ポスト印象派の代表的画家である、フィンセント・ファン・ゴッホ。ゴッホの明快な色使いが活かされた「ひまわり」は、言わずと知れた名作である。
世界中から画家として賞賛の名高いゴッホだが、実は、ゴッホの生涯は想像を絶するような挫折と失敗の繰り返しだった。
今回は、そんな波乱万丈な人生を送ったゴッホが世に残した名言の中から、とりわけ心に響く珠玉の5選をご紹介したい。ゴッホの数々の名言は、あなたの「今を生き抜くヒント」になるに違いないだろう。
ゴッホが残した、5つの珠玉の名言
by jan.titoゴッホが残した名言 #1
今でこそ、1つの絵画で184億円もの価格で落札されるゴッホの絵画だが、当時のゴッホの絵は全くといっていいほど売れなかった(生涯でゴッホの絵は1枚しか売れなかったという諸説も)。
しかし、ゴッホは37年間という短い生涯の中、たとえ絵が売れなくても、自分が大好きな絵を描き続けた。ゴッホは、生きているときに日の光を浴びることのできなかった不遇の画家かもしれない。しかし、ゴッホの不断の努力は、こうやって死後に実を結んでおり、そのことからも日々の努力はいつか実を結ぶことを証明している。
ゴッホが残した名言 #2
経済的理由から中学校を退学、伯父の会社で画商として働くも解雇、さらに未亡人に求愛し続けるが玉砕と、ゴッホの人生は挫折と失敗の繰り返しだった。しかしゴッホは、これらの挫折や失敗をマイナスなものとして捉えていない。むしろ、挫折や失敗こそが人生のスパイスになると考えている。
仕事やプライベートで何か嫌なことがあったら、ゴッホの人生と名言を思い浮かべてほしい。きっと「ゴッホに比べたらたいしたことない」と笑い飛ばせるだろう。
ゴッホが残した名言 #3
このゴッホの名言は、一見芸術家やクリエイターに向けられた言葉のように思えるが、万人に共通する言葉だ。あなたは、社会や仕事の規則や常識に縛られていないだろうか。できる人というのは、既存の規則や常識を徹底できる人間という意味でよく使用されるが、そういう人は、社会の常識を超えた新しいムーブメントを起こすことはできない。人と違った考えを持って行動することは勇気のいることだが、枠を超えた先に新しい発見が待っているだろう。
ゴッホが残した名言 #4
ゴッホは中学校に在籍していたときから、大人顔負けの絵を描いていた類いまれな才能の持ち主だった。しかし、そんな天才肌のゴッホは自分の才能に溺れたことはない。常に自分ができないことは何だろうかと探し出し、できないことをできるように情熱を注いでいた。年齢問わずに多くの人が、生涯勉強し続けるという姿勢を真似するべきだ。
ゴッホが残した名言 #5
人間誰しも、生きていれば辛いと思うような困難に直面する。時には困難な出来事の連続で、「なんて自分は不幸なのだろう」と嘆きたくなることもあるかもしれない。しかし、大事なのはそれらの困難を笑いに変えて吹き飛ばすパワー。不幸をも笑い飛ばす明るいあなたの元に、周囲の人は自然と引き寄せられるに違いない。
ゴッホの生涯は37年間と短命であったが、その短い人生を精一杯駆け抜けたからこそ、時を超えた今でも、多くの人の心を魅了しているのだと思う。ここで紹介したゴッホの名言が、今後のあなたの人生の糧となってくれたら幸いだ。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう