毎晩、快適な深い睡眠をあなたは得られているだろうか。寝室の照明は、そういった睡眠の質に影響すると言われるほど大事なもの。照明一つで、あなたはぐっすり眠れるようになるのだ。
明るさや色合い、設置する高さなど、今回は3点に絞って寝室用の照明選びについてご説明していこう。以下の3点に気を付ければ、あなたの睡眠の質が向上すること間違いなしだ。
寝室の照明は色選びが最重要
寝室の照明選びにおける最重要項目は、取り付ける照明の色である。
照明の色は、基本的に青白い「昼白色」、白っぽい「昼光色」、オレンジがかった「電球色」の三種類に分類される。昼白色・昼光色の二色は目に対する刺激が大きい上に、交感神経を刺激しやすい。つまり脳が活性化され、興奮状態になってしまうのだ。上記二色の照明を寝室で使用していると、ぐっすりと深い眠りを得ることは難しくなる。
寝室の照明に最も適しているのは、オレンジ色っぽい「電球色」なのである。電球色は目に対する刺激も少なく、副交感神経を刺激する色のため、リラックスした気分になる。
寝室用の照明は、「電球色」のものを選ぼう。
寝室の照明を設置する際は、高さもしっかり検討するべし
寝室用の照明はもちろん色合いも大事なのだが、より快適な睡眠を得るためには、照明を設置する高さにも気を配りたいところ。
高いところから照らされる方が、人間はより集中力が高まる傾向にある。就寝前など、リラックスしたい時はより低い位置から照らす方が良いのである。
折角電球色の照明があっても、頭上高くから照らしていればリラックス効果が薄まってしまう。また、いくら電球色の照明であっても、枕元など目の近くに設置するのは好ましくない。直接目に当たらない適切な位置に設置しよう。
適切な照明の明るさとは?
寝室用照明の明るさは、一般的に「30ルクス程度」までが望ましいとされている。ルクスとは明るさを表す単位のこと。30ルクス程度の明るさというのは、ろうそくの明かり程度のことだ。
大分暗く感じるだろうが、蛍光灯についているオレンジ系の豆電球も、だいたい30ルクス程度だそう。照明の適切な明るさにはもちろん個人差がある。自身が好む明るさがわからないという人は、何度か照明の明るさを変えて試してみるとよい。
30ルクスといえども、目が直視してしまうような位置に照明があるのはNGだ。自宅の寝室でそのような位置に照明がある人は、消灯して寝るほうが好ましいかもしれない。
寝室の照明にするなら
昨今は照明にも様々なデザインのものがあり、インテリアとして寝室に置く人も大変多い。あなたの寝室を彩ってくれる照明を、以下に少しご紹介しよう。
置き型照明で、光を分散
出典: Amazon.co.jp 一般的に日本家庭では、「シーリングライト」という一つの照明で部屋全体を照らす照明が多い。しかし寝室の照明ならば、間接照明を多数おいて光を分散させる「多灯分散」型のスタイルがおすすめだ。
好みの照明を置いて、寝室を自身好みの雰囲気へと演出しよう。
照明付のベッド
出典:www.bed-tsuhan.com 寝室の照明を変更するのは難しい、という人には、照明付きのベッドがおすすめ。わざわざ照明を購入せずとも、そもそもベッドに付いているのだ。
ただし、自身の好みに合った照明かどうかはわからない。購入の際は、事前にきちんと確認を。
「最近ぐっすり眠れたことなんてない」というあなたの悩みの原因は、もしかしたら寝室の照明にあるのかもしれない。今回の記事を参考に、より良い快適な睡眠を目指してみてはいかがだろう。
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