「朝起きて支度するのがめんどくさい」や「会社に行くのがめんどくさい」といった「めんどくさい」感情は、終始自分の生活にまとわりついてくるもの。しかも「めんどくさい」と思えば思うほど、余計に身体を動かすのが億劫になるのだから厄介極まりない。
今回は何をするときも「めんどくさい」という感情を拭えないあなたに、「めんどくさい」がなくなる方法が満載な1冊、『「めんどくさい」がなくなる本』(著者:鶴田豊和氏)をご紹介したい。
「めんどくさい」を防ぐための4原則
まず「めんどくさい」という感情は、「やらなきゃ」と思い込み、色々と考え巡らせた結果、生じるネガティブな感情だと知っておこう。何かをやらねばならないと思えば思うほど、「めんどくさい」と感じやすくなるので、一番の肝は「やらなきゃ」と思考する脳のメカニズムを停止させることである。
筆者の鶴田氏は、下記の「めんどくさい」を防ぐための4原則を提示している。
「めんどくさい」を防ぐための4原則
①「やらなきゃいけないこと」を減らす
②「やらなきゃ」をなくす
③「やらなきゃ」と思ってもいろいろと考えない
④「根性ではない行動」
どうやらこの4原則を日常的に取り入れると、飛躍的にめんどくさい場面が減るらしい。
「めんどくさい」を防ぐ実践的方法
先ほどご紹介した「めんどくさい」を防ぐための4原則だが、具体的に実生活でどのように取り入れるのかを紹介する。
①「やらなきゃいけないこと」を減らす
多くの人間は、やる必要のないことを「やらなきゃいけない」と思い込む傾向にある。したがって、必要がないことに対しては、「やらなくていい」という気持ちで構え、何かのついでにやりたくなったらやるといい。また、自分が何に対して「めんどくさい」と感じているのかノートに書き出していき、「めんどくさい」の表面化も重要である。
②「やらなきゃ」をなくす
どうしてもやらなければいけない仕事に関しては、「やらなきゃ」ではなく「やりたい」と自分に言い聞かせるようにする。よく風邪を引いてしまったときに、「風邪を引いている」と思うと余計に具合が悪化し、「自分は元気」と言い聞かせると風邪を忘れるだろう。要は、気の持ちようなのだ。
③「やらなきゃ」を増やさない
ひとつ「やらなきゃ」と考えてしまうと、紐づけて他のことに関しても「やらなきゃ」という感情が芽生えてしまう。例えば「布団干さなきゃ。でもその前に他の洗濯をして...…」というように「やらなきゃ」を羅列してしまうと、「めんどくさい」の感情は増長してしまう。
④「根性ではない行動」
「めんどくさい」は、根性で拭えると思ったら大間違い(もちろん、松岡修造氏のような一部の人は除いてたが)。めんどくさいと感じないようにする唯一の感情は「パッション」である。例えば、第三者から見て「あの人、毎朝ランニングしているけど、めんどくさくないのかな?」と思うようなことであっても、本人が「自分は好きな人に可愛いと思われるために、絶対10キロ痩せるんだ」という夢とそこに向かうパッションがあれば、ランニングは「めんどくさい」行為と感じないはず。
めんどくさいの番外編:「休息」も大事
by Moyan_Brenn ここまで「めんどくさい」を防ぐための4原則を紹介していきたが、何も全ての「めんどくさい」に適用させるべきではない。時には、本当に休息が必要なこともある。特に「めんどくさい」の原因が、精神的な疲れから来ているものであれば、無理に何かをしようとしたり、「めんどくさい」感情を治そうとすること自体、自分に重いプレッシャーを与え、深刻な病に陥りかねない。
「めんどくさい」というネガティブな感情は、物事を楽しむというポジティブな感情までも奪ってしまう。だから、多忙や人間関係の縺れなどの精神的な疲れに思い当たるふしがあるのならば、「めんどくさい」というネガティブな感情について深く考えずに、十分な休息を取るように。
今回ご紹介した『「めんどくさい」がなくなる本』は、10万部を超えた超人気のベストベラー本となった。まさに誰しもが「めんどくさい」という悩みを抱えている証拠。そんな現代病「めんどくさい」を真剣になくしたいと考えているあなたには、騙されたと思って、めんどくさいがなくなる方法を実践してみてほしい。
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