個人差こそあれど、一生の中でも自分の家を引っ越すという経験は非常に稀有なものではないだろうか? 車を買うということ以上に、家を買うということはひとつの重要な選択だ。それ故、家探しは難しくも楽しくもある。
そんな家探し(特にマンション)の予備知識として把握しておきたいのが、「ブランドマンション」と呼ばれるものだ。ブランド=自社製品を他社製品と区別させることを意図して設計された名称、言葉、シンボル、デザイン。
マンションブランドというものもファッションブランドと同じ、ある種の差別化であり旗印なのだ。「◯◯マンションはおしゃれ」とか「◯◯マンションは豪華」といった具合で、それは同時にマンション界の高級マンションということになる。
今回はそんな「ブランドマンション」というものにフィーチャーしつつ、ZUU onlineが発表した番付「高級新築マンションブランドランキング9選」に加筆を加えた「購入前に知っておくべきマンションブランド10選」をランキング形式でご紹介。
高級ブランドマンションランキング Top10
Rank.10 / POLESTAR(ポレスター)by. マリモ
出典:www.polestar-m.jp 都市型マンションよりも郊外型のハイクオリティマンションを展開しているのが、マリモのブランドマンション・POLESTAR(ポレスター)である。
関東だと東京の昭島市、横浜や宇都宮市に同マンションブランドは存在していて、いわゆる高級住宅街ではない、都会の喧騒からは離れた場所ーー「住宅と自然の融合」が同マンションブランドの特徴。それ故、広々とした空間利用が可能となっており、家族向けマンションに最適なブランドとなっている。
都心へのアクセス面や資産価値の持続という点では他ブランドに劣るものの、マンションとしてのクオリティや安全面はバッチリ。結婚という新しい第一歩を踏み出すあなたに、ぜひともおすすめしたいマンションブランドだ。
Rank.9 / パークコート by. 三井住友レジデンシャル
出典:www.31sumai.com 高級マンションブランドの第9位には、国内最高クラスの知名度と人気を誇る住宅分譲会社・三井住友レジデンシャルから「パークコート」がランクイン。
都会志向のマンションを数多く展開しつつ、そこに求めるのは「都会の静寂」。「都会だし、うるさいんでしょ……」といった認識を覆すラグジュアリー空間を提供することが同マンションブランドのコンセプトになっている。
まさしくラグジュアリー・マンションといった感じで、その分価格帯も最高クラス。しかし都会からのアクセスも良く、資産価値も変動は小さいだろう。
Rank.8 / BRANZ(ブランズ)by. 東急不動産
「人生を極める住まい」というコンセプトを持つことで、普遍的な価値を放ち続ける東急不動産のブランドマンション「BRANZ(ブランズ)」。
同ブランドマンションもまたラグジュアリー・マンションといった感じで、ワンランク上の上質を感じさせるマンションが勢ぞろい。都心過ぎずアクセスも程よい位置に構えているマンションが多く、様々な人のニーズに合わせられるようなブランドとなっている。
とはいえ、やはりなんといってもその魅力は「デザイン」という一言に尽きる。思わず溜息すら漏れてしまいそうな美しいマンションデザインは、あなたの目に焼き付いて離れないことうけあいだ。
Rank.7 / DRESSER(ドレッセ)by. 東急電鉄
出典:www.d-meguroohashi.com 当ランキングの第7位となったのは、「住むほどに満足できるワンランク上の住まい」をコンセプトとする東京急行電鉄のマンションブランド・DRESSER(ドレッセ)。
同マンションの素晴らしい点は、ハイクオリティかつラグジュアリーな空間を演出していながら、それを嫌味にならないように抑えているところにある。東京急行電鉄が手掛けるということで東急沿線の物件が非常に多いのも特徴。
立地選びから細部の設計に至るまで、快適な住空間をつくるために一貫したマンション建設が行われており、快適性という点では国内最高クラス。まさに大人のためのマンションブランドといっても過言ではない。
Rank.6 / Brillia (ブリリア)by. 東京建物
出典:www.b-ueno8.jp 「洗練」と「安心」という言葉を2大コンセプトとしている東京建物株式会社のマンションブランド・Brillia (ブリリア)。
厳しい立地審査を重ねた末に生まれる当ブランドのマンションは、コンセプト通りの高い安心を顧客に与えており、彼らからも高い信頼を得ている。「安心」という観点からマンション選びを鑑みた時には、絶対に注目してほしいマンションブランドである。
