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“仕事ができる人”の特徴を心得ているか? ビジネスパーソンのための8つのチェック項目

Chihiro Nakamura

2016/02/20(最終更新日:2016/02/20)


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出典:www.getsaga.com
 仕事ができる人になりたい、というのはビジネスパーソンならば誰もが持つ願望だろう。がむしゃらに頑張ってもなかなか思うように仕事ははかどらず、悔しい思いをしている人も多いかもしれない。

 しかし、生まれつき効率が良く仕事ができるように見える人にも、当然気を付けていることや努力をしていることは山ほどあるのだ。

 今回はそんな仕事のできる人の持つ特徴を8項目挙げた。以下の特徴をそれぞれチェックし、自分の会社での様子と照らし合わせてみてほしい。

特徴チェック①|身辺の整理整頓ができているか?

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 当たり前のようで怠りがちなのがこの身辺整理。まずは仕事場のデスクに目を向けてほしい。あなたの机の上は綺麗に整っていると言えるだろうか?

 机が整っていないと、何か必要な物を探す時間に無駄な時間がかかってしまう。なんと統計によると、人は1日10分、一生だと153日分もの時間を探し物に費やしているという。一日の僅かな探し物の時間が、積もり積もると膨大な時間を無駄にすることになってしまうのだ。

 また、デスク付近だけでなく自分自身の装いも同様に気にかけてほしい。毎日同じスーツを着ていたり、シャツを清潔に保てていない人は、自己管理ができず仕事能力の低い人だと見なされる。

 特に営業マンなどはファーストインプレッションが大事なため、決して見落とせないポイントだ。仕事のできる人は、靴を定期的に磨いていたりと身辺の細かいところまでしっかり気を配っているという特徴があるのだ。

特徴チェック②|一日の目標とTO DOリストを作っているか?

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  次に紹介する仕事のできる人の特徴は、TO DOリストなどを用いて自分の仕事内容と同時にモチベーションも管理できるということだ。

 会社に出勤してまず行うべきことは、当然自分の今日の仕事を達成するためのTO DOリストの作成だ。ここで注意してほしいのは、このTO DOを、手を動かすだけの作業ベースまで分解するということ。

 一つひとつのTO DO事項が大きいと、それらをこなすのに時間がかかったり、どうやって取り組むかなどと考えなければいけなくなり、どんどんと仕事をこなしていく楽しさが減っていってしまう。そのためTO DOを沢山消化して達成感を味わえるよう、思考を停止してでもこなせるレベルまで仕事を細かくすることが大事なのだ。

 そもそもTO DOリストを作る習慣のない人は、その日一日の仕事内容を認識せずに作業にとりかかっている場合が多い。それでは、仕事ができる人との差が開いていくのは当然のことだ。仕事内容を洗い出し、そしてTO DOをどんどんこなすスピード感で自分のモチベーションを上げていく、これが仕事ができる人の特徴なのだ。

特徴チェック③|仕事の見切りをつけられているか?

 努力しているのになかなか仕事がはかどらない、そんな人のほとんどにあてはまる特徴が、“完璧主義”だ。

 この完璧主義を脱するコツは、見切りをつけること。完璧主義にとってはかなり勇気のいることなのだが、これができなければ本当に大事なものに時間をかけることが難しく、仕事ができる人との差は開く一方だ。

 特に完璧主義の方には、パレートの法則(別名:8割2割の法則)というものを思い出してほしい。仕事の成果の8割は、仕事に費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出されている、というものだ。

 完璧主義の特徴を持ち、全ての作業に長い時間をかけてしまう人は、2割の成果しか上がらないものにも多くの時間を割いている可能性が高いだろう。仕事のできる人は、8割においては適度に手を抜き、重要な2割に全力で取り組むというバランス感覚が特徴なのだ。

特徴チェック④|自分の集中力の持続時間を把握できているか?

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 続いての仕事ができる人の特徴は、自分の集中力の限度を知っているということ。

 人は、何時間も続けて同じ作業を延々と続けていると作業効率が落ちていく。仕事ができる人はそのことを十分に理解し、自分の集中力が切れるタイミングで適度に切り替えを行うことができるという特徴があるのだ。切り替えには、コーヒーを一杯飲む、チョコレートを食べて糖分を摂取する、肩をほぐすなどでもよいし、あるいは仕事の作業内容を変えるという方法もあるだろう。

 とにかく同じ作業を長い間続けるのは間違いなく効率の下がる行為である。仕事ができる人になるには、どの仕事においても自分の最高度の集中力を発揮できるよう工夫することが大切だ。

特徴チェック⑤|語尾がはっきりしているか?

