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目的別「仕事を成功に導く」6つのノート術:ゆとり世代、さとり世代も紙ノート、使ってみればわかる技

Erika Muranaka

2016/04/05(最終更新日:2016/04/05)


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by coofdy
 仕事を成功させるための「ノート術」が巷を賑わせている。ノート術に関した書籍が多く出版され、インターネット上にもたくさんのノート術が紹介されている。

 仕事を成功させたい。誰もが思うことである。ノート術を実践することで仕事を成功させられるなら、そのノート術をやってみたい。あなたもそう考えているかもしれない。

 でも、仕事を成功させるためのノート術の種類があまりにも多すぎて、どのノート術を試せばいいのか迷っている人もいるだろう。どのノート術に取りかかろうか悩むあなたのために、今回は目的別に仕事を成功に導くノート術を伝授しよう。

仕事を成功に導くノート術#1:仕事を覚える

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出典:inhabitat.com
 仕事を覚えるためのノート術として、情報を取捨選択することで整理していくノート術を紹介しよう。新しく仕事を始めるとき、新しい案件にとりかかるとき、覚えなくてはいけない仕事がたくさんあるとき等に役立つノート術だ。

 用意するのはリングノートとルーズリーフの2種類のノートだ。まず習ったこと、覚えたいことをリングノートに書き記していく。そして一日の終わりにリングノートのメモを整理する。

 覚えきれていないこと、これからも参照する必要があることは切り取ってルーズリーフに貼り付ける。そしてルーズリーフも一週間ごとに整理する。残したい情報を抜き出して、他は捨てていく。基本的にはこれを繰り返すノート術である。

 残したい情報を切って貼るという作業を可能にするために、ノートは見開きの半分にしか書き込まないようにする。紙がもったいないと思う人もいるかもしれないが、せっかく書き込んだ情報が有効に使えない状態で放置されてしまうことの方がよっぽどもったいない。

 このノート術を実行することで、参照したい事柄がすぐに見つかるノートになり、新しい仕事に慣れていない状況において役に立つ。さらに情報を取捨選択する作業自体が仕事を覚えることにも役立つだろう。

仕事を成功に導くノート術#2:人物を覚える

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出典:www.herworld.com.my
 人物を覚えるノート術として、その人物のデータが検索しやすくなるノート術を紹介しよう。営業や接客業の仕事をする場合、相手のデータを覚えておくと、仕事をスムーズにできる場面が多い。人物データを検索しやすいノート術が役立つだろう。
 
 まずノートを用意し、そのノートに3本縦線を引き、一番左に日付を記入する。その隣に相手の名前を記入し、3つ目の欄にはその人物にまつわる案件名を書く。そしてその隣に案件の詳細をメモしておくのである。縦線を4つにして欄を増やし、似顔絵を描くなどの工夫もできる。

 たくさんの人と話すことが重なると、その人物の名前は覚えているけれど何を話したか忘れてしまったり、逆に話した内容は思い出せるけれど名前が出てこなくなったりすることがある。このノート術を実行することで、名前から案件を検索すること、案件から名前を検索することが可能になる。 

仕事を成功に導くノート術#3:アイデアを生む

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出典:writerspop.files.wordpress.com
 アイデアを生むノート術として、思いつきを気軽に書きこめ、その思いつきを簡単に振り返ることのできるノート術を紹介しよう。

 ルールは3つだけだ。どんなことでも一冊ノートに書く。書き終えたらページの右下をちぎる。そして何について書いたのか、項目名と検索マークをそのページの端に書き込む。これだけである。

 この3つの手順にはそれぞれ意味がある。ノートを一冊にすることで、思いついたことを、どこに書こうといったことを迷わず書きつけることができる。思いついたらすぐにメモできることがポイントなのだ。

 思いつきは得てして消えやすい。ノートを一冊にすることで、思いついたことにのみ集中し、すぐにメモできるノート術となっている。書き終わって右下のページをちぎるのも、すぐに空白のページが開けるようにするための工夫なのだ。

 項目名と検索マークをつけるのは、後でその思いつきにアクセスしやすくするためである。そのためにも、思いついたことはどんなに短いフレーズになってしまっても見開きに一案件までのメモにするのがポイントである。さらに、項目名を考えることはメモした思いつきを分析する行為にもなる。
 