また、物件数の多さ・幅広さも同ブランドの特色。都心部・郊外問わず、幅広い地域でマンションを展開している。それぞれのクオリティは言わずもがな。当ランキングの中でも、とりわけおすすめしたいマンションブランドとなっている。
Rank.5 / シティタワー by. 住友不動産
出典:www.ct-musashikosugi.com ブランドとしての長い歴史を持つマンション・シティタワーは、当ランキングの第5位にランクイン。言わずと知れた住友不動産が展開している当ブランドマンションは、新宿や品川、武蔵小杉などにマンションを構えている。
クオリティにアクセス、デザイン性など、すべてにおいて「ハイクラス」の称号を与えても良いようなマンションブランドで、今更言葉で言うこともない王道中の王道でもある。
(成功した)若手ビジネスマンから高齢の富裕層まで、幅広い層に愛されていて、高級感や他人からの羨望という点ではお墨付きなマンションブランドだ。
Rank.4 / LIONS MANSION(ライオンズマンション)by. 大京
出典:lions-mansion.jp 1968年からの半世紀近い歴史を持つマンションブランド・LIONS MANSION(ライオンズマンション)。ランキング第4位ではあるが、知名度的に言えば第1位といっても過言ではないかもしれない。
誰もが知る高級マンションとして名高い当ブランドマンションは、そのマンションのラインナップの多さが魅力。南向き物件から庭付き物件まで、高級マンションの全てを取り揃えている。新マンション探しでは絶対に欠かせないブランドとしてご紹介せずにいられない。
高いデザイン性を有しながらも基礎にこだわり、100項目以上にわたるチェックでマンションの安心性と高品質を維持している。家族向けでもあり、一人暮らし向けでもある当マンション。その真価をぜひご自身の目で確かめてみて欲しい。
Rank.3 / パークシティ by. 三井住友レジデンシャル
出典:www.31sumai.com 当ランキングの第3位にランクインしたのは、「自然との一体化」をコンセプトにマンションづくりを続けてきた、三井住友レジデンシャルのブランドマンション・パークシティ。
都会の中にひっそりと佇みながらもその存在感は他社の羨望を集める、そんなマンションを数多く展開。「環境創造型大規模住宅シリーズ」という名が示すように、大規模でありながら、新しい空間を我々に魅せてくれる。
Rank.2 / パークタワー
出典:www.31sumai.com ランキングの第2位には、同じく三井住友レジデンシャルのブランドマンション・パークタワーがランクイン。数多のグッドデザイン賞を総ナメにしてきたデザイン性の高さは、日本中からの憧れの的、デザインマンションのアイコン的存在となっている。
マンション全体のブランド戦略として、内装や塗装など「見てわかるクオリティ」、優れたデザインや雰囲気など「体感できるクオリティ」、強度や基礎など「後になってわかるクオリティ」を三つの柱としていて、常に躍進を続ける同ブランド。その進化と真価を同時に見てみてもらいたい。
Rank.1 / PROUD(プラウド)by. 野村不動産
出典:www.proud-web.jp 栄えある高級マンションブランドランキングの頂きに立ったのは、野村不動産が展開するブランドマンション・PROUD(プラウド)だ。首都圏や関西地方を中心にマンションを展開している同ブランドは、「お客様中心」というコンセプトをマンションづくりの土台としている。
マンションとしてのクオリティはもちろんのこと、アフターサービスから新しいライフスタイルの提案まで、そのサービスは多岐に渡っている。野村不動産が持つ安心性と透明感も、同マンションブランドの人気を底上げする要因となっているのだろう。
以上、ハイクラスで人気なブランドマンション10選だったが、大事なのはランキングの順位ではない。自分に合ったマンションを探すことだ。そのひとつの選択・道しるべとして、ブランドマンションという選択も悪くないだろう。
ブランドマンションのメリットは数多くあるが、「資産価値が下がりにくい」という点と「マンションとしての質」という二点は、やはりこういったブランドマンションの最たる特徴なのだろう。不景気に、地震大国である日本。その両者を解決するマンション選びに、ブランドマンション一役も二役も買ってくれることだろう。
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