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ホリエモン「一緒に写真撮ってと言ってきた人で、一流になった人はいない!」 一流を越える方法とは?

野口直希

2015/11/15(最終更新日:2015/11/15)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。「堀江貴文のQ&A vol.568〜一流を越えろ!!〜」では、根強いファンも多いホリエモンが「成長したいなら、一流の人に会おうとするな!」と挑戦的な発言をしている。

 今回取り上げた質問は、「ミュージシャン志望です。一流の人がいる環境に身を置くことが近道だと感じています。そのため、音楽で一流の結­果を出しているアーティストに会いたいと考えています。

 バンドを上手く運営する方法を聞いたり、歌や楽器を教えてもらったりもできたら最高です。著名なミュージシャンの方には、どうやったら­会えるのでしょうか。20代なので焦っています」という質問。

ホリエモン「一緒に写真撮ってと言ってきた人で、一流になった人はいない!」

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 ホリエモンは、「僕は、それは違うと思う。『一流の人に会いたい』と言う人はたくさんいるけど、そういう人は会うだけで満足しちゃう。むしろ、一流の人に会いたいと思われるような自分になるのが近道だと思う」と回答。

 有名ミュージシャンのTAKURO氏(GLAY)も参加しているホリエモンのサロン。自身も握手や写メを求められることが多いホリエモンだが、「これまで、堀江さん一緒に写真撮ってくださいと言ってきた人で一流になった人はいない!」と話す。

 こうした経験から、有名人に会いたいという人のほとんどはだたのミーハーだと考えるホリエモン。「一緒に写真を撮ってとはよく言われるけど、『あのとき写真を撮ったおかげで成功した』と言われたことはないね」 と話すように、ホリエモンほどの有名人でもアドバイスのおかげで成功したという声を聞くことは皆無のようだ。
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 また、今回のゲストでLiNK-UP株式会社などの創業者 小田吉男氏が「この人のいう有名人がどの程度かは分からないけど、一流ミュージシャンの講座なんてどこでもやっている」というように、お金さえ払えばプロにアドバイスを貰える機会はいくらでもある。

 そうした講座ではなく、滅多に会えないようなミュージシャンだけに会おうとする姿勢も、質問者がただのミーハーに見えてしまう要因だろう。

アドバイスを貰うのではなく、アドバイスをしたいと思われる存在になる!

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 ミーハー心でミュージシャンに会えても、それだけでは有用なアドバイスをもらえることはほとんどないだろう。プロ側の視点に立てば、たまたま一度会っただけの人のことを真面目に考える義理などないからだ。

 ホリエモンチャンネルアシスタントの寺田有希氏が、「一目会えば何か言ってくれると期待しているのかもしれないけど、育てたいと思われなきゃ」という観点を質問者は完全に失っている。
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 プロにアドバイスをもらうことだけを考えたとしても、まず優先すべきはとりあえずプロに遭遇することではなく、プロにアドバイスしたいと思われるような人間になることだ。

 逆にいえば、わざわざ会いに行かずとも実力さえあれば自然とプロから目をかけられるはず。実力のあるアマチュアが、SNSでファンだと宣言していたプロとの仕事が実現した例も少なくない。

 何となくプロになりたいという受け身の姿勢では誰にも注目されない。色んな人から会いたいと思われるような存在になれば自然とプロにも会えるし、そうした段階になって初めて、本当に身のあるアドバイスも貰えるのだろう。

 ホリエモンがファンとプロの関係を語った「堀江貴文のQ&A vol.568〜一流を越えろ!!〜」。動画が見たい方はこちらからどうぞ!



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