HOME「読書を始める前に読みたい」5冊のおすすめの読書術本:習慣化から速読術、絶対に忘れない方法まで!

「読書を始める前に読みたい」5冊のおすすめの読書術本:習慣化から速読術、絶対に忘れない方法まで!

蓮見彩

2016/02/17(最終更新日:2016/02/17)


このエントリーをはてなブックマークに追加

「読書を始める前に読みたい」5冊のおすすめの読書術本:習慣化から速読術、絶対に忘れない方法まで! 1番目の画像
by martinak15
 「食費を削ってでも本を読め」と言う経営者がいるほど、社会人のサバイブスキルに直結する「読書」。大の大人であれば、「本は全く読まないです」という発言は正直控えたいものだ。とはいえ、長らく読書をする習慣がなかった読書初心者にとっては「明日から読書しよう」と思い立っても、何から手をつけていいのか分からず、すぐに挫折しまいがちだ。

 そこで今回は、「読書のモチベーションがあがらない」「効率的な読書の仕方が分からない」「読書した内容を忘れてしまう」といった初心者が陥りやすい、読書でありがちな3つの問題を解決するための読書術本をご紹介したい。

「読書を始める前に読みたい」5冊のおすすめの読書術本まとめ

  • 1冊目:『バカになるほど、本を読め!』(著 神田昌典)
  • 2冊目:『読書の腕前』(著 岡崎武志)
  • 3冊目:『レバレッジ・リーディング』(著 本田直之)
  • 4冊目:『大人のための読書の全技術』(著 齋藤孝)
  • 5冊目:『読んだら忘れない読書術』(著 樺沢紫苑)

おすすめ読書術本えらび:①読書のモチベーションがあがらないとき

 まずは、読書のモチベーションがあがらないときにおすすめしたい読書術本である。

1冊目:『バカになるほど、本を読め!』(著 神田昌典)

 日本一の経営コンサルタントと名高い神田正典氏は、これまで多くのビジネス本のベストセラーを生み出してきたわけだが、その文章力は読書を通して培ってきたようだ。

 そんな読書に精通した神田氏が最近執筆した本が、『バカになるほど、本を読め!』である。タイトルの「バカになるほど」と書いてあるように、賢い読書術ではなく一風変わったクレイジーな読書術だと言うのだから、そそられること極まりない。さらに、初心者の人が楽しく読書できるための「読書会」を勧めているので、一人ではどうしても読書が進まないという寂しがりやさんには是非こちらを参考にしてほしい。

2冊目:『読書の腕前』(著 岡崎武志)

 お笑いコンビ・ピース、もとい芥川賞受賞作家・又吉直樹氏も推薦した、初心者から上級者にまで広くおすすめできる読書術本が『読書の腕前』である。

 一冊の本を読了するには、読みたいというモチベーションとそれなりの体力が必要となってくる。『読書の腕前』の中では、どこでどんなシチュエーションで本を読むとモチベーションが上がるのかなど、具体的な解決策を提示している。著者は大の本好きとあって、「本を読むための旅行」など、普通では考えられない読書術が満載だ。

おすすめ読書術本えらび:②読書の仕方が分からないとき

 次にご紹介したいのは、いざ読書を始めたが読書の仕方が分からないという人におすすめしたい読書術本である。

3冊目:『レバレッジ・リーディング』(著 本田直之)

 読書術の大定番とも言われる本『レバレッジ・リーディング』。時間がないとき、いかに効率良く多くの本の内容を理解できるか、というノウハウに特化した一冊である。

 読書術本の多くは「読書はスピードが大事」と強調しているが、著者の本田直之氏は「読書は量が大事」と話す。――その理由はなぜなのか。

 本書を手にするとその理由が解明され、自分の中にすんなり落とし込めると思う。また知名度も高いので、本好きな上司や同僚の前で話題に出すと盛り上がるかもしれない。

4冊目:『大人のための読書の全技術』(著 齋藤孝)

 精読・速読をしたいと考えている人や、どんな本から読み始めればいいか分からない人に勧めたい読書術本が『大人のための読書の全技術』。

 要点を押さえた読書法など、事細かなアドバイスが記載されているのに加えて、社会人が読んでおくべき50冊の必読リストも収録されており、一冊で二度美味しいお得な内容となっている。

おすすめ読書術本えらび:③読書した内容を忘れてしまうとき

 最後にご紹介したいのは、読書した内容を忘れてしまう人におすすめしたい読書術本である。

5冊目:『読んだら忘れない読書術』(著 樺沢紫苑)

 本書『読んだら忘れない読書術』は、電車や書店など多くの場所で大々的な広告が出されていたので、表紙を見かけたことがある人も多いだろう。

 ここにある読書術は、速読でも精読でもなく、本から吸収した内容をビジネスなどの次の場に活かすための方法である。

 いくら大量の本を読んでも、そこで学んだことを仕事で活かせなかったり、誰かにこういう内容だったと話せなかったりできなければ、読書をした意味がない。単に読書する習慣をつけるのではなく、意味ある読書を目指すために読んでいただきたい一冊だ。


 読書術本は、本という商品の取り扱い説明書みたいなもの。最初から無防備な状態で読書に取りかかるのではなく、しっかりとマニュアルを武装してから読書に挑んでいくべきだろう。本書に取り上げた読書術本で読書の仕方を学んだら、思う存分読書の世界に飛び込んでいってほしい。


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード