愚痴を言うことで怒りの感情を高ぶらせているのだ。
最近、脳科学の分野でも言われていることだが、悲しいときに口角を上げると、脳が「自分は幸せだ」と思いはじめるらしい。
実は人間は、行動の刺激によって、意識や感情を変えていけるのである。
ちなみに、このウィリアム・ジェームズの名言は、あの松井秀喜氏が星稜高校時代に野球部の山下監督からおくられた言葉としても有名である。
意識の持ちようで、人生は変えられる。この名言はそんなことを教えてくれる。
ウィリアム・ジェームズの名言2:「限界を設けるな」
我々は、気がつかないうちに自分に制限をかけていることが多い。
「私はこういう性格だから」「経験がないから」。あなたには、やってもいないのに“自分にはできない”と決めつけて諦めていることはないだろうか?
父は学者で、裕福な家庭に生まれたウィリアム・ジェームズ。家族の期待に応えるべく医学を学び医者になったが、ウィリアム・ジェームズは医者になりたかったわけではなかった。
次第に精神を病み、うつ病を患ってしまったウィリアム・ジェームズ。精神を病んだ後、医学を諦める決心をして心理学と哲学の道を歩むことになる。
周りの意見や期待を退け、自分の希望を貫いた結果としてウィリアム・ジェームズは成功できた。
周りの意見や視線が気になるようなことがあったとき、ウィリアム・ジェームズのこの名言を思い出してみてほしい。
きっと一歩踏み出す勇気を与えてくれるはずだ。
ウィリアム・ジェームズの名言3:「全てを受け入れるところから始めよ」
ウィリアム・ジェームズは何か起こってしまったことに対して、「もし、こうしていなければ」「ああしていれば」というように思考することに意味はないと考えていた。
過去のことをどれだけ悔やんでも、その反省を活かした上で行動しなければ未来は変わらないのだ。
ウィリアム・ジェームズは以下のようにも言っている。
耳が痛い名言である。
後悔や反省は「思考」ではない。後悔や反省を次へつなげるためにどうするか——そう考えることこそが「思考」なのである。
まずはどんな結果であれ、おこってしまったことを受け入れること。そうして、そこから得た学びを次へ活かすことができれば、確実に人生は変わっていくだろう。
ウィリアム・ジェームズの名言4:「自分を信じろ」
ウィリアム・ジェームズが人生において大きな方向転換を果たし、哲学者として成功したことは先に述べた。
では、ウィリアム・ジェームズがこのような大きな決断ができたのはなぜだろうか?
精神を病み、自分には医学が向いていないことを痛感したことも理由のひとつかもしれない。
それだけではなく、精神を病んだ状態でもウィリアム・ジェームズ自身が「自分には哲学ができる」と信じる気持ちがあったからこそ、自分の人生にとって価値のある選択と行動ができたのだ。
我々には、無限の選択肢がある。
そこから取捨選択し、その選択の積み重なりが人生を形作っていくものだ。しかし、その「選択」を正しく行えるかは、“自分を信じられるかどうか”にかかっている。
「できるかどうかわからないなら、まずやってみろ」——この名言からは、ウィリアム・ジェームズのそんなメッセージが伝わってくるようだ。
ウィリアム・ジェームズの名言5:「人生には価値がある」
最後に紹介するウィリアム・ジェームズの名言は、未来が明るく見えてくる名言だ。
先に紹介した「心の持ちようが人生を変える」名言とも通じるところがある。
「自分の人生には価値がある」「自分にはやりたいことをやれる能力がある」——そう信じるところから、全ては始まるのだ。
「人生には価値がある」と信じられれば、その価値に沿った行動ができるようになる。そのような行動を積み重ねることで、人生も価値あるものになっていくはずだ。
ウィリアム・ジェームズは、この名言から“自分を信じて行動することの重要性”を伝えているのだ。
ウィリアム・ジェームズの「行動を起こしたくなる」5つの名言を紹介してきた。
もし、ぼんやりとでも、何かやりたいことがあるのであれば、まず何でもいいから一歩踏み出すことをお勧めする。
ウィリアム・ジェームズの名言のように、悩んでいる時間があったら、その時間を行動にあてよう。
悩んでいる時間は、あなたをどこへも連れて行ってくれない。しかし、行動をすれば何かしらの発見をあなたにもたらしてくれるはずだ。
やってみるか悩んだときは、ウィリアム・ジェームズの名言を思い出そう。
自分を信じて踏み出した一歩は、決してあなたを裏切らない。ウィリアム・ジェームズの経歴がそれを証明している。
全ては自分次第。あなたは自由なのだ。
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