「東京都 住みたい街ランキング」でついに吉祥寺が首位陥落！　1位に選ばれたのはあの街

　「住みたい街ランキング」が毎年集計されていることはご存知だろうか。そこで今回は、マンションデベロッパー大手7社の新築マンション情報サイト「MAJOR7」が行った「住んでみたい街（首都圏）2015年」アンケートを基に、人々が憧れる東京都内の住みたい街ランキングBEST5をご紹介する。リクルート住まいカンパニーのSUUMO（スーモ）が行った「2016年版 みんなが選んだ住みたい街ランキング 関東版」とは、別のランキングデータであることにはご了承いただきたい。

　東京都 住みたい街ランキング第5位にランクインしたのは、センスの良いショップが建ち並ぶ、目黒区・「自由が丘」。ヨーロッパを思わせる街並みを散歩しながらゆっくりと買い物を楽しみ、少し疲れたらのんびりとカフェで休憩……。そんな優雅な日常が似合う街である。東京都 住みたい街ランキングで毎年上位にランクインしていることも頷ける。スイーツやカフェ巡りが好きな人には、特にオススメしたい街である。

　東京都 住みたい街ランキング第4位は、ファッションや美容院などのメッカで、言わずと知れた東京都内きってのオシャレスポットである「表参道」。「ラフォーレ原宿」「表参道ヒルズ」など、人気施設が数多く存在し、東京都 住みたい街ランキングにおいて最もメジャーな地名とも言える。高級住宅街のイメージが強く、実際に暮らすにはハードルがやや高いと感じてしまう人が多い中で、東京都 住みたい街ランキングで上位にランクインするのは、この街の魅力の証明と言って他ならない。

　東京都 住みたい街ランキング 第3位に選ばれたのは、セレブリティなイメージのある「麻布十番」。前述の通り、高級感あふれる麻布十番だが、実は近隣の元麻布や南麻布に比べ、お手頃な価格の物件も多く存在する。毎年8月の下旬には、「麻布十番納涼まつり」という伝統的なお祭りが開催され、多くの人で賑わっている。近くに各国の大使館や領事館が多いためか、外国人の住居者も多く、インターナショナルな印象を受ける街である。都会の中心にありながら、ほどよい人口密度で治安が良いのも魅力のひとつ。スーパーマーケットや商店街、病院などが充実しているうえに、六本木などに歩いてくり出せるなど、魅力の詰まった街だ。

　東京都 住みたい街ランキング第2位に選ばれたのは、都会的な雰囲気と自然の豊かさ両方を併せ持つ「吉祥寺」だ。東京都 住みたい街ランキングでは、毎年1位が定位置となっていたが、2015年は残念ながら2位という結果に。しかし、新宿や渋谷、東京駅などに乗り換えなしで行ける交通の良さや、四季折々の風景が楽しめる井の頭公園がほど近い場所にあるなど、確かな魅力の詰まった街である。

　東京都 住みたい街ランキング7年連続首位の吉祥寺をおさえ、栄えある1位に輝いたのは、オシャレ感・高級感・交通の便利さ、全てを兼ね備えた街「恵比寿」。渋谷からはひと駅、その他新宿や六本木など主要都市への交通アクセスに大変優れているところが大きな魅力。「恵比寿ガーデンプレイス」「恵比寿三越」「東京都写真美術館」などの施設の存在も、恵比寿という街の魅力を一段と押し上げている。美味しいカフェやレストランが充実していて、住みたい街ランキングに入っている街の中でも注目のグルメスポットが目白押し。治安は良い、飲食店も充実、交通の便も良いときては、東京都 住みたい街ランキング首位を勝ち取ったのも納得である。

　東京都 住みたい街ランキングを見ていると、東京都内のどのスポットに注目が集まっているのかが見えてくる。華やかで喧噪のイメージが強い東京だが、一つひとつに目を向けてみれば、その街によって特色があり、オシャレな街や生活しやすい街など、暮らすにあたり憧れる場所は人それぞれである。予算に余裕のある人は、東京都 住みたい街ランキングを参考にして、住まいを探してみるのもありかもしれない。

　なお、今回は冒頭でも述べたように「MAJOR7」の情報を基にランキングを作成しているが、同じく大手賃貸情報サイトである「SUUMO」では今回ご紹介したものとは順位の異なるランキングを閲覧することができる。そちらのランキングでは、1〜2位までは同順となっているが、3位以下の顔ぶれは大きく違うものとなっており、今回のランキングにはランクインしなかった「武蔵小杉」や「目黒」などがランクインしている。

　SUUMOのランキングと今回紹介したランキングとを見比べ、本当に自分に適した街を選んでみるのも楽しいかもしれない。