今、第二新卒の求人募集が活況に沸いている。一般的に第二新卒とは、「学校を卒業後に就職をしたが、数年の内に離職し、転職活動を始める若手求職者」と定義付けることができる。
現在、新卒者が数年で離職する割合が増加傾向にある。 厚生労働省発表の大学新卒者の離職率統計によれば、約30%もの若者が入社3年以内に退職している。
あなたも以下のようなことで悩み、退職を意識したことはないだろうか?
①就職活動中に思い描いていた「理想」と入社後に味わう「現実」とのギャップ。
②就職活動がうまくいかず、思い通りの仕事に就けなかったが、今もやりたい仕事を諦めきれないでいる。
③社会人生活を送る中で、本当にやりたい仕事に気づいた。
実際、若手ビジネスパーソンの退職理由として、上記の3点が多い傾向にある。このような若手ビジネスパーソンに朗報。現在、さまざまな業種で企業は第二新卒の採用を積極的に行っているのだ。
企業は第二新卒採用にシフト。未経験者の採用に舵を切った
「第二新卒にとって、なぜ今が転職のチャンスなのか?」について企業側の視点で見ていこう。
2008年のリーマンショック時に、多くの企業が新卒採用を抑制した結果、20代の社員が少なくなってしまっているのである。そのため、組織の年齢構成のバランスを整えるため、第二新卒を積極的に求める企業が増えているのだ。また、昨今の企業の業績改善も、このような採用活動の変化に影響を与えている。
そして、このような情勢の変化は、企業の第二新卒採用の中身にも影響をもたらしている。これまでの第二新卒採用は、募集する求人案件と親和性の高い、いわゆる経験者に重きが置かれていた。しかし、若手を求める企業は募集要件を緩和し、未経験であってもビジネスパーソンとしての基礎力を身に付けた第二新卒を採用して、育成する方針に舵を切ったのだ。
本当にやりたい仕事に就きたいと考える第二新卒にとって、今まさに追い風の状況にあることがおわかりいただけたのではないだろうか。
若さは貴重な価値。第二新卒こそキャリアチェンジの好機
まとめると、企業の第二新卒採用は、「経験者」から「未経験者」にも間口を広げている。専門スキルやキャリアよりも社会人経験や基本的なビジネススキルが重要視されてきているのだ。もし、あなたが「転職には専門のスキルやキャリアが不可欠で、社会人経験が浅い自分には市場価値がない」と思い込んでいるならそれは大きな誤解である。若さは貴重な価値であり、アドバンテージであることを知っておいてほしい。
今、転職サイトDODAでは、業界・職種未経験でもチャレンジできる第二新卒の求人を、6つの職種別にピックアップして紹介している。その中で、あなたが本当にやりたい仕事が見つかるのであれば、この機にチャレンジすることを強く勧める。
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