学生時代将来の大きな夢を抱いていた人も、社会の厳しさ、仕事の厳しさに直面すると若い頃の純粋な夢を忘れていってしまうことがある。「よし、もう一度がんばろう」と何度立ち上がっても、気づけば失敗や挫折にぶち当たり、諦めの方向へ流されてしまう人も少なくないのではないだろうか。
そんな仕事における壁の前で立ち止まってしまっている人へ、壁の前で踏みとどまり、乗り越えるためのヒントを与えてくれる様々な偉人の名言を3つのシリーズに分けてご紹介しよう。
偉人の仕事名言シリーズ①:「常識破りになれ」
出典:www.japansociety.org坂本竜馬の名言
これは日本を生まれ変わらせるために奔走した日本の偉人・坂本龍馬の人生を表すような名言だ。
仕事を成功させるうえでは、既にあるサービスや商品で儲けるのは難しい。となるとまだ世に出ていないものに目をつける必要があり、まさにここで既成概念を破るということが重要となってくるのだ。
ビル・ゲイツの名言
あなたは、アイディアを思いついたときにそれをしっかりと上司に提案しているだろうか? 人から笑われるのではないかと躊躇してはいないだろうか。ビジネス界の偉人、ビル・ゲイツは、むしろアイディアは人から笑われるような突拍子のないものでなければいけない、と語る。仕事を成功させるうえで重要となるのは常識に捉われない独創的なアイディアなのだ。
数ある失敗ににへこたれないためには、少し常識はずれくらいがちょうどいいのかもしれない。この二人の偉人の名言から、真の仕事における、常識を破る勇気の重要性をひしひしと感じる。
偉人の仕事名言シリーズ②「争うなかれ」
出典:makshirk.ru松下幸之助の名言
仕事を続けているうちに、同じ会社や同業他社と争い合う状況に陥っている自分に気づく、ということがある。ライバルのような関係で切磋琢磨しあうのは素晴らしいが、ともすれば競争がエスカレートし、蹴落とし合い、客を奪い合っているということはないだろうか。
そんなときは、何のために仕事をするのかということを考えてほしい。日本ビジネス界の偉人・偉人松下幸之助は、仕事は“世のため、人のため”にあるものだと語っている。偉人の視点で考えると、仕事において“争う”というのはおかしなことなのだ。
ベンジャミン・フランクリンの名言
営業や接客の仕事において、自分の意見を理解してもらおうと説得にかかる人がいる。しかし正論で説き伏せようとすると不快に思う客もいるだろう。
そんなときはベンジャミン・フランクリンの名言にあるように、利益を示してあげることが最も効果的なことなのだ。客の持つ考えに挑戦し、論破しようとするのではなく、客を思って良いもの提供するということが仕事における正しい姿勢といえるだろう。
偉人の仕事名言シリーズ③「自己限定を外せ」
出典:bookfans.netヘンリー・デヴィッド・ソローの名言
さすがは偉人作家。この名言の“蟻も忙しい”という視点は、詩的なアプローチから人間の傲慢さを思い出させてくれる。たしかに、今の自分は誰よりも十分に忙しいため100%の仕事ができているのだ、と決めつけていることはあるかもしれない。
しかし忙しいというのは自分の仕事の遅さや段取りの悪さからきている可能性もある。何に忙しいのかということを見つめ、その改善策を模索すれば、自分の限界を引き上げることができるのだ。
斎藤茂太の名言
仕事においてできないこと、実現困難なことを諦めてしまう人は多いだろう。しかし冷静に考えてほしい。それは今現在においてできないことであって、絶対にできないことではないのだ。
できないことを諦めればもちろんできないままだが、そんなときに、できるようになるために自分を成長させよう、と観の転換をしてみてはどうだろうか。
この偉人の名言からは、できないと決めつけずに“自”分の成長可能性を“信”じる、という“自信”の大切さが感じられる。
やはり偉人というだけあって、彼らの名言は力強く深みがある。これらの名言を糧にして、どのような仕事にも果敢に取り組んでいきたいものだ。本記事の名言から、仕事に対する意欲を感じてくれれば幸いだ。
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