by Law Society of Upper Canada Archives
恐らく多くの人が一度は「ジョゼフ・マーフィー」の名を耳にしたことがあるだろう。ジョゼフ・マーフィーは、潜在意識を利用することによって自らや周りの人さえも成功、幸福へと導く「潜在意識の法則」を提唱した、イギリスの自己啓発作家である。
出版から何年も経った現在でも、ジョゼフ・マーフィーの書籍は書店でよく見かけるほど根強い人気を誇っている。
今回は、世界中の人から愛読されて止まない、ジョゼフ・マーフィーの著書の中から、選りすぐりの5つの名言をご紹介する。
ジョゼフ・マーフィーの名言#1:「失敗にくじけそうになったときに」
未知の領域に挑戦することに対して、恐怖を感じる人がいる。その理由は、「失敗して皆に迷惑をかけたらどうしよう」という失敗への恐怖である。「失敗を恐れるな」と言われると当然すぎて自分の中に落とし込めないものだが、ジョゼフ・マーフィーの「失敗することを望んでいる」という名言を聞くと、不思議と受け入れられないだろうか。
ジョゼフ・マーフィーの名言#2:「人間関係に悩みそうになったとき」
人間関係の縺れは、仕事場やプライベートなど、あらゆる箇所でつきまとう問題である。原因は多種多様だが、その中でも「自分はこんなに一生懸命やっているのに、相手は見合ったことを返してくれない」という気持ちから派生するものは比較的に多い。ジョゼフ・マーフィーが話すように、最初から相手の見返りを求めない「ギブ・アンド・ギブ」の精神を根本に持つことが、不要な争いを避けることに繋がる。
ジョゼフ・マーフィーの名言#3:「自己成長を遂げたいとき」
「私はこんなに仕事を頑張っているのに、周囲から評価されない」。そんな悩みを抱える人間の多くが、今の自分を愛する自己愛思考となっている。自己愛は決して悪いことではなく、ジョゼフ・マーフィー自身も推奨しているが、矛先が現在にだけ向けられていると自己成長を止める恐れがある。自分が成長したいとき、周囲から評価をもらいたいときに何より重要なのは、自分がなりたいと思い描いている「理想の自分」を愛することなのだ。
ジョゼフ・マーフィーの名言#4:「幸福な人生を送りたいとき」
あなたの周囲を見渡すと心当たりがあるかと思うが、寄り付かれない人と寄り付かれる人の大きな違いは、「言葉の使い方」である。「疲れた」や「だるい」などのネガティブな言葉を発する人の下には、ネガティブなオーラが溢れ、誰も寄り付かなくなる。
しかし一方で、「楽しい」や「ありがとう」といったポジティブな言葉を用いて常日頃から笑顔の人の下には、自然と多くの人が集まってくるもの。「何も言葉1つで」と感じる人もいるかもしれないが、言葉の選択一つひとつがあなたの人生を形作っていると言っても過言ではない。
ジョゼフ・マーフィーの名言#5:「人生に迷ったとき」
「類は共を呼ぶ」という言葉があるが、まさに人間は似た考え方や夢、感覚を持つ仲間同士で集まる性質を持っている。自分の仲の良い知人を思い出してほしい。愚痴ばかり吐露する仲間だろうか、それともいつも笑顔で夢を熱く語ってくる仲間だろうか。もしあなたの周囲が愚痴ばかりを吐く居心地の悪い環境であるならば、その環境から即刻抜け出す必要がある。自分が目指すべき道や理想に近い環境に身を投じることが、あなた自身を幸福な人生へと誘ってくれるに違いない。
「残るものには、必ず残るだけの理由がある」とよく聞くが、今回ご紹介した名言を読んでいただければ、ジョゼフ・マーフィーの名言が時代を超えて多くの人に愛用されていることも頷けるかと思う。事実、筆者は以前経営者のインタビュー記事を執筆していたことがあったのだが、「おすすめの本は何ですか?」と聞くと「ジョゼフ・マーフィーの本はいいよ!」と話す経営者が多かった。
ジョゼフ・マーフィーで学んだ人生哲学は、仕事やプライベートにも活かせるものなので、人生のバイブルとして一冊手元に置いてみてはいかがだろうか。
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