音楽好きにとって欠かせないアイテムである、高級ヘッドホン。並のイヤホンやヘッドホンでは味わうことが出来ない世界が、そこには広がっている。本記事では、一度魅了した人の心を掴んで離さない、高級ヘッドホンの有する魅力に迫ってみたいと思う。
高級ヘッドホンは、価格が高いため手が出にくく、興味はあったが購入まで到達することはなかった、という人が多いかもしれない。しかし、この高級ヘッドホンにフィーチャーした記事は、そのような人にも是非読んでいただきたいと思う。
正確さと自然な空間を、極限まで追求した高級ヘッドホン
beyerdynamic セミオープン型オーバーヘッドヘッドホン T1
出典:www.amazon.co.jp まずは、80年以上高級ヘッドホンやマイクを作り続けている老舗メーカー、ベイヤーダイナミックの高級ヘッドホンをご紹介。この高級ヘッドホンは、国内最高権威であるVGPにおいて、三度の受賞経験を持つ逸品である。
1テスラ(1万ガウス)を超える強力な磁束密度を生み出すテスラテクノロジーが、新開発の小型トランスデューサーに秘められており、従来の高級ヘッドホンの倍以上の能率を実現している。それにより、正確さや自然な音感に磨きがかかり、極上のサウンドを奏でることを可能としているのだ。
また、エレガントなカラーデザインやルックスも、大きな魅力の一つであり、一つ一つ手作業で厳選された、コンポーネントと技術力の成果が伺える。正確性を追求する緻密さと、造り手の情熱が織りなした、最高品質の高級ヘッドホンと言えるだろう。
圧倒的な音場の広さが魅力の、ドイツが誇る高級ヘッドホン
ゼンハイザー オープン型ヘッドホン HD700
出典:www.amazon.co.jp 次にご紹介するのは、ドイツの老舗メーカーである、ゼンハイザーの高級ヘッドホン。この高級ヘッドホン最大の特徴は何といっても、圧倒的な音場の広さから生み出される臨場感である。非常に高いレベルで最適化された音質と、解像度の高い透明感のあるサウンドとともに楽しめるのも、高級ヘッドホンならではである。
こちらの高級ヘッドホンの素晴らしい点は、この最高レベルのサウンドを、"快適に"聞くための工夫が数多施されているところにある。まずは重量だが、ゼンハイザーシリーズで最軽量の292gである。適度な側圧も合わさり、重さを感じることなく長時間のリスニングも可能だ。
大部分に樹脂素材を使用し、艶を適度に控えた質感や、内部にまでゼンハイザーのロゴがエンボス状に刻まれているなど、こだわってつくられており、デザインは非常に高級感溢れるものとなっている。VGP金賞受賞も納得のいく、高級ヘッドホンの傑作といって良いだろう。
音質・実用性・デザイン全てに非の打ち所がない高級ヘッドホン
FOSTEX プレミアム・リファレンス・ヘッドホン TH900
出典:www.amazon.co.jp 最後に紹介するのは、高級ヘッドホンの中でもさらにグレードの上がる、FOSTEXのプレミアム高級ヘッドホン。価格帯も一段階上がるこちらの高級ヘッドホンだが、購入した人をもれなく満足させる最高級品となっている。
音質に関しては、最早何も言うことがないこの高級ヘッドホン。超低域の豊かな音、素直で伸びのある中域、プレゼンスに優れた再生音を実現した高域。全く非の打ち所がない完全な音質で、音楽に没頭することができる。
こちらのヘッドホンの高級感を最大まで高めている要因は、こだわり抜かれて選ばれた美しいデザインである。老舗「坂本乙造商店」による「漆・ボルドー仕上げ」のハウジングカバー。使われている漆は、ベースとなる黒漆と箔貼用の接着漆。奥行き感を最大に見せる部分には、硫黄でいぶした何種類もの色銀箔を、ちぎり絵の様に貼りこみ、FOSTEXロゴはプラチナ箔貼りである。
また、ハウジングの材料には肌目が緻密で堅く、表面が美しく仕上がる高級材「水目桜」を使用。思わず息を飲んでしまうような、その高級感溢れる美しいフォルムは、全く飽きがくることがなく、一生モノのヘッドホンとなることは間違いない。
高級ヘッドホンの魅力は、コストの問題と比較したとき、それを軽々と超える性能の高さというメリットにある。並のイヤホンやヘッドホンとは、同じ曲が全くの別物に聞こえてしまうような、高級ヘッドホンで経験できる音楽の世界を、是非体験してみてはいかがだろうか。
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