 アイデアを生むには思いつきをメモとして残し、いつでも振り返ることができるようにしておくことが重要である。シンプルなこのノート術によって、思いつきが全てメモとして残り、いつでも振り返りやすいノートを作れる。アイデアを生むのに役立つノート術となっているのである。

 仕事を成功に導くため、アイデアを生むのに役立つこのノート術がさらに詳しく知りたければ、こちらを参考にしてほしい。

仕事を成功に導くノート術#4:課題を解決する

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出典:www.telegraph.co.uk
 課題を解決するのに役立つノート術として、一本線ノート術を紹介しよう。

 ノートを用意し、真ん中に一本線を引く。そして、左側に課題となることを書き、右側にその答えを書き出していく。左側をインプットの欄とし、右側をアウトプットの欄とするのである。
 
 手順はこれだけだが、これを真の課題を解決するノート術とするには少しコツが必要となってくる。

 インプット欄に、「欲しい結果は」「なぜそれが欲しいのか」「どうしたらそれが手に入るか」「どうやってそのことを楽しんでできるか」などといった、課題を解決するのに、いかに効果的な質問をメモできるかがコツとなる。

 この効果的な質問ができてこその一本線ノート術なのである。簡単ではないが、このノート術を習得することができれば、仕事において課題を解決する能力が飛躍的に高まるに違いない。仕事を成功させるために、ぜひ挑戦してみてほしいノート術だ。

 仕事を成功に導くため、課題を解決するのに役立つこのノート術がさらに詳しく知りたければ、こちらを参考にしてほしい。

仕事を成功に導くノート術#5:仕事の効率化

 効率よく仕事をするために役立つノート術として、ミニノート術を紹介しよう。
 
 手順は以下の通りである。

取り組む仕事のリストとランクをすべて書き出す
今日終わらせる仕事は目標作業時間を記入する
明日以降に終わらせる仕事は期限(日付)を記入する
取り組む仕事の順番を記入する
新しい仕事が入ったときは追加して書く
仕事が終わるたびに終了マークを書く
終わらなかった仕事は翌日に記入する
仕事終わりに翌日の計画を立てる
プチご褒美を用意する

出典:『1日5分ミニノート仕事術』(山崎城二著)
 これらを実行していくと、とりかかるべき仕事の順番が分かるようになる。終わった仕事、残っている仕事がはっきりし、仕事の状況が整理されるのである。いつ何をやるべきかが明確になり、集中力も高められる。さらに目標作業時間を記入することから時間に対する意識も高まり、仕事を効率化することができる

 著者自身が仕事を成功させたことからも、このノート術の効果の高さがうかがえる。仕事を成功に導くため、仕事の効率化に役立つこのノート術がさらに詳しく知りたければ、こちらを参考にしてほしい。

仕事を成功に導くノート術#6:とにかくやってみたい

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 仕事は成功させたい。でも具体的にどうしたいのかよく分からない。そんな迷路にはまっているあなた。それでもそんなにいいものなら、何かのノート術を試してみたい。そんなあなたにきっと役立つノート術を最後に紹介しよう。

 やることは常に一冊のノートだけに情報を入れ、それを読み返すということだけ。最もシンプルなノート術といえるだろう。常にノートとペンを持ち歩き、いつでも書けるし、いつでも読めるようにしておくことだ大事である。

 そしてこのノート術では、何を書いてもいい。時系列にとにかく何でも書けばいいだけなのだ。アイデアノートとしよう、メモをとるためのノートとしようといったようにノートの種類を決めてしまうと、自分自身が構えてしまう。

 なにか大事なこと、とっておきのことしか書いてはいけない気がして、結局書くことが見つからずに三日坊主で終わるという事態になるのだ。そんな気構えをすることなく無理なく続けられるのが、このノート術のよいところである。

 このノート術は続けていくことで、そして、続けられるものであるということで、きっと仕事を成功させるのに役立つものになる。このノート術がさらに詳しく知りたければ、こちらを参考にしてほしい。


 以上、それぞれ目的別に仕事を成功に導くためのノート術を紹介した。仕事は成功させたい。でも目的も選びきれない!というあなたには、最後に紹介したノート術をおすすめする。

 ぜひ、ここで紹介したノート術をうまく仕事に取り入れて成功につなげていってほしい。

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