ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.574〜コンビニに負けるな!?〜」では、ホリエモンが競争が激しいスーパーマーケット業界で生き残るための斬新なアイデアを披露した。
今回取り上げた質問は、「日本のスーパーマーケット勤めですが、海外に駐在して商品調達をしております。以前、ホリエモンは飲食店業界では特徴のある個人店がネットで知名度を上げやすくなり、これからは飲食店のチェーン店は流行らないとご指摘されていました。コンビニやECには利便性で負け、価格ではディスカウントストアに負けている300店舗程度の中堅スーパーマーケットチェーンはどう生き残っていけばいいでしょうか。
個人的には、規模にこだわらずコンセプトを明確にした面白いお店を個別に展開していくしかないと思っています。不味い持ち帰り寿司ではなく魚屋の素材を使ってレベルアップを図るとか、オーストラリア産の和牛を扱ってコストパフォーマンスの高い肉に特化するなど、とにかく特徴を出して店ごとに固定客を捕まえたいと思っています。何かアイデアありましたらご教示頂きたいです」という質問。
ホリエモン「スーパーの横に居酒屋を作ればどうかな?」
ホリエモンは、「成城石井のような高級業態にいくか、コストコのような会員制スーパーにシフトするか、イオンモールのようにテナント収入に依存するモデルに転換するか……そんな感じかな。あとはインバウンドに特化して外国人向けにした店舗を作るといいかも」と回答。
ホリエモンの回答からも分かるように、現在のスーパーマーケットでは何か一つの特徴に特化した会社が力を持っている。そこそこ品揃えが良くて値段が安いだけの中堅スーパーは、これから生き残っていけないというのがホリエモンの考えだ。
そこでホリエモンは「スーパーの隣に居酒屋を作ってみれば?」とアドバイス。これはスーパーで買った惣菜をつまみに酒を飲む、コンビニのイートインのような場所のこと。
このアイデアのメリットは、なんといっても廃棄惣菜をそのまま利用できること。明日売ることはできない惣菜をその日のうちに提供することで、ロスになるどころか新たな利益を生み出せるのだ。
ホリエモン「デパ地下の廃棄惣菜は、居酒屋以上のクオリティだよ!」
ホリエモンが惣菜を使った居酒屋を勧めるのは、惣菜のクオリティが驚くほどに高いからだ。デパ地下でなんとなく買った惣菜が予想以上に美味しくてびっくりした経験を、誰もが一度は経験したことあるのでは?
ホリエモンはそんなデパ地下の惣菜を、「下手な居酒屋なんかよりよっぽど美味しいよね」と大絶賛。現在は、そんな惣菜が毎日大量に廃棄されている。
スーパーが居酒屋を併設しなくても、余った惣菜を安く買い取って客に出す居酒屋を開くだけでも十分有効だと考えるホリエモン。デパ地下の惣菜は居酒屋にも負けないクオリティなのだから、それで店を開くことだって可能かもしれないのだ。
ただし、「イートインをやるならとにかく質を高めて!」とホリエモンは注意する。ちょっとしたスペースを設けるだけでなく、一つの飲食店として客が利用したくなるくらいの場所を作らなければいけないのだ。
価格競争ではなくプラスアルファが求められるスーパー経営では、無駄だと思われているものをうまく使うのも一つの手。廃棄惣菜を使ったイートインはまさにその一例として、スーパーの新しい価値として評価されることになるかもしれない。
ホリエモンがスーパーマーケットの生き残り方を語った「堀江貴文のQ&A vol.574〜コンビニに負けるな!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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