ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.571〜本当に好きな事とは!?〜」では、ホリエモンが好きなことで生きていくために不可欠なことを語った。
今回取り上げた質問は、「好きな事をして暮らせれば、どんなに素敵だろうと思います。音楽が好きな人なら一日中音楽をしていればいいし、プログラミングが好きな人なら一日中プログラミングをしていればいい。
しかし、何をするにしてもマネタイズができなければ意味がありません。それは結局、お金がないと生きていけないという切実で現実的な問題があるからです。一流になれなくていい、お金が稼げなくてもいい、好きなので音楽さえできれば満足だという要望があっても叶えられないのが現実です。この要望を実現するにはやはりベーシック・インカムだと思いますが、他にやりようはありますか?」という質問。
仕事の逃げ道と「本当の好き」は違う!
ホリエモンは、「全てマネタイズしなくても、例えば田舎暮らしをすれば野菜や卵くらいは自給自足できるし、近所の農家から食べきれないほどの野菜を頂いたりすることはある。住む所に文句を言わず工夫すれば、そこまでマネタイズを考えなくてもやっていけるけどね」と回答。
ゲーム実況で収入を得るYouTuberやホリエモンの知り合いでもあるクイズ王の古川洋平氏など、最近は好きなことを仕事にする人が注目されている。
誰もビジネスにしていなかった趣味をマネタイズするのは容易ではない。ホリエモンの意見は、それでも田舎暮らしなどで生活費を削れば生きていく分のお金を稼ぐのは難しくないということだ。
しかし、今回のゲストでLiNK-UP株式会社などの創業者 小田吉男氏はそもそも質問者のいう「好きなこと」が本当の好きなのかどうかが疑問だと話す。彼らの周りにいる好きなことを仕事にした人たちは、それこそ周りから見れば尋常でないほどの趣味だからこそ仕事にできたのだ。
それに比べて生きる方法ばかりを考えている質問者は、「一般的な仕事をするのが嫌だから好きなことに逃げているだけなんじゃないかな?」と小田氏は話す。仕事にできるほどの「本当の好き」とは、一体どんなものなのだろうか?
気付いたら周りからプロだと呼ばれるような人が、本当のプロ!
仕事にできるほど趣味を極める人について小田氏は、「例えば、クイズ王の古川氏はクイズ王になりたくてクイズを頑張っていたわけじゃない」と話す。プロになるために努力したのではなく、ただクイズが好きだからその研究を続けていただけなのだ。
趣味を仕事にできる人は、一般から見れば異常なほどの情熱を持っている。そうした人は、周りからの評価ではなくただ好きなことをやっているうちに気付いたら周りからプロと呼ばれるようになっているのだろう。逆にいえば、それくらいの情熱がなければ好きなことでマネタイズなどできないのだ。
ホリエモンは、「(生活のことなんかを)心配しているような人は、プロにならないよね」と話す。他人の評価や現実の生活を省みない人こそが、前例のない道を突き進めるのだろう。
好きなことで生きていくためには、間違いなくそれと実生活を天秤にかけなければならない。それでも自分の「好き」という気持ちだけを信じ続けられた人が、それを仕事にできるのだ。
ホリエモンが趣味とマネタイズについて語った「堀江貴文のQ&A vol.571〜本当に好きな事とは!?〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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