あなたの周囲にいるお金持ちを想像してみてほしい。頭脳と身体ともにスマート、おまけにキレイな彼女や奥さんまでも。こう思い返してみると、お金持ちはお金だけでなく、優れた容姿と充実した生活の全てを持っているのだから、「なんと世の中は不公平なのだろう」と嘆きたくもなる。
しかし大半のお金持ちは、生来からこれらの能力を身につけているわけでは決してない。お金持ちのこれらの能力は、全て「習慣」がもたらした賜物である。
今回は『なぜ賢いお金持ちに「デブ」はいないのか?』の中から、お金持ちのお金持ちになるための3つの習慣をご紹介したい。もうお金持ちになれないと半分諦めているあなたにこそ、最後のチャンスだと思って是非とも読んでいただきたい。
これまで、3000人を超えるお金持ちとのインタビュー経験により、著者の田口 智隆氏が見つけたもの――。それは、真のミリオネアたちが「絶対にやらない哲学」を持っているということだった。
お金持ちの食習慣
数年前であれば、お金持ちは少しぽっちゃりとした貫禄ある人というイメージがあったかと思うが、最近はお金持ち=スレンダーな容姿というイメージの方がしっくりくる。あなたの周囲にも、筋肉のある細身な身体をお洒落なスーツに身を包んだ若社長や仕事ができる上司などいるだろう。
なぜ、お金持ちにスレンダーな体型が多いのか。それはお金持ちなは身体は資本であることを十分に理解し、人並み以上に食習慣に注意を払っているからだ。本書の中では、お金持ちは下記のような明確な食事基準を持っていると述べている。
お金持ちの食事基準
・1日1800kcal以上は摂取しない
・ラーメンのスープは飲み干さない
・A店のハンバーガーは食べないが、B店のヘルシーなハンバーガーは食べる
・ご飯のおかわりをしない
お金持ちはこの食事基準を持っているのに加え、次のような仕事時に意識している食事習慣があるらしい。
お店に浮気しない
大事な取引先相手や上司を食事に連れて行くときは、グルメサイトで評価の高そうな店や知人から聞いた優良な店を選びがちだ。しかし、いくら良い評判があろうとも、行ったことのない店へ連れて行くという博打は打つべきではない。事前に自分が行ってみて、「本当にここは良いお店だ」と思うような行きつけの店を紹介するのがベストである。行きつけのお店であれば、自分の食べる量を管理しやすいことに加え、リラックスできる環境下にあるので、その後の仕事で最大限のパフォーマンスを発揮できるだろう。
二次会には参加しない
飲み会に参加すれば、必ずある二次会の勧誘。周囲の誘いについ乗ってしまいたくもなるが、お金持ちは決して二次会には参加しない。理由は簡単で、酒の場で大事な仕事の話は出ないからだ。そんな酒の席に労力を注ぐよりは、昼間に美味しいお店にランチに誘う方が、仕事の話もしやすいため良い人間関係が構築されるらしい。
お金持ちの恋愛習慣
お金持ちは誰もが羨むような才色兼備なパートナーがいる。これもまた、お金持ちが良き恋愛習慣を持っているのが要因である。下記は、お金持ちの恋愛習慣の例である。
自立したパートナーを選ぶ
まずは、良いパートナーが見つからないという人に対して、素敵なパートナーを選ぶ恋愛習慣を教えたい。
好きという感情だけでは、パートナーと長く良好な関係は築けない。大切なのは、自分の価値をしっかりと持ち自立したパートナーを選ぶことである。その人が自分と価値観が合うのかを確かめたい場合は、食事の好みが合うかを基準にするといい。男女のすれ違いはしばし食から発生すると言われるほど、食への価値観一致は重要な視点なのである。
パートナーにプレゼントを送る
次に、パートナーとすぐに別れてしまうという人に対して、素敵なパートナーと長続きさせるための恋愛習慣をお伝えする。
お金持ちはパートナーに常にプレゼントを送る習慣を持っているそうだ。最初の頃はプレゼントをあげていたけど、時間が経つにつれ、おざなりになってしまうという人もいるだろう。しかしパートナーにプレゼントをあげ続けるという継続的な習慣の先に、相手からの信頼や感謝が待っているものだ。
お金持ちのお金の使い方習慣
お金持ちは、普段からお金の使い方も習慣的に意識している。下記は、お金持ちのお金の使い方習慣の例である。
レシートをこまめにチェック
レシートは受け取らない主義な人も多いかもしれないが、できればレシートは受け取り、その日の内に自分はいくら使ったのかを計算するべきだ。1日にいくら支出があり、自分はどんな物にお金をかけるのか、という傾向を知ることは、感情的な無駄遣いを減らすのに一役買う。とはいえ、レシートを財布の中に入れたままだと貧乏くさいので、確認をしたらその日のうちに捨てるように。
自分のこだわりを大事に
お金持ちがお金をかけているのは「こだわり」。決して高級なブランド品に身を包めということではない。「自分は時計が好きだ」「本が好きだ」というこだわりたい事や物があるはずだ。自分が好きな事や物には、惜しみなくお金をかけて「自分のこだわり」を大事にする。それが良質なお金持ちになる近道と言えよう。
生きていれば世の中不平等だと感じることが多々あり、生まれもっての天才的な人間が存在していることも否定できない。しかし、お金持ちは生来の能力に頼って一代を築いたわけではなく、習慣という名の日々の積み重ねがお金持ちになりえた要因なのだということを胸に深く刻んでほしい。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう