マーク・ザッカーバーグが大学在学時に学生寮のパソコンで開発したFacebookは、今や世界を代表するSNSだ。
2人目の娘が生まれ、これから2か月間育児休暇に入ることを宣言したり、自身の持っているFacebookの株の99%を慈善事業に寄付することを発表したりと、世間の注目を集めているマーク・ザッカーバーグ。
そんなFacebookの創業者、マーク・ザッカーバーグの名言には、Webマーケティング・広告の本質やインターネットの価値、企業経営の在り方など、ビジネスマンにとって重要なアイデアがたくさん詰まっている。そしてマーク・ザッカーバーグのアイデアは、どれも斬新でフレキシブルだ。
今回はそんなマーク・ザッカーバーグの名言を紹介する。
マーク・ザッカーバーグが考える、広告の本質とは?
マーク・ザッカーバーグが開発したFacebookは、人々のコミュニケーションだけでなく、広告の在り方にも大きな革新をもたらした。マーク・ザッカーバーグは、広告に対してどのような考えを持っているのだろうか。マーク・ザッカーバーグの名言から見ていこう。
マーク・ザッカーバーグの名言#1 “日常的なやりとりも、広告”
「この間あのレストランで食事をしたんだけど、すごく美味しかったよ」「今度あのお店がセール期間になるから、買い物しに行かなくちゃ」といった日常会話。このような会話は、それを聞いた人の購買意欲を結果的に高める。マーク・ザッカーバーグは、そのことにいち早く気づいた。
マーク・ザッカーバーグの名言#2 “他人のプロフィールも広告”
企業が出す広告よりも「〇〇さんはこのブランドが好き」という情報の方が、広告効果が高いということは感覚的に分かるだろう。マーク・ザッカーバーグはFacebookのプロフィール欄に「好きな〇〇(ブランド、映画、本など)」を設けることによって、この現象を上手く利用している。
マーク・ザッカーバーグの名言#3 “信頼できる紹介者は、広告の至高”
口コミの広告効果が高いことは、周知の事実。しかし、通常の口コミサイトは、載せられる情報が匿名の人が書き込んだものであったため、信頼しづらいという難点があった。マーク・ザッカーバーグは、顔見知り同士で情報の交換ができるFacebookによって、この問題を解決した。
マーク・ザッカーバーグが考える、インターネットの価値
マーク・ザッカーバーグの名言から読み取れるインターネットの価値からは、インターネットをビジネスに上手く生かすための秘訣を見出すことができる。
マーク・ザッカーバーグの名言#4 “インターネットは「知の統合の場」”
マーク・ザッカーバーグは、インターネットを「知の統合の場」と考える。ウィキペディアなどの誰でも自由に編集できるサイトが、通常の百科事典のレベルを超えつつあることをふまえると、確かにその通りだ。
マーク・ザッカーバーグの名言#5 “世界はオープンであるべき”
インターネットがなかった時代は、あらゆる場面での選択肢は非常に少なかった。今では選択肢は非常に多い。例えばネットショッピングをする際、私たちは海外の商品の情報までも閲覧することができ、クリックをするだけで簡単に購入できる。マーク・ザッカーバーグは、こうした選択肢の増加が世界的な経済競争というダイナミズムを生み出し、産業の発展の加速につながっていると考える。
マーク・ザッカーバーグが打ち出す、Facebookの経営方針
マーク・ザッカーバーグの名言#6 “完璧よりとにかく実行を”
新しい機能が追加され、どんどん進化し使いやすくなっているFacebook。それは、マーク・ザッカーバーグによるこのような経営方針によるものなのだ。顧客のニーズに合わせ、サービスを柔軟に、こまめにアップグレードしていく方法はさまざまなビジネスに応用できそうだ。
マーク・ザッカーバーグの名言#7 “最大のリスクは、一切のリスクをとらないこと”
インターネットが普及して以来、顧客のニーズの変化は速くなった。マーク・ザッカーバーグは、保守的な経営を続けていては、企業が世の中からどんどん遅れていってしまうと考える。昔からある日本の大企業は、新しい戦略を実行するまでのプロセスがスムーズでない点が課題である場合が多い。マーク・ザッカーバーグの考えを取り入れ、解決していきたいところだ。
以上、マーク・ザッカーバーグの名言を紹介した。どの名言からも、マーク・ザッカーバーグが常識にとらわれずにフレキシブルな考え方をすることのできる、発想力の豊かな人物であることがうかがえる。また、マーク・ザッカーバーグには「世の中が本当に求めているのは何なのか」を見つけ出し、素早く実行する力がある。
これからの時代、求められるようになっていくのはこのようなフレキシブルで俊敏性のあるビジネスマンなのではないだろうか。
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