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 最近の日本人に多いのが、内容を濁すような曖昧な語尾。例えば、「たぶん」「おそらく」「~の可能性があります」「~だと思います」といったようなものだ。

 こうした表現は、相手に対して正確な情報を届けることができず、不安定なイメージを与えてしまう。発言に保険をかけることができてしまうため、責任感のない人だと判断されてしまうこともある。

 しかし仕事ができる人は、前述したような曖昧な表現を口にすることが少ないという特徴があるのだ。仕事のできる人は、自分の仕事内容の把握や情報連絡をしっかりとし、確認を取ることを怠らない。そのため、発言にはっきりとした正確さがあるのだ。これは、上司や同僚との信頼関係を作りだすためにも大事な特徴の一つだ。

特徴チェック⑥|能力以上の仕事を断ることができるか?

 次の、仕事ができる人の特徴は、自分の能力以上のことは引き受けないということだ。仕事ができない人は、なんとか自分が評価されようと、頼まれた仕事はなんでもやってのけようと躍起になり、結局は手持ちの仕事が飽和して何もかもが手に付かなくなってしまう。

 それに引き換え、仕事ができる人は自らを客観的に見る目がある。自分の分を知っているのだ。良い意味で、“冷静な現実主義者”とも言えるだろう。そのため、自分ができる範囲、できない範囲をしっかりと理解し、できない仕事については断ることができる。

 能力以上の仕事はきちんとお断りし、自分のできることを淡々とこなしていけば、無駄な時間は省かれる。そのうえ着実に自分の能力がレベルアップするため、できる仕事はどんどん増えていく。このサイクルをものにしているのが、仕事ができる人の特徴なのだ。

特徴チェック⑦|怒られ上手か?

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 特に上司層がゆとり世代と呼ばれる年代の若者に頭を悩ませているのが、“怒られ慣れていない”という特徴。

 まず怒られたときに反発心を示してしまう人、驚くほどダメージを受けてしぼんでしまう人は仕事ができる人とは言えない。人というのは、自分の非を冷静に認め、反省できる人に対して評価をするものだ。

 また、怒られることを恐れてばかりいると、チャレンジやアイディア・意見の提案ができなくなってしまう。仕事ができる人の特徴は、怒られてもへこたれない、怒られることを恐れないという点にあるのだ。

  ゆとり世代に限らず怒られることが嫌いな人は多いだろうが、その理由は怒られたことで自分自身を否定されたように感じるからだろう。しかしもちろん実際は、自分の仕事の出来や振る舞いについて怒られたこと=自分の存在を否定されたということにはならない。

 その認識を冷静に持つことで、怒られたときの反応はおのずと変わっていくはずだ。それらを理解し上手に怒られるのが、仕事のできる人の特徴なのだ。

特徴チェック⑧|自分以外の仕事ができる人を正当に評価できるか?

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 最後に挙げる仕事のできる人の特徴は、自分以外の仕事のできる人を正当に評価できるかどうか、ということだ。

 同じ会社において仕事のできる人というのは先輩・後輩・同僚関係なくライバル、ということになる。自分より仕事ができる人に対しては悔しさや嫉妬心を感じてしまうこともあるだろう。そうした気持ちが自分の目を曇らせ、仕事ができる人が成功を収めても、面白くない、大したことはない、と感じてしまうのが人間というものだ。

 しかし、仕事ができる人の能力を認め、その人から学ぼうとする姿勢があれば、自分も仕事力を向上させることができる。嫉妬心で相手と壁を作ってしまえば、せっかくの学びの機会を無駄にすることになるのだ。

 また、仕事のできる後輩に嫉妬し排斥すれば、自分の周りには仕事のできない後輩ばかりが集まってくる。それは結果的に自分のイメージもマイナスになるだろう。自分が幹部の場合、可愛いと思う後輩ばかりを周りに配置したことで、会社が傾くこともあるかもしれない。

 仕事ができる人というのは、私的な感情は排除し、客観的に人の才能や仕事力を評価することができるという特徴があるのだ。


 これまでの8項目の中で、自分に当てはまるものはいくつあっただろうか。様々な職種に共通して当てはまる特徴であるため、ビジネスパーソンに幅広く通用するポイントであると思う。

 ぜひあなたも仕事のできる人の8項目の特徴を今日から実践し、より一層仕事のできる人になっていただきたい。きっとあなたに対する周りの目が変わっていくことを実感することだろう。

仕事ができる人か判断する8つのチェック項目

  • 身辺の整理整頓ができているか?
  • 一日の目標とTO DOリストを作っているか?
  • 仕事の見切りをつけられているか?
  • 自分の集中力の持続時間を把握できているか?
  • 語尾がはっきりしているか?
  • 能力以上の仕事を断ることができるか?
  • 怒られ上手か?
  • 自分以外の仕事ができる人を正当に評価できるか?

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