「老人と海」、「武器よさらば」そして「誰がために鐘は鳴る」といえば、言わずもがな、アーネスト・ヘミングウェイの不朽の名作である。戦争や恋愛など題材は違えど、ヘミングウェイの作品はどれもアメリカ的なハードボイルドな生き方を力強く描いている。
今回は、そんな世界中から愛され続ける作家・ヘミングウェイの珠玉の名言を5つをご紹介したいと思う。ヘミングウェイを読んだことがない人でも、ヘミングウェイの名言を読めば生活の中できっと活きてくるだろう。
ヘミングウェイ・珠玉の名言 #1
出典: Amazon.co.jp 1つ目のヘミングウェイの名言は、ノーベル文学賞を受賞したヘミングウェイの小説『老人と海』からの一文。小説の主人公であるサンチャゴは、漁師を生業とする老人。84日間、1匹も魚が取れないため、食料にも事欠く生活を送っていた。普通の人間であれば、心が折れてしまいそうな状況だろう。
しかしサンチャゴは、めげるどころか「今日こそは大きな魚が釣れるはずだ」と意気揚々と漁へ向かい続ける。どんな苦境においても、常に新しい1日に期待と希望を持ち続けるサンチャゴの精神は、是非とも真似したいもの。
ヘミングウェイ・珠玉の名言 #2
まさにビジネスマンに捧げたいヘミングウェイの名言である。人はいつになっても学び続ける生き物であり、学びの多くは人との会話の中に存在するという意味だろう。仕事に慣れている人ほど、話を聞くのがおざなりになりがちだと思うので、この名言を深く胸に刻み「聞くこと」に注視してほしい。
ヘミングウェイ・珠玉の名言 #3
3つ目のヘミングウェイの名言は、仕事で非常事態のトラブルが発生して、「あれもこれも対処しなければ」とパニックに陥ってしまったときに思い浮かべてほしい。どんなに事が重大であっても、その瞬間にできることは限られている。非常事態にこそ、今対処に利用できそうなものやことを冷静に判断し対処していく必要があるのだ。
ヘミングウェイ・珠玉の名言 #4
あなたは、尊敬する先輩や憧れている有名人がいるだろうか。会社に入りたての頃は目標の人がいるものだが、次第に目標とされる立場になり、自分にとっての目標の人が薄らいでしまう。しかし、目標の人(ヘミングウェイで言うヒーロー)は、生涯通じて持つべき存在。明確な夢を持つ上で、目標の人は良い指針を与えてくれるからだ。
ヘミングウェイ・珠玉の名言 #5
5つ目のヘミングウェイの名言は、仕事の失敗や人間関係のトラブルなどで、現実逃避をしたくなっている人へ捧げたい。確かに、時として現実逃避は精神を平静を担保する上で重要なのだが、現実逃避をした先に何か新しい発見があるというわけではない。むしろ逃げ続けた先には、もう二度と這い上がれないような深淵のみ。少し休息をとったら、必ず自分と向き合う時間を設け、また前へと歩みを進めてほしい。
今回ご紹介した「ヘミングウェイ・5つの珠玉の名言」は、どれもヘミングウェイの独自の仕事哲学が光る秀逸な言葉である。ヘミングウェイの名言が心にグッときた方がいれば、これを機にヘミングウェイの本にも是非挑戦してほしい。筆者の個人的なおすすめは、「ヘミングウェイ・珠玉の名言 #1」でも紹介した『老人と海』。今度は、あなただけの心を揺さぶってくれるような名言を探し出すのも楽しいはずだ。